平成十六年夏場所


04/5/11  大相撲夏場所開幕──琴欧州対萩原

 昨日から大相撲夏場所が始まった。最大の注目は朝青龍の30連勝がどこまで伸びるかだ。
 きょうは十両注目の一番があった。貴乃花に続く史上2番目の若さで十七歳の関取(十両以上。これ以下は無給。ここから月給百万)となった萩原と、201センチの現役最長身の琴欧州(ブルガリア出身)の取り組みである。萩原が勝った。
 十七歳の日本人の若者と二十一歳の異国の青年。ちょうど十四年前の貴乃花と曙と同じである。相撲ファンなら誰もがそう思う。

 しかし私はこれを観てあらためて貴乃花のすごさを思った。萩原もかなり上まではゆくだろうが貴乃花と比べるのはどうだろう。十七歳でももうでっぷりとした相撲体型になっている。それはよいことなのかもしれないが……。
 貴乃花は筋肉質の体でまだ相撲取りの体ではなかった。アスリートだった。まさにそれは"青春の希望"とでも呼びたくなるような光に満ちていた。のちに数々のスキャンダルを経て、今のふてくされたような金権主義権威主義の変人になってしまうのだが……。
 曙ももちろん細身で、目つきは今と同じ、やさしいというか気弱というか、人気を獨占する若貴にだけは負けるもんかとがんばっていた。強かったがそれほどの期待はされていなかった。琴欧州のほうは前評判は高い。これはすばらしい素材で曙以上の期待がもてる。マスクもいいし、黒海と共に人気が出るだろう。こういう白人は小錦、曙、武藏丸のようなサモア系と違って太らないだろうし、将来はどんな体型になるのだろう。

 ともあれ萩原の存在はひさしぶりの「期待できる日本の若者」なのだが、どうにも貴乃花と比べてしまうと一枚落ちるように思えてしまう。また萩原がここまで注目を浴びるのも、十代で関取になれるような素材がすべて進学してしまうからなのである。これはつまらない傾向だ。それは別項として。

 二ヶ月にいちどの大相撲が始まると、今場所も父と楽しめるとひとつの節目をまた超えた気になる。
5/14
 朝青龍連勝ストップ!──北勝力、勝つ!
 またうとうとしていたら大歓声で目が覚めた。朝青龍が北勝力に負けるところだった。もういちど今度はしっかり目を開けて、ヴィデオで負けるところを確認して、ああ連勝はストップかと思いつつ、また眠りに落ちた。

 連勝は35でストップした。外人力士嫌いの父は喜んだようだ。朝青龍ファンのぼくは残念だった。
 日本全国で喜びと残念の比率はどうだったろう。
 ウチダテマキコは喜んだことだろう。懸賞を受け取るとき左手で手刀を切るぎっちょの朝青龍に、右手で切るのが江戸時代からのしきたりと横綱審議委員の権力(?)でいくら申し立てても、朝青龍は「だったらなぜ序の口の時に教えなかったか、十両にあがるときに言わなかったか、幕内にあがる時に言わなかったか、横綱になったとき言わなかったか。かつての逆鉾らにはなぜ言わなかったのか」と直そうとしない。勝つ度にこれみよがしに左手で手刀を切り、テレビカメラをにらみつける。まるでテレビで観ているウチダテに文句あっかとでも言うように。あれであのブスオババ、アタマに血が上っていたはずだ。連勝ストップに狂喜乱舞したことだろう。

 負けかたは土俵際まで追いつめながら、そこから引いてしまうという最悪の形だった。千代大海の最も悪いパターンと同じである。今場所三大関を破り全勝の絶好調北勝力はそれで落ちなかった。引き足についてきて一気に押し出した。完敗である。
 ただ私は朝青龍の連勝をそれほど充実したものとは思っていなかったのでこの負けも当然と受け止めている。特にこの前日の出島戦での勝ちかたなど、強引な引き技で、とても褒められたものではなかった。なのに解説者なども「どこから見ても隙がありませんね」と褒め称えている。首をかしげた。
 ちょっとこの連勝に対するNHKのはしゃぎかたは異常と思えるほどで苦々しく思っていた。もう初日のころから「今場所も全勝だと45連勝になって大鵬に並ぶ」なんてやっている。大鵬にインタヴュウして「その可能性は十分です」なんて言わせている。そんなのは40連勝してからでもいい。

 大鵬は無敵だった。懐の深さがあり、理想的な身長体重で速さもあった。あのころの大鵬は「一晩眠るたびに強くなる」と言われていた。(正しくは45連勝は、そう言われていた数年後の充実期だからこの譬喩は当てはまらない。その前の34連勝を2回やっているころの話である。))
 千代の富士は政治力を駆使した。最高に強くはあったが本番ではなにがあるかわからない。一世一代の変化技でもやられたらたまらない。よって取り組みまえに因果を含めておいた。別項でも書いたが、それに従わない寺尾などは本場所で吊り落としをやられ、膝下に入らないとどうなるかと満座の前で恥をかいた。そして従属した。従わなかったのは大乃國ほか数人のみである。従わない大乃國に千代の富士側の仕置き人として板谷がし向けられる。八百長を仕切っている板谷にとって意のままにならない大乃國は気に入らない存在だった。手首にバンテージを撒きカチカチに固めた必殺の掌打が炸裂する。たった一発で160キロの横綱大乃國が腰砕けになり、カクンと膝から崩れたから、あれの威力はたいへんなものだった。勝負前から大乃國の怯えた表情が印象的だった。それでも大乃國は千代の富士の八百長を受けなかった。偉い人だ。私はあれがあるから相撲取りは総合格闘技でもつよいはずと信じている。大乃國がいなかったら千代の富士はどんな記録だって意のままだった。彼だけが真剣勝負で千代の富士に立ち向かった。
 相撲の真剣勝負ってなんなのだろうと考える。まともに板谷と相撲を取れば百回やって百回大乃國が勝つ。しかし制裁だとなったら、顎に一発決まればそれで終りなのだ。もちろんそれは出会い頭の一発勝負であるから、怯えながらも大乃國がうまくそれを交わせば板谷に勝つ。しかし強い横綱だったわりに、大乃國は異様に板谷に対して対戦成績が悪い。そういうこともやけくそで捨て鉢だった板谷だったから出来たことで、とてもじゃないが他の力士は世間を気にして出来ないことだった。

 全盛期の大鵬はいったいどうやったら負かせるのだろうと思うぐらい強かった。千代の富士は勝つことが決まっていて負けない相撲を取った。15戦のうち13勝ぐらいは取る前から決まっている。真剣勝負は2番ぐらいだった。
 それと比した場合、朝青龍の場合は安定味がなかった。ないからこそ私は好きだった。小柄だが体調がよく若い力士が、自分よりも大きな力士に好き放題の相撲を取る。若く強く充実しているから勝つが、その内容はけっこう冷や汗ものだった。たぶん千代の富士だって朝青龍の齢だったなら実力で同じような相撲をとったはずである。だが彼はさんざんけがに泣き二十七という齢でやっとなった。二十歳のころより体力が落ちているのがわかっていた。またけがをして短命横綱になるのだとまっぴらだった。だから政治力の相撲に走った。朝青龍には元々使うべき政治力もないが、あったとしても使う気などない。あるのは若さと自信だ。日本にも相撲界にもしがみつく気はない。己の実力でやるだけやったらさっさと離れる。
 朝青龍の強さはミルコの強さと似ていた。最高に強くかっこいいのだが、決してそれは「負けるところを想像できない」というような盤石の強さではない。一歩歯車が食い違うとあっさり負ける危険をはらんでいた。きょうの引いてしまい一気に北勝力に押し出された相撲と、ランデルマンにノックアウトされたミルコは、負ける形がよく似ている。(厳密にはミルコの負けは政治家として映画俳優としての多忙による練習不足だから中身が違う。イメージとして、である。)
 私としてはあんな好き放題の雑な相撲でよくぞ35連勝も出来たな、というのが正直なところである。だが大鵬ほどの恵まれた体もなく、千代の富士のような談合もなく、実力で築いた記録だから、おおいに称えられる記録であろう。(5/20 記)
5/20
 朝青龍二敗目──強引な自滅
 昨日(5/19)朝青龍が旭天鵬に負けて二敗目を喫した。同じモンゴル出身の分のいい相手だった。ここ一年負けていない。
 なのにつり出されるという完敗を喫したのは、朝青龍らしい強引な相撲を取ったからである。旭天鵬というのは上背があり、懐の深い、かつての大鵬や二代目若乃花のような理想的な体型の力士である。これまで朝青龍はそれを知っているから十分な体勢にさせず、早い相撲で撹乱し圧勝してきた。いわば相手に相撲を取らせなかった。それが昨日は、がっぷり四つになった。それを見ると朝青龍がいかに幕内では小さい力士かわかる。旭天鵬がまたいかに恵まれた体の持ち主かも。その体勢から強引な振り回しにいこうとしたが懐の深い旭天鵬には通じず、逆に高々とつり上げられて運び出されるという横綱としては屈辱的な相撲で完敗した。これは連勝を止められた北勝力との一戦よりもむしろ反省すべき点が多い。慢心が出たのだ。
 これで朝青龍は反省したろうか。今の彼の中には「どんな形になろうと自分は圧勝する。力が違う」という自負がある。だが本来は体が小さく体力は劣るのに、速さで撹乱しているから勝っているのであって、相撲が止まり、相手十分になったらそれでも楽勝出来るほど強くはないのだ。その反省は生まれたろうか。自分を、それほど図抜けて強くはないのだ、むしろ巧さで勝っているのだ、相手の得意型を許してはならない、と自覚したなら、彼の勝ちっぷりと成績はもっともっと安定するのだが。

●北勝力優勝の可能性
 (同じく昨日)北勝力が1敗で単獨トップに立った。優勝の可能性は高い。なにしろ横綱三大関とすでに当たり全員に勝っている。上位に勝ったからと言って中堅のライヴァルに必ずしも勝てるものでもないからそうも言い切れないのだが、確実に言いきれることもある。それは北勝力の相撲が変ったことだ。元々力がある人でよく大勝ちもしていた。しかしそれが続かない。大相撲トトカルチョで上位に推すと次場所は大負けをして、なんども苦い思いをした力士である。相撲に波があった。突き押しに徹底できず半端な引き技も目立った。大勝ちするときとはそれらがすべてうまくはまったときであり、大負けとはそれらがすべて裏目に出たときだった。そんな勝ちかたはどんな力士でも(たとえば闘牙)よくあることだった。つまりむらのあるひとりに過ぎなかった。
 だが今場所は違う。徹底して前に出ている。相撲が変ったのだ。そして強気である。連勝や勝ち越しの感想を問われると、「自分はいつも全勝したいと思って取っていますから」と言う。これはいい。勝ち越しなんてケチなことは言わない。この大化けの可能性は先場所にも見えていた。それが今場所に繋がっている。本物だ。単にのっているだけや幸運なだけの勝ち星ではないのである。力のある勝ちかたなのだ。今場所優勝の最有力だが、優勝できなかったとしても、彼が来場所三役から一気に大関に行く可能性は高い。

【附記】──よかったなあ、北勝海
 数ヶ月前、北勝力の親方・八角親方(元横綱北勝海)の離婚が報じられていた。原因は奥方の浮気なのだが、その流れはわかるような気がした。現役のころ、相撲とは無縁の女子大生に北勝海が惚れ込み、押しの一手で嫁にしたのだ。だが時の流れの中で嫁は相撲界も相撲取りもつまらくなっていった。他人事だがその感覚がわかる。相撲界には相撲フェチの娘たちが群がる。相撲取りはもてる。よりどりみどりなのだ。力士フェチ、でぶフェチの彼女らからしたら横綱はよだれのでる対象だろうが、そうでない普通の娘だったら、相撲取りは話題の狭いつまらない男であるに違いない。相撲界に飽きてしまった奥さんの気持ちもわかるし、それをかなしい現実と容認した北勝海のつらい気持ちも理解できた。離婚を嗅ぎつけた週刊誌の薄汚い質問に親方は口数少なく、それでも丁寧に応えていた。
 北勝海は人柄のすぐれたすばらしい人である。ここに来て自分の名を与えた一番弟子が大化けしそうだ。弟子の充実ぶりを問われてうれしそうに応える姿を見た。いいこともある。よかったなあ。(5/21)
 異国で活躍する我らがヒーロー  
 黒海が武双山に大関初挑戦で完勝した。真正面からぶつかり一気に押し出すいい相撲だった。出身国グルジアでは今、衛星放送で大相撲中継をしているという。完全な中継なのか黒海の取り組みだけの放送なのかは知らない。彼の一番一番に歓声を上げるグルジアの人たちが見えるようだ。
 モンゴルは完全中継でたいへんな視聴率だという。これは最強の横綱がいて、その他十両から幕内まで有力力士が目白押しなのだから日本人以上に楽しめるだろう。モンゴル大統領の月給が30万円で、旭鷲山が十両にあがったとき月給百万となりモンゴル一の高給取りと話題になったことがあったが、今じゃ大統領以上が、幕内に横綱朝青龍を筆頭に、旭鷲山、旭天鵬、朝赤龍、白鵬、十両に安馬、時天空と、え〜とあとは誰がいたっけ、とにかくこれだけでも七人はいるわけだ。これだけ稼げるのだから今後もモンゴルから有望力士がやってくる流れは止まるまい。もっとも協会のほうがまたせこい「外国人力士数制限」で拒むかもしれない。今もやっている。ぼくの場合は強さがすべてなので外国人力士大歓迎である。特に小錦や曙のようなでかいサモアン系ではなく技の切れるモンゴル人力士はいい。今後は韓国や中国も増えるだろう。
 琴欧州のブルガリアも彼が幕内にあがってきたら衛星中継を始めるだろう。いやもうやっているのだろうか。彼はかなりの地位まで上るから故国でも人気になるはずだ。ブルガリアの人が日本に来てとまどうのは誰もがブルガリアイコールヨーグルトと思いこんでいることだそうだ。かなりワンパターンらしい。CM効果である。日本のゲイシャ・フジヤマもさもありなんか。ブルガリアはこれから琴欧州の故郷としても有名になる。


 ミルコの再起戦
 ミルコの試合も衛星中継されている。二月の試合のとき地元の子供のインタヴュウがあった。目を輝かせて自分たちのヒーローを語る顔が印象的だった。あれはうれしいだろう。人口480万の国のヒーローが世界の強豪をなぎ倒すのだ。最強最大のアメリカを象徴する黒人の大男・サップをパンチ一発で倒したとき、クロアチアの子供たちがどれほど昂奮したろう。想像するだけで背筋がぞくぞくする。インチキ力道山の比じゃない。リアルファイトなのだから。
 大晦日にミルコが来日を拒否したのは、それまでのマネージャがヒョードルのマネージ権を獲得し、ミルコと同時にマネージングしようとしたからだった。ロシアもまたミルコにとって倒すべき敵だ。積年の恨みがある。中でもヒョードルは最強の敵になる。それを同時にマネージングしようとするのには納得できないというミルコの主張は筋が通っていた。
 ヒョードルといえば、過日プーチン大統領の年収が発表された。980万円。月給は30万円程度で著書印税を合わせた収入だとか。ヒョードルはいま、ロシア大統領の年収を一試合で稼ぐ。これまた落日のロシアだからこそ彼が地元の英雄であることがわかる。
 ミルコはいま山ごもりし、23日の『PRIDE武士道』にはファイトマネはいらないから出させてくれと言っている。日本やアメリカのファイタなら国会議員になり映画主演を獲得したらそちらに流れてゆく。ミルコはそうはならない。自分を瞶める少年の目を知っている。リザーバーファイトでグランプリにもどってくることはあり得るだろうか。ノゲイラとの第二戦、ヒョードル、小川との対戦を見たい。

 ミルコがランデルマンに負けたことに関してチクリンさんが佐山のコトバを引用して「負け癖、恐怖心」を書いていた。あれは当てはまらない。それはチクリンさんの知識がノゲイラ負けからいきなりそこに飛んで連続敗戦になっているからであって、ミルコは二月に武士道で二戦して二戦とも圧勝している。ノゲイラに敗れた傷は癒えている。ミルコはあれでますます自分をストイックに追いつめた。
 ミルコの二度の敗戦は朝青龍の二敗に似ている。北勝力に連勝をストップされたのがノゲイラ戦の敗北。勝てると思っていた慢心だ。スタンドでノックアウト出来ると思っていたろう。負けたミルコよりも追いつめられながらも最後に勝つヘビみたいにしつこい柔術マジシャン・ノゲイラを褒めるべきだ。ミルコの悔し涙は美しかった。あれでまた強くなったはずだから問題なし。
 問題は朝青龍が旭天鵬に完敗したのと同じようにランデルマンにノックアウトされたことだ。敗因ははっきりしている。格闘技以外のよけいなことに関わったからだ。すぐにミルコは主演二作目の映画をキャンセルし、山ごもりした。今度の金原戦でむかしの笑顔を忘れたようなストイックなミルコがよみがえるはずである。
 きょう朝青龍は昨日の旭天鵬に負けた相撲の反省を活かした凄味を発揮した。あたらしいミルコが楽しみだ。
 
5/21  北勝力、朝青龍完勝!
 北勝力が今場所絶好調の前に出る相撲で勝った。1敗堅持。解説席でも「前はよく引いていたが今場所は一度もやっていない。いい相撲を取っている」と褒めていた。とにかく相撲が変った。琴光喜をあいてにしないのだから優勝濃厚となってきた。
 朝青龍は上記のぼくの意見が聞こえたかのような相撲。一気に突っ張る速い相撲でけりをつけた。相手に相撲を取らせない。この辺の切り替えが朝青龍の強みだ。
 玉の島が魁皇に完勝して2敗を守った。元横綱の名をもらっていることからもわかるように期待の大器である。これまたたまに大勝ちはするが後が続かない。しかし今場所は違っている。きょうの魁皇に完勝した相撲に世代交代を見た。本格化したと信じたい。
 黒海に完敗した武双山の引退も近い。もしかして今場所後に引退発表があるかもしれない。北勝力、玉の島が大関へ邁進するか。といっても北勝力は十五で相撲を取り始めて幕内にももう二年もいる「のたり松太郎」なんだけど。だからこそこの変身はすごい。
 魁皇、千代大海は落日だ。大好きな若の里に元気がないのが心配だ。
 黒海とならんで白鵬もいい。あと二場所も経てば十両から萩原も琴欧州、時天空も上ってくる。世代交代なんだなあ。
5/23  朝青龍逆転優勝!
 帰宅して深夜、NHKのダイジェストで見る。すっかり北勝力優勝と思っていたから、まさか優勝決定戦にもつれ込むとは。そうなったら横綱の優勝は決まっていた。
 優勝は出来なかったが、今場所「引かない北勝力」を確認できたことは大きい。強くなり、上にゆけば、それは自然にかなう夢だ。白鵬の変化に負けたが悔いることはない。来場所の北勝力に注目だ。まさか場所後、講演会筋と飲み歩き、来場所また引く相撲が復活なんてやめてくれよ。
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