ブログがいかに便利なものであるかを享受し、楽しんでいるのは、自分のサイト作成をブログから始めた「ブログ世代」だけであるように思う。ブログ世代とはすなわち「常時接続ADSL世代」とも言える。
私のようにホームページ作成ソフトを使って文章や画像を交えたファイルを作り、それを一括してUPすることに馴れてきた身には、ブログの画像UP方法や文と絡ませるやりかたはかなり面倒に思える。
これはブログ最高という世代でも、ひとつのホームページ作成ソフトになれたなら、こっちのほうが楽しいと言うものと確信している。自由度が違う。
たとえるなら、キイボードを使ってタッチタイピングに馴れたものがケイタイでメイルを打つのを苦手にするのと似ている。しかしメイルとはケイタイという世代には、何を言っているのだろうとなるだろう。
私の場合、ブログを始めたのは、「やってみたかったから」に過ぎない。ブログの価値は不特定多数とのやりとりにあるだろう。私は最初からその最大の特典を拒んでいるのだから意味がない。ホームページがないのならともかく、五年以上やっていて文章を書きためたそれがあるのだから、これもまた無意味となる。
しかし外国に行った場合を想定すると、自分のパソコンがなくても、もちろん使い慣れたホームページ作成ソフトなんてものがなくても、ネットカフェからUPできるのだから、その便利さは格別だ。いまのところそんな予定もないのだが、そんなことを考えつつ続けたりしている。さてどうするべきなのか。
思えばこの文章はまったくのブログ専用文だが、こんなことをしたのはこれが初めてである。今まで私のブログはホームページの補助的な存在だった。読者はみな、ホームページから来ていた。しかしそこに目新しいものはない。失望させたことと思う。逆に偶然ブログを知り、ホームページに来てくれたという人はひとりもいない。存在意義に悩む。
かといってこんなことを書いていてもしょうがないしねェ……。
さてさてどうしよう。昨年の7月から始めたから、いつの間にか8ヶ月経っている。早いものである。