2/4 | 佐藤康光、A級から陥落 羽生善治名人(39)への挑戦者を決める第68期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)8回戦の5局が3日、東京・将棋会館と大阪・関西将棋会館で行われた。三浦弘行八段(35)が谷川浩司九段(47)を破り、6勝2敗で単獨首位に立った。 一方、名人獲得2期の佐藤康光九段(40)は藤井猛九段(39)に敗れて1勝7敗となり、B級1組へ降級することが決まった。名人経験者のA級からの降級は、塚田正夫名誉十段、加藤一二三九段、米長邦雄永世棋聖、中原誠十六世名人に次いで史上5人目。 佐藤は名人・A級に連続14期在籍。タイトル獲得は計12期で、永世棋聖の資格を持つ。だが、今期は実力を発揮できず、接戦の末に負けるケースが多かった。(毎日新聞) --------------- 昨年も危なくて冷や冷やした佐藤が、とうとう今期もA級順位戦のみ大不調で陥落が決まってしまった。佐藤は強い。必ずまた復活するので私は気落ちはしていない。 ただ「名人経験者A級陥落、史上五人目」なのだが、塚田、加藤、米長、中原が、完全に棋士としての最盛期を過ぎての陥落なのに対し、佐藤はまだまだ若く差し盛りであり、名人戦リーグ以外では強いから、これはかなりの「珍記録」であり、そういう意味では「史上初」になる。あらためて生涯A級だった大山の偉大さを思う。 ※ 塚田さんは木村から名人を取り、取りかえされ、完全に燃えつきての陥落、そして引退だった。加藤の陥落は六十半ばである。大山のように生涯A級はならなかったが、「神武以来の天才」としてがんばり、見事な陥落(って言いかたもへんだが)だった。米長、中原は五十を過ぎてすぐだった。陥落して間もなくフリークラスになり、数年後には引退している。名人経験者のA級陥落とはそういうものだ。いや今まではそうだった。佐藤がへんな記録を作った。 昨年も危なかった。心配してホームページに書いた。佐藤は名人リーグと相性が悪い。対して抜群にいいのが森内。ふたりのこのリーグ戦における勝率はとんでもなくちがう。 ※ ところで名人経験陥落者四人に対して、塚田だけ「さんづけ」してしまった。こういうのが「世代感覚」なのだろう。私が本気で将棋を始めたのは中原時代。大山、中原、米長、内藤、有吉、大内らが活躍していた時代だ。彼らは将棋ファンの私にとって現役プレイヤーだったから今も呼びすてになる。そのとき塚田さんはまだ『将棋世界』や『近代将棋』に随筆を書かれたり詰め将棋を発表したりして元気だったが、立場はもう「元名人」の将棋連盟会長であり、印象は好々爺だった。どろどろしていなかった。だから自然に「さんづけ」になってしまった。こういう世代感覚はおもしろいと思う。 読みかえしていたら、「世代」とは無関係の木村名人を木村と呼びすてにしていることに気づいた。これは矛盾になるが、木村の場合は将棋の象徴であり、力道山や大山倍達に「さん」をつけないのと同じ感覚になる。 そういえば若いプロレスファンが馬場のことだけ「馬場さん」と呼ぶのが流行ったことがある。あれも現役バリバリの馬場ではなく、前座でお笑いプロレスを展開する「社長レスラー」から好きになったファンなら、自然に「さんづけ」なのであろう。もちろんこれも馬場の二十代を知っている私は呼びすてだった。 佐藤の缺陥は、名人リーグの成績が悪いことと、ほとんどすべての棋士に勝ち越しているのに羽生との対戦成績が悪いことだ。なのに名人にもなり、これだけの成績を上げているのだから見事としかいいようがない。歴史に残るA級棋士である。 タイトル獲得数歴代6位は、大山、羽生、中原、谷川、米長についで。竜王と名人の経験者は、谷川、羽生に次いで。そのあとに森内。これらのことからもいかに佐藤が一流棋士かが解る。 ※ 私が佐藤にインタビュウしたとき、彼はまだ五段だった。いまやもう伝説的な「島研」の俊英だった。そのときタイトル戦線に飛びだしていたのは羽生だけであり佐藤も森内もまだ世に出ていなかったが、誰もがもうそれを確信していた。 と書くと私が将棋記者みたいだけどそんなことはない。友人に頼まれてたまたまやった仕事。将棋の仕事は三回しかやっていない。私が直接インタビュウしたことのある超一流棋士は彼だけなのである。でも応援しているのはそんな身贔屓からではない。「中原世代」の私と彼らは世代は違うけど、いわゆる「島研」「羽生世代」のあの連中は将棋界を変えた怪物達であり、惚れないのがおかしい。 佐藤は劣化していない。いまも棋王戦の挑戦者だ。必ず復活する。だがまだ四十歳の元名人のA級陥落は、やはり歴史的「珍記録」ではある。 ※ 「名人経験者」は、あと谷川、森内、丸山がいる。現名人の羽生もまた「名人経験者A級陥落」の資格?をもっていることになる。谷川、森内、羽生は永世名人だ。丸山はタイトルは名人しかない。まさか佐藤が丸山より先に陥落を経験するとは思わなかった。 失礼ながら毎年心配しているのは羽生や佐藤より上の世代であり四十七歳の谷川だ。もしも陥落したら、潔いあの性格から引退してしまうのではないかと案じている。さいわい今年は挑戦者になるぐらい成績がよい。もういちど羽生谷川の名人戦が見たい。挑戦者になってくれ。これまた失礼ながら三浦じゃ盛りあがらない。 佐藤よ、一期で復帰しろ! ------------------------------ 【附記】──挑戦者に三浦! 3月3日、最終戦が行われ、7勝2敗で三浦が挑戦権を得た。高橋が6勝3敗で、もしも郷田が三浦に勝つとプレーオフだったが、三浦は郷田を破って単獨トップの優勝となった。名人戦が楽しみである。 |
3/7 | 将棋名局選に蛸島さんと丸田さん登場 今日のNHK杯は渡辺竜王と新鋭糸谷の準決勝。糸谷が一気に渡辺を負かしてしまった。圧勝である。新鋭が竜王を破った! と、かつて羽生がNHK杯で大山、中原、加藤、谷川と歴代の名人を次々と負かしたときのように絶讃したいが、渡辺はまだ25歳、糸谷は22歳だからそれほど差があるわけでもない。奨励会入門も4年しかちがわない。渡辺の出世が早すぎるのだ。 来週のもうひとつの準決勝が羽生と丸山。ぜひとも決勝は羽生と糸谷を見たい。 早く終ってしまったので感想戦をいつもより長くやっていたが、11時40分に「それでは」となってしまったので驚く。まだ時間はある。どうするのだ。すると「棋戦が早く終ったのでNHK名局選をお送りする」という。 私は徹夜明けだったので肝腎の将棋のときうとうとしていた。だからこの将棋に関して語る資格はない。しかしまあこんな形でのうたた寝は気持ちいい。徹夜で寝てないのだから「うたた寝」とは言わないか。 9時過ぎにこたつに入ったら、雨模様の中、ぽかぽかしてきたので眠けに耐えられなくなった。10時からの将棋はところどころの記憶である。なのにこの「名局選」とやらに、懐かしい蛸島さんと丸田さんが出て来たら、パッチリと目が覚めるのだから笑ってしまう。渡辺糸谷の熱戦よりじいさんばあさんの昔話の方が好きらしい。でも時代感覚とはそういうものだ。しょうがない。これがもしも意図的にそう心懸けていて、そういう「切り口」で生きていると、こんな「時代感覚」もイヤミだしみっともないと思うが、そうじゃない。ほんとにひさびさにお二人を見たら自然に目が覚めた。うれしかった。熱心に見た。そしてふたりの20分ほどが終るとまた眠くなり、午後3時の競馬中継まで寝てしまったのだった。 ※ 丸田祐三さんは大山政権時代の参謀である。長期政権大山総理を支えた名幹事長。その前に連盟会長もやっている。大山が1924年生まれ、丸田さんは1919年生まれだから、年上の会長経験者が、最強の総理をサポートした形になる。当時大山さんは新将棋会館建設のために駆けまわり、実質的な連盟運営を手掛けたのは丸田さん(丸田政権)だったというひとも多い。 相手に飛車を成らせ、そして閉じ込める「丸田新手9七角」 は衝撃だった。私が将棋を始めたときにはすでに定跡として定着していたが、見様見真似でやってみたものだ。 丸田さんは1919年生まれだからいま91歳になる。お元気そうだ。92歳で亡くなった私の父が最後まで矍鑠としていて惚けなかったから、丸田さんのお姿も今現在のものとして不思議ではないが、これはたぶん今現在ではなく、「なつかしの名局選」として何年か前に録画したものであろうと推測した。 このあと2ちゃんねるの将棋板に「2007年12月に録画されたもの」との情報が寄せられた。それを信じての書きこみに、ガセだとの書きこみもあったが、私はたぶん正しいと思う。それでも88歳、米寿のときの映像になる。とにかくうれしかった。 ※ 選ばれた「名局」は、昭和27年の第一回NHK杯戦の決勝。木村名人対升田八段。まだラジオ時代。ラジオのスタジオでの対局風景。モノクロの写真。ふたりとも煙草を喫っている。 ラジオ時代のNHK杯に、蛸島さんが「父がラジオを聞いて勉強したと言っていました」と、ぽつりと言った。ほのぼのとする。だいたいこの種の天才はみなそうだが、奨励会出身である(卒業はしていない。未だ女流ではいない)女流棋士第一号の蛸島さんも、将棋好きの父に英才教育を施された人だった。今はなきお父さんを思ったことであろう。 八人によるトーナメント。その中に丸田八段も入っている。蛸島さんが、当時32歳だった丸田さんを早い昇段でしたねと讃える。丸田さんは他の人がたいへんな時代だったからと謙遜する。こういう流れもうつくしい。 大山の肩書きは九段となっている。当時の最高段位は八段。九段は棋戦優勝者の冠だ。九段戦に優勝してのもの。読賣の九段戦はやがて十段戦になり今の竜王戦になった。 棋譜を見ながらの解説になると、蛸島さんが老眼鏡をかける。バラエティ番組でも、クイズ問題を見るために男女タレントがそうすることがあるが、カメラがスタジオにもどると急いで外す。でもこの場合は外せない。だって棋譜が読めないから(笑)。 ふたりのたどたどしい解説。 私には充実した20分だった。 ※ 深夜、2ちゃんねるの将棋板「NHK杯戦」を見ると、このことが話題になっていた。放送時間中の午前11時45分ぐらいの、みなリアルタイムでの書きこみである。95%否定的。「なぜこんなものを流すのか」に始まり、「あのまま当事者の感想戦でよかった」「なにかを流すにしても他にもっといいのがあるだろう」「なんでこんなジジーとババーが」「ババー、カンペを読まずに話せ」。 たしかにひさびさの進行役である蛸島さんは、目線がきょときょと動き、カンペを読んでいるのが見え見えだったし、何年前の録画か定かではないが、確実に八十代半ば以降である丸田さんの解説も駒を動かす手付きも、それはそれでお年寄りのものだった。その価値がわからなければ若者が嫌ったのもわかる。進行を清水や矢内にして、解説もせめて中原さんにしろ、との意見は、適切のようにも思う。 でも徹夜でうとうとしていた私の場合、どんなひとが出てもうとうとのままだったろう。蛸島さんと丸田さんだったから目が覚めたのだ。升田大山を始め棋士はあまり長生きではない。長生きは加藤治郎先生の86歳、原田泰夫さんの81歳ぐらい。それでももっと生きていて欲しかった。丸田さんのお姿を見られただけで日曜午前の至福だった。 以下の失礼な若い将棋ファンの書きこみを見て、私が不愉快になったかというとそうではなかった。そうなると思っていたので私にも意外だった。私は蛸島さんと丸田さんを見られたこと、そのことに感激している自分に納得し、ただのジジーとババーとしか見えなかった連中を憐れんでいた。こんな形の餘裕もあると知った。40年将棋ファンである重みだ。 それにしても、多くの書きこみがあったのに、なぜこの解説が、「57年前の第一回NHK杯戦トーナメントに出場した八人の棋士の内、唯一いまも御健在なのが丸田さんだからだ」という指摘がなかったのだろう。 ------------------------------ 8 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:04 ID:ciJrArsf 蛸島さん久しぶりに見た まだ生きてたのか 9 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:19 ID:IB9Km7oJ カンペ読むなよ 視線落とさずにやれババア 10 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:23 ID:jiUuntYM なんという老人会wwwww 12 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:30 ID:N78fWOTF 小太刀生きていたのか 13 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:33 ID:xVLbJzyI たまに早く終るのも良いね 14 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:35 ID:Fy/ZcU+X タコさん、これ絶対カンペ見てしゃべってるだろ。 16 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:38 ID:WSpNw4Gb 古すぎ。てか解説丸田てwww 17 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:38 ID:UmogSQ1j なついwwwwwwwwwwwwwwwww 18 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:39 ID:TcicrN4P ガッカリすぎる・・・ 19 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:40 ID:fbNlyuAl なんだよこの養老会 22 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:46 ID:5n/sHW7c 丸田ってまだ生きてたのか 29 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:41:58 ID:vFJRjGm2 これいつの丸田先生なの? 今は91歳だからさすがに出演はできないだろうし。 42 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:42:24 ID:7IWjC6b/ これいつ頃収録されたんだよ。 43 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:42:23 ID:Gp1PuehF 蛸島と丸田っていつの収録だよ 50 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/07(日) 11:42:41 ID:slNFGnT7 じいさん ばあさん がんばれ 51 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:42:44 ID:iCEfzWzZ 蛸島さん懐かしい。 昔の棋譜読み上げだったか記録係だったよな。永井さんが司会の頃。 54 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:42:56 ID:UmogSQ1j たこじま 元気そうでよかった 61 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/07(日) 11:43:09 ID:SiFx7jdt 噛み噛みだな なんだかしょっぱい内容 名局選つうから期待したのに 64 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:43:19 ID:3yxJUD/a これいつ収録したんだろうな 68 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:43:21 ID:vFJRjGm2 ※2007/12/28に収録されましたVTRです 73 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/07(日) 11:43:37 ID:mUzV+zP2 蛸さんに丸田さんって健在だった!! うわあ、まさかの特典映像だわ、こりゃ 108 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:45:09 ID:Gp1PuehF >>87 昔からババアじゃねえだろよw 186 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:49:26 ID:VRC6pdL0 せめて聞き手を市代、解説を中原か米長にしてくれ これは辛い 202 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 11:50:43 ID:FFIXoq8F これは人選がだめすぎるw ほんとにただの時間稼ぎだな~ |
3/7 | 将棋界の一番長い日と韓国によるサイバーテロ 蛸島さんと丸田さんのことを書いたら、先日の「韓国による2ちゃんねる攻撃のサイバーテロ」に関して書き漏らしていることを思いついた。すこし遅れたが書いておこう。 ※ 将棋のA級順位戦最終局が行われる日はむかしから「将棋界の一番長い日」と呼ばれ、毎年悲喜こもごものドラマが生まれる。今年も、すでに佐藤の陥落は決まっていたがもうひとりは未確定。藤井か井上だ。将棋界も学校と同じく四月新年である。ちなみに競馬界は三月新年。 名人挑戦権も、三浦が一歩リードしているが、この最終局で三浦が敗れ、丸山、谷川、高橋が勝ったら4者によるプレーオフの可能性まであった。結果、高橋だけが勝ちあがり、三浦対郷田の結果待ちとなった。深夜、三浦が勝って自力で挑戦権を獲得した。 三浦と言えば、羽生が七冠全制覇のとき、棋聖位を奪って最初にその一角を崩したことで有名だ。当時なんにでもクチバシを突っこむ「電波少年」が「あの羽生を倒した三浦」ということで、松本明子が突撃し、「わたしと結婚してください」なんてやっていた。ノーアポ突撃に戸惑った三浦が、毎度お馴染みの「おともだちで良かったら」と応えていたのを思い出す。羽生七冠全制覇が1996年の二月。三浦に敗れて一角が崩れるのが同じ年の七月。あのときの三浦はまだ22歳だった。14年も前であり、つい昨日のようでもある。 もっともこの「将棋界の一番長い日」という言いかたは、順位戦が棋士のすべてを決めていたときの名残であり、今は時代も違うから、私はあまりこの言いかたを好んではいない。順位戦至上主義は嫌いだ。 それでもA級棋士であることは棋士の誇りだから、それはそれで今も物語は生まれる。今年はB1の渡辺竜王が昇級してやっとA級になった。もうひとりの昇級は久保棋王である。もうすぐ羽生から王将をとって二冠になるかも知れない。いや棋王の方が佐藤に追いこまれているから二冠はないか。なんのかんのいってもA級には強い棋士が集まっている。いま私のA級に関する興味は谷川だけである。 ※ とまあそんなことがあったのが3月2日。持ち時間8時間の将棋はその日の深夜までもつれこむ。いよいよ決着間近となる午後10時から0時、深夜に掛けて、2ちゃんねる将棋板は、有料中継を見ている連中の書きこみと、見られない連中の感想で盛りあがる。毎年恒例だ。毎度の意見だが、無料で竜王戦を公開している読賣はえらい! 私はそこまで熱心なファンでもないのでリアルタイムでこれに接することはない。それでも結果は知りたいから決着がついたころを見はからって覗いてみる。3月2日の深夜、というか3日の早朝、挑戦者は誰になったろうと出かけた。すると止まっていた。2ちゃんねるが動いていなかった。あの「キムヨナ問題から発する韓国による2ちゃんねるサイバーテロ」である。3月1日の獨立記念日に始まったそれは2日深夜になっても終っていなかった。2ちゃんねるはまだ復活していなかった。 つまり、毎年恒例のこの「将棋界の一番長い日」の盛りあがりを、今年はこの韓国によるサイバーテロにより、2ちゃんねる将棋ファンは出来なかったのである。これは年に一度のたいせつなお祭をぶち壊されたようなものだ。怒りの気持ちは判る。「なにもよりによってこの日に!」であろう。韓国のサイバーテロと日時がぶつかってしまった将棋ファンの悲劇になる。 ということでメモしておくことにした。 ------------------------------ 1 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 19:00:33 ID:3ugNQOP6 サイバー攻撃? よく分からんが、よりによって将棋界で1番大事な日にそれは無いだろう! リアルタイムで語り合うから面白かったのに… 2 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/03(水) 19:02:07 ID:fMkBqkuT やっと復活したか。最悪だったな。韓国マジで頭に来る。 4 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/03(水) 19:03:19 ID:ljOEVKBZ 参加したのは、在日朝鮮人や朝鮮人留学生、朝鮮人 こいつら、永久に許さん 5 名前:名無し名人[age] 投稿日:2010/03/03(水) 19:04:22 ID:y8W6S6LC キムヨナが審判を買収したとかの書き込みで怒ったらしいが、 他国の掲示板の中身を気にするなんて頭おかしいのかね? そんな書き込みに何の影響力があるのかと思ってしまう 6 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/03(水) 19:05:12 ID:ljOEVKBZ アメ公によると、主に韓国からのテロだが日本経由もあり ν速で、朝鮮人の留学生がテロに参加してはしゃいでるブログが血祭りに・・・ まじで、朝鮮人の血を引くものは、日本から追い出せ 藤井祭り中止とか、絶対に許さん 7 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/03(水) 19:05:44 ID:xxzuhHvT 韓国人は将棋板住人を完全に敵に回した これで外国人参政権は廃案に追い込まれるであろう ま、将棋板住人にはそんな影響力ないけど・・ 8 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/03(水) 19:06:36 ID:0LPKRvCn 民主党 「竹島は韓国のもの」 北教組が組合員の教師に配布した職場討議資料「北教」(2008年11月28日号)。 ここに日本固有の領土である竹島について、こう記している。 「文科省が中学校歴史の解説書に『竹島(獨島)の領有権』を明記したことは、 韓国にとっては、侵略・植民地支配を日本が正当化する不当極まりないものになるのです。 歴史事実を冷静に紐解けば、韓国の主張が事実にのっとっていることが明らかなだけに、 事は極めて重大です」 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100303/ dms1003031147000-n2.htm 11 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 19:08:34 ID:LTgr29YE 藤井祭りが中止になってしまった 絶対に許さない、絶対にだ 12 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 19:09:55 ID:LTgr29YE 謝ってよ、心から謝ってよ 15 名前:名無し名人[] 投稿日:2010/03/03(水) 19:17:45 ID:yIhmFt8d フィギュアとか全然興味ない俺まで巻き込みやがって。 これは無差別テロだ。これは絶対に忘れない 16 名前:名無し名人[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 19:19:10 ID:oVBoLx76 暴れるなら余所でやってくれ、将棋板なんて関係ないだろ-・・・ |
12/16 | インターネット将棋の魅力──竜王戦中継 あの「どちらが勝っても史上初の永世竜王」の21期、羽生は「3連勝から4連敗」という史上初の負けかたをして敗れた。 今年、なんとか挑戦者になれと息を呑んで見守っていた。無事挑戦者決定戦三番勝負まで勝ちあがった。ここまでくれば大丈夫だろう。相手は久保二冠だったが2連勝で挑戦者となる。 日程は下記のよう。これは2ちゃんねるの将棋板からコピーさせてもらった。 竜王戦当日の竜王戦スレッドの盛りあがりはたいへんなもので、1000でフルになる板が1時間で満杯になって行く。若者にもまだまだ熱心な将棋ファンは多いのだと安心する。 ※ 【第23期 竜王戦七番勝負】 渡辺明竜王 - 挑戦者 羽生善治名人 第1局 10月14-15日(木・金) 先 渡辺竜王 ○-● 羽生名人 長崎県長崎市「にっしょうかん別邸紅葉亭」 第2局 10月26-27日(火・水) 渡辺竜王 ○-● 羽生名人 先 福島県福島市「摺上亭大鳥」 第3局 11月10-11日(水・木) 先 渡辺竜王 ●-○ 羽生名人 北海道河東郡「十勝川温泉 第一ホテル」 第4局 11月25-26日(木・金) 渡辺竜王 ●-○ 羽生名人 先 兵庫県加古川市「鶴林寺」 第5局 12月01-02日(水・木) 先 渡辺竜王 ○-● 羽生名人 石川県加賀市「あらや滔々庵」 第6局 12月14-15日(火・水) 渡辺竜王 _-_ 羽生名人 先 岐阜県高山市「ホテルアソシア高山リゾート」 第7局 12月23-24日(木・金) 渡辺竜王 _-_ 羽生名人 山形県天童市「ほほえみの宿 滝の湯」 ※ 一日目の朝からリアルタイム中継される。プロ棋士の解説つきだ。ついでに言えば両棋士の食事からおやつまで報告される(笑)。 指し手は1時間に一手も進まないときもあるが、進むと駒音がするのですぐにわかる。 今期はこれに釘づけだった。 もちろん私は羽生を応援している。 2ちゃんねるに書きこむ連中は40歳の羽生よりも25歳の渡辺にちかいひとのほうが多いと思われるが、人気は羽生が圧倒的。羽生が人気があるというより渡辺の不人気が気になる。たぶんにそれは「竜王戦以外での活躍がない」ことから来ているのだろう。竜王戦だけ圧倒的に強いのだ。それでも今期はA級にあがり星もいいので、もしかしたら挑戦者になるかも知れない。そうなってこそ一流の証になる。 ※ ※ 羽生が2連敗してまっ青になったが、その後2連勝してほっと一息。 しかし天王山となる5局目を渡辺が勝ち、防衛に王手を掛ける。 そして今日と運命の6局目。 いま142手目の終盤。午後7時。 羽生、絶対的不利。またも渡辺防衛か。 いやはや辛いゆうべとなった。 ※ |
この壁紙は
http://www.geocities.jp/shogi_e/haikei/backtop.html
より拝借しました。