凝りすぎた表紙
         
               (雲南でじかめ日記のトップペエジ)



 
 これを作ったのはいつだったろう。Flameで作ることを覚え、はしゃいでいたころに違いない。その中でも最も一般的な縦二分割から真ん中のmainに張り出すようにしたこのあたりがいちばん凝っていた頃になる。全5面で造り、main画面を真ん中にテレビのように映るようにして作った。初心者の自己満足である。
 これを作るのには苦労したし、項目別に貼りつけたチューリップは今も気に入っているし(笑)、なんの不満もなかった。今もない。問題は大画面ならともかくラップトップで観ると、どうにも画面がせせこましくなってしまうことだ。せっかく作ったファイルも真ん中の画面幅しか観られないから、凝った部分が見えなかったりする。これはもうストレートに行こうと、下記画面のように作り直した。




 凝るだけ凝ったのがまたシンプルな画面にもどったのだから先祖返りをしたようなものである。表示能力の問題だからこの種の妥協はしかたないだろう。ノートで見ていなかったら気づかなかった。
 インターネットでプロのかたのサイトを見ると、すばらしいデザインと細かな文字での情報の多さに感嘆する。同時に細かすぎてついてゆけないと感じるときもある。メガネを外して(近眼に老眼だからして細かいものは外したほうがよく見える)のぞき込むこともしばしばだ。私も一画面に極力多くの情報を詰め込むという方法はいつも模索しているのであるが、これはこれで居直ってアッサリ型のほうがストレスがたまらないのではないかとも考え始めている。いや、たしかにシンプルイズベストだ。

 それにしてもこの新しいトップペエジの写真は、いつ見てもすごいなと思う。雲が下に見える。これ、特別な場所に行って撮ったのではない。妻の家に向かう途中のバイクタクシーがあまりの急坂にエンストしてしまい、エンジンを冷ましている合間に撮ったのだ。つまり、決して特殊な風景ではない。いつもの景色なのだ。雲南の平均高度は1900メートルと聞くが、妻の家のあるこの辺りはどれぐらいなのだろう。平均よりはかなり高いはずだ。緯度的には南国なのに涼しいのは高地だからなのだろう。そういえば「マラソン選手の昆明での特訓」というのをよく聞く。昆明は平凡な場所だものね、比べるべくもない。

 新しい「雲南でじかめ日記のトップペエジ」は、中国河北省秦皇島の宴友賓館で作った。こんなものでも何時間もかかっている。logoも全部作り直した。当分はこれで行く。きっともう上記のような凝ったFlameは作らないだろう。
(03/2/10)



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