はじめに

 ここには「週刊アサヒ芸能」に連載した「人馬往来」の中から、予想が的中したものだけを選んでみました。
 99年夏から始まったここでの成績は、いまのところ120週ぐらいの予想で、35本ぐらいの的中となっています。「ぐらい」といいかげんなのは、なにしろ締め切りが通常で十日前、時には二週間前ですから、出走馬が確定していません。本命印を打った馬が出てこないという、的中不適中のカウント不可能な週もけっこうりあったからです。

 ◎の馬が出てこなかった時、成績はカウントされませんが(けっこうシビアに的中不適中はチェックされているようです)、順番に印を繰り上げるなら、○と△で中穴を的中したりしているものもいくつかあったりします。でもそこまでこだわってもしょうがないでしょう。もともと私のコラムは読ませるものという前提から始まっていて、純な予想コラムではないのですから。

 そういう理由で、掲載週や的中週の数が「ぐらい」とアバウトになっています。そんな中で的中率が三割近くあることは、われながらすごいことだと思っています。なにしろ前週追い切りすら行われていない時点での予想なのですから。もちろん連載陣の中ではいちばんいいはずです。
 的中しているレースにGTが多いのは、それだけ出走メンバーが確定しているからでしょう。

 コラムとしての出来は的中不適中とは関係ありません。ものかきとしては、出来のよいコラムを読んでもらいたい気持ちも強いのですが、ここでは的中を最優先しました。どこを読んでも的中しているというのは、なんとも気分のいいものです。競馬場に行こうって気にもなってきます。なにしろ的中率100パーセントですからね(笑)。
 それでは好きなところからお楽しみください。 印象的なレースには附記を書きました。


 ところでこの丸い輪郭の周囲がぼやけた写真ですが。
 一般にこういう写真は、デジカメ写真をそれようのツールで丸く切り抜き、周囲をボカす効果をかけ、背景を黒にして出来上がりとなります。でもこれ、ぜんぜんいじってません。撮ったままです。
 中山競馬場によく行くかたなら、どんな撮り方をしたか、このトリックにすぐ気づくことでしょう。こういう遊びは楽しいですね。
(01/12/26)


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