2018
10/18
●自分の関わったダービー

 馬券を買うようになった昭和48年から平成30年までのダービー馬。恥ずかしながらこういう特集ページがJRAサイトに常設されているのを知らなかった。

 これらのダービー馬の父親と騎手をぜんぶ言えた。
 まだ惚けてないようだ。



 神戸のさとしに、「同じ事をやってみて」とメールしたら、すぐにやってくれて、そして「近年2年しか思い出せませんでした」と衝撃の返事。きちんとメモ用紙に、競馬を始めた1991年から書きだしてやったらしい。う~む、ほんとに心配だ。だいじょうぶか。

 さてあなたは、このダービー馬の父親と鞍上の騎手名、どれぐらい言えますか?
10/28(日)
●秋天的中記──外れたと思ったけど



(さとしへのメールから転用)
 今日は先日さとしに教えてもらった2-4-7フォーメーションにひとつ足した2-4-8、36点を買いました。まず200円ずつ均等に買い、その中の「しまごろう4-5-6 3連単」を、取りガミにならないよう金額を調整しました。しまごろうで当たってもほとんど元取りですけどね。かなりの確率で来そうなので取りガミは避けたいです。合計1万円。ほんとは予算2万円だったのですが、京都の土曜競馬でデムルメ遊び、東京でモレイラ・オドノヒュー遊びをして減ってしまいました。

 こちらのテレビ放送で細江純子が、「サングレーザー本命だったが12キロも減っていて、あまりに馬体がさびしい。どうしようもない。本命変更、抜群にできのいいヴィブロスにする」と言ったので、添附ファイルにある2着枠のサングレーザーをヴィブロスに替えようかと一瞬思いました。もしもヴィブロスが△だったら、したかも知れません。でも私は佐々木オーナーが嫌いなので、この馬は最初から消すと決めていました。無印の馬をいきなり2着枠に昇格はいくらなんでも無節操です。それとフジテレビのこの中継を聞いて変更して、何度もひどい目に遭ってきました。この番組を見ていなければ「あのロジユニヴァースのダービー3連単20万馬券を500円取っていた」のでした。あのときの口惜しさと、自分の根性のなさは今でも覚えています。

 ということで、「しまごろう馬券3連単25倍ぐらい」で決まり、「1万円投資で2万円ぐらいの払い戻し。儲からなかったけどひさしぶりのGⅠでのしまごろう馬券だからそれでいいや」という気持ちで見ていました。



 軽視した嫌いなカワダが2着に残ってしまいハズレたと、いつもの習慣で『東スポ』のレース名のところに早々と赤ペンで×をつけます。それでも細江の話を聞いて変更しなくてよかったと、ハズレたけど、まあこれはこれでいい天皇賞だったと思いました。

 そのあとリプレイを見て、「もしかしてもしかして差しているのか!? 届いているのか!?」と、机にもどって添附ファイル画像を確認します。4-9-10は持っています。ダンビュライト除外の前のオッズは240倍。戸崎のバカが落馬放馬して1頭減っているので180倍ぐらいに下がっているでしょうか。ぼくが先行残りで3着の穴に狙ったのは戸崎ダンビュライトなのでした。でもこれでも十分プラスになります。
的中と知ったときは思わずガッツポーズをしてしまいました。100万儲けても損しても無表情のクールな馬券師だったのに、240倍を200円当ててガッツポーズです。貧すれば鈍するとはよく言ったものです。なさけない。





 でもGⅠでそこそこプラスにしたのっていつ以来だろう。いつもハズレまくり、たまに当たったけどほとんど儲からなかったのは、レイデオロのダービー、去年の有馬記念とすぐに思いつくけど……。
 せっかくExcelで馬券収支をつけているのに全然活用していないので、たまには役立てるかと調べてみました。するとおどろくことに(笑)、GⅠで数万円儲けたというのは、「2016年のスプリンターズステークス、3連複422倍を当てて以来」という、とんでもない結果が判明しました。丸二年ぶりですか。まあ負け惜しみを言えば、「下級条件戦であろうとGⅠであろうと当たって儲けるのは同じ」と思っています。もちろん通年赤字ではありますが、それなりに当ててもいます。みな条件戦とGⅢですね。なんでこんなにGⅠが下手なんだろう。

 ま、そういうわけで、今夜はひさしぶりに美味い酒が飲めます。というか、まだJRAからの振りこみがなく、それを確認するまでは不安なのですが(笑)。でもまちがいなく当たったものと思って、すこし高めの日本酒を買ってきます。
11/11
●11月11日はサイト記念日

 1998年から、当時あったティーカップの掲示板を利用したりしてやっていた「ホームページもどき」を、あれこれ試行錯誤しつつ今のような形にし、切りのいい数字が並んだ2001年11月11日を始まりの日とした。あれから17年か。
 途中、2005年から始めたライブドアブログのほうに中心が移った時期もあった。ブログは世間の反応があるので、それが愉しかったのだろう。やがてそんなことはどうでもよくなり、またここにもどってきた。その間も、気に入ったネタはブログからこちらにコピーして保存はしていた。とにかくここが本拠地だ。なにはともあれ毎年11月11日は、もの思う日である。

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●武蔵野ステークス、エリザベス女王杯のことなど──さとしへの返事に替えて


 武蔵野ステークス的中おめでとう。絞った3連複というのはやったことがないので、なかなか新鮮な的中馬券を見せてもらった。(下図)。
 ぼくの場合、3連複は3連単の補助として、万が一の3着を考えて軸馬2頭からの総流しや、同じくフォーメーションでの多点買いになる。たまにそれで「助けてもらう」ことはあるのだが、勝負馬券ではない。今回のさとしの馬券を見て、こういう勝負術もあるのだなと思った。

 土曜の武蔵野ステークスもデイリー杯2歳ステークスも、やりたくてたまらなかったが、なんとか我慢した。日曜のエリザベス女王杯一本に絞る。でも検討はきちんとした。いつもさとしがメールをくれるとすぐに返事するのに、今回遅れたのは、さとしから「当たりました!」とメールが来たとき、ぼくはまだ録画を見ていなかったからだ。自分の予想が当たったかどうか確認してから返事を書こうと思った。結果はハズレだった。人気薄クインズサターンはぼくも拾っている。でも3-3-7の7にしか入れてない。そのつもりだったからハズレだ。もうひとつ3-7-3もいれて60点にすると当たりなのだが、このレースでそれをするほどの餘裕はなかった。

 サンライズノヴァは堅実な軸馬だが、いつも最後方からの追いこみという、アタマにしたこちらには心臓に悪い競馬をする。まして最近の戸崎だから取りこぼしもあるだろう。だが3着以内なら絶対だ。なら3連複勝負はありか。でもそれだと安いだろう。10倍台になるのではないか。ましてルメールもいるし。なのに1、2番人気の戸崎・ルメール絡みで、それでいて39倍なのだからこの馬券はおいしい。






 デイリー杯も断然人気のアドマイヤマーズが勝ったけど、あの「芝2戦3着で勝ちあがれず、前走ダートの未勝利勝ちで出走」してきた池添の馬を、モレイラや川田の馬を差しおいて2着評価をするのはむずかしい。だからこそ9頭立てでこの配当になったのだけど、勝負には行けなかった。これは見(ケン)して正解。
 アドマイヤマーズはこのあとどこに向かうのだろう。朝日杯FSでグランアレグリアに勝負を挑むのか。近藤オーナーもひさしぶりにGⅠを狙える馬を手にしたから大事に使うだろう。ダイワメジャーだからホープフルよりは朝日杯だと思うが、どうか。





 グランアレグリアと言えば、彼女の勝ったサウジアラビアRC(10/6)を当てたことを思い出した。



 少頭数で断然人気の馬が勝ったのに2、3着がくるって、いい配当になった。これは「アタマ固定相手5頭20点」で買い、8倍9倍11倍18倍と取りガミが4点もあったのに、上から2番目の配当が来たのだった。
 デイリー杯もまったく同じパターンだから、こういう勝負もありなのかも知れない。でも僥倖を願うってのもね。小銭しかないからそれもありなんだろうけど。
 それをやってひどい目に遭ったのが今年の「牝馬三冠」だった。三冠全てアーモンドアイ1着固定で薄めを狙ったら、みな本線の安めが来た。
 結局は、それを見抜けるセンスということになるわけだが……。



●11月11日のエリザベス女王杯

 上に書いたように11月11日は、ぼくの「サイト記念日」になる。1並びで縁起がいいので、この日を出発日にした。
 さとしが中山に来た12月22日にゾロ目が連続したときがあった。
 エリザベス女王杯に関係なく、11月11日はゾロ目を買おうと前々から決めていた。

 そしてエリザベス女王杯枠順確定。真っ先に目が行くのは「4枠に同居したデムーロ兄弟」だ。
 カンタービレについて「馬は狙いたいが鞍上がなあ」なんて書きこみをネットで見かけたが、ぼくは、中央の短期免許が下りず大井で走っていたころからクリスチャン・デムーロが大好きだ。迷うことなく4-4から行く。
 そして、決定的なことがあった。
 11月11日、早朝型のぼくが目覚め、さて起きようとデジタル目覚ましを見たら、その時間が4時44分だった。いま目覚ましを掛けずに寝ている。2時半に起きるときもあれば3時40分の時もある。4時を過ぎることはまずない。でもなぜか寝過ごし、この時間に起きた。この数字を見て、「おおっ!」と思った。目が覚めた。これでもう決まりだ。神様が頬笑んでくれた。今日のエリザベス女王杯はミルコ兄弟の4枠ゾロ目で当たる。



 というわけで、勝負馬券はコレ。


 去年買っていた人気薄のクロコスミアを今年は消した。去年買ったのは鞍上が和田だったからだ。このころからもうずっと「和田がオペラオー以来のGⅠ馬券を取るときは必ず当てる」とクロコスミア1着流しをやったりしていたのに、今年の宝塚記念をハズすのだからかなしい。もちろんミッキーロケット1着固定3連単はたっぷりもっていたし、香港のワーズも買っていた。3着のノーブルマーズを消していた。
 今回岩田クロコスミアが2着にがんばった。和田なら買っていた。エリザベス女王杯はリピーターの強いレースだから。岩田だから買わなかったのだけど、あの馬、本来は岩田のなんだね。去年が特別だったのか。

 リスグラシューはマイラーだと思っていたけど、さすがハーツクライ産駒らしく、見事に勝って見せた。モレイラ、日本の初GⅠか。うまいな、ほんと。JFが戸崎、桜花賞、秋華賞、ヴィクトリアMが武で、GⅠ4回2着の馬を、テン乗りでもってくるんだもの、すごいや。





 いま確認したら、今日京都の12レースに一度もゾロ目は出ていない(笑)。神様は頬笑んでくれたんじゃなくてそっぽを向いてたんだな。
 最後の金を最終に入れた。ルメール1着固定。すると12レース中、1レースから11レースまで外国人騎手が勝っていたのに、このレースだけ日本人騎手が勝ってハズレ。
 逆の意味で「もっている」自分を確認した日だった。

【追記】──今日、ユメノトビラ出てたんだね。いま知った。一気にオープンまで連勝で言って欲しかったので3着は残念だった。
12/23
●有馬記念、取りガミ記



 今年の有馬記念に対する私の考えは、
1.レイデオロが勝つだろう。ノーザンファームのルメール使い分けで、ジャパンカップはアーモンドアイ、有馬記念はレイデオロとしている。ここは必勝態勢。藤沢師、ゼンノロブロイ、シンボリクリスエス2回に続く有馬4勝目だ。

2.思い入れのある馬はブラストワンピース。ダービーも菊花賞もこの馬を本命にしてハズれた。なんとしてもここで一矢報いてもらいたい。だが池添だ。ドリームジャーニー、オルフェーヴルで2回と有馬を合計3勝しているジョッキーだが、この騎手が有馬記念最多の4勝となることがあるのか!?

3.人気になるであろうジャパンカップ2着のキセキは軽視。秋4戦目だ。激走の疲れが出るところだ。それで絡めば素直に怪物と認めて脱帽する。だが、思いきって消す。同じく7枠15番となったシュヴァルグランも軽視。抜群に相性のいいボウマンは気になるが。ボウマンが来なかったら完全無視なのだけど……。

4.穴はミッキーの2頭。横山のミッキースワローか、マーフィのミッキーロケットか。ミッキーロケットには宝塚記念を勝った和田に乗って欲しかった。他の騎手なら消すつもりだったがマーフィなので買う。有馬のために中山2500メートルのコースを歩いて確かめたという。前途有望な本場ダービージョッキーが本気になっている。買いだ。



 ということで、買い目は1着にレイデオロ、2着にブラストワンピース、ミッキーロケットを配した28点。この1、2着は固いと読む。あとは相手だ。オジュウチョウサン、マカヒキ、サウンズオブアース、スマートレイアーは消せるだろう。大外のサクラアンプルールは要らないようだが、昨年の不利を見ると無視もできない。すごい脚で突っこんできていた。サトノダイヤモンドだけではなくサウンズオブアースも引退レース。2015年には2着になって3連単10万馬券を取らせてくれた馬だ。スマートレイアーも引退レースかな。よくがんばったよなあ、お疲れさん。オジュウチョウサンもユタカマジックで3着はあるかも。ダービー馬マカヒキの復活。よし、有馬記念だ、めでたく総流しでいいか。本線の12-8-11、12-11-8を厚目に買う。





 レイデオロ、ブラストワンピース2頭軸3連単マルチを買う。相手は、まずはミッキーの2頭。あとは絶好枠のミルコのモズカッチャン、去年のルメール・クイーンズリングの役割はこの馬だろう。次いで、弟クリスチャンのパフォーマープロミス。アルゼンチン共和国杯勝ち馬は無視できない。

 あと1頭、これが悩んだ。
 引退レースのサトノダイヤモンドか。一昨年の勝ち馬だ。凱旋門賞帰りのクリンチャーも雨降り馬場には向いている。
 秋4戦目のキセキは無理と見る。
 同じくシュヴァルグラン。いくらボウマンでも15番枠からもってくるとは思えない。
 迷った末、消すはずだったキセキを、展開から残り目があるかと5頭目に撰んだ。
 12-8-11、12-11-8、8-12-11、8-11-12を厚目にする。





 とにかく6枠は絶対なので、最後に枠連を買う。4-6と6-6を厚目に買った。





 結果。





 レイデオロが勝ち、ブラストワンピースが2着、3着にミッキーロケットの夢を見たが……。

 枠連4-6だけ的中の取りガミとなった。購入したときの11.1倍のままならちょいプラスだったが970円まで下がっていた。でも馬連より高い。
 悔やむのは、あまりにも「レイデオロ1着」に固執したことだ。あれだけブラストワンピースを応援してきたのだから、お祭り有馬記念はアタマを2頭にしてもよかった。だがどうしても「ルメール・レイデオロ」を「池添ブラストワンピース」が交わす画が浮かんでこなかった。むしろ2着枠に入れたのですら勝負ではなく愛情馬券なのだ。

 2頭軸マルチの相手にシュヴァルグランを入れなかったことはしかたない。むしろ消すと決めていたキセキを入れたことが恥ずかしい。
 2頭の相手4頭はすんなり決まった。あと1頭でキセキを撰ばなかったとしても、次の候補はクリンチャーでありサトノダイヤモンドでありリッジマンだった。シュヴァルグランは出て来ない。2頭軸マルチであの3連単は取れなかった。取れるとしたらフォーメーションでアタマを2頭にした場合だけだ。

 とはいえアタマを2頭にしたらフォーメーションの点数が多くなるから相手を絞る。内からオジュウチョウサン、マカヒキ、サウンズオブアース、スマートレイアーと消して行き、そのあと、キセキ、シュヴァルグラン、サクラアンプルールと消してしまっただろう。つまりは、どうしても取れなかった3連単になる。3着に来たボウマン・シュヴァルグランを軽視したときから私の有馬記念3連単は取れないことになっていた。



 私は自慢できるほど「もってない」。
 大崎昭一騎手の息子である大竹調教師をずっと応援してきた。調教師になるとき、彼は父と相談して妻の性を名乗った。不祥事のあった大崎姓を捨てた。だが私はそもそも「不祥事」とは思っていない。あれはあまりにくだらない事件、いや事件とすら呼べないものだ。
 ルージュバックが大好きだった。この馬が大竹厩舎に初のG1をもたらすと信じていた。桜花賞からずっと1着固定で買い続けた。昨年の有馬記念でもルージュバック1着固定で買った。安田記念、秋天でもグレーターロンドンを1着固定で応援した。しかし勝てなかった。ブラストワンピースもダービー、菊花賞で1着固定で応援した。負けた。そして今回、大竹調教師がついに待望のGⅠを手にした。だがその馬券を私は取れなかった。じつにもう感動的に「もってない」。



 しかしまあ考えてみると、有馬記念を買い始めて46年、馬券でいい思いをした記憶はほとんどないのだが、ここのところゴールドアクターの2015年、サトノダイヤモンドの2016年、キタサンブラックの2017年、そして今年と4年連続で当たっている。儲かったのはゴールドアクターの時だけだが、なにしろほとんど当たった記憶がないので、取りガミだろうがなんだろうが、的中馬券を手にしているだけでうれしくなる。
 上記、昨年の有馬を「ルージュバック1着固定3連単で勝負した」と書いている。それが大本線だった。でもそのあと、「やはりキタサンブラックなんだろうな」とキタサン1着固定3連単を買い足した。穴を演出した人気薄2着ルメール・クイーンズリングは狙っていたから3連単250倍を当てた。でもチャラだった。3連単250倍を当てて儲からないヤツも珍しい。それほどルージュバックに入れこんでいた。そして、そこまで大竹厩舎を応援していながら今回の馬券を取れないヤツもまた……。

 でもまあ、いい有馬だった。

 と思うことにしよう……。

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