薬用入浴剤「六一〇(ムトウ)ハップ」を製造、販売していた武藤鉦(むとうしょう)製薬(名古屋市中区)が、同製品の製造を10月末で中止し、工場も来年中ごろに閉鎖することが分かった。別の薬品を混ぜて硫化水素を発生させて自殺する事件が多発した影響で、売り上げが落ち込んだのが原因だという。
同社は1906年創業。六一〇ハップは、硫黄、生石灰などが含まれた医薬品で、腰痛や肩こりなどに効果があるという。
今年5月、「日本チェーンドラッグストア協会」(本部・横浜市、約1万2700店加盟)が、六一〇ハップなど硫黄成分の入った製品の販売自粛を加盟店に要請。7月に解除されたが、売り上げの大幅な減少や大量の返品で出荷量が昨年と比べて3分の1以下に減少。経営が悪化し、9月に製造中止を決めた。
毎日新聞 2008年11月27日 東京夕刊
この流れを作ったのは民主党の「はたともこ」という議員である。この女が自分のブログで
《民主党は、「六一〇ハップ」の販売停止と、「石灰硫黄合剤」の販売規制を、直ちに政府に求めるべきです》とがなりはじめた。5月である。そこから上記のドラッグストア協会が動き、六一○ハップは生産中止、会社閉鎖に追いこまれた。かつて「週刊金曜日」がやった「買ってはならない」と同じサヨクによる企業テロである。
このバカ文章には心有る人びとから抗議が殺到し、へたれバカ女はすぐに削除した。ドラッグストア協会も己の愚に気づき7月には解除した。しかしもう傾いた六一○ハップには立ち直る力はなかった。
この民主党のバカ女議員のキャッシュは残っている。ぜひ読んで欲しい。まことに腹立たしい文だ。こういうバカ女がいるのが民主党の現状だ。
http://s04.megalodon.jp/2008-1125-1424-02/blog.goo.ne.jp/
hatatomoko1966826/e/41d98ebb542ea1ebedec6ce31723e5d1
この件で看過できないのは、大手キンチョウが発売するサンポールはなんら問題にはならず、弱小企業の六一○ハップが狙い撃ちでつぶされたことである。私はむろんサンポールも同罪だなどと寝惚けたことを言うつもりはない。サンポールも六一○ハップも両方共存在すべきだと言っているだけだ。自殺に利用するバカがいるからと入浴剤を生産中止に追いこんでなんの意味がある。煉炭自殺が連続したら煉炭も作らせなくするのか。なんちゅうバカ女だろう。悔しかったろうなあ、六一○ハップ関係者は。まことに腹立たしい。
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自転車で町中の薬局を走りまわった。どこもみなすでに片づけ、返品してしまってなかった。
もう入手は無理だと諦めた。あとはネットでなんとかならないかと探すだけだ。
そんな中、無駄とは思いつつ、まだ諦めきれず、あるチェーン店のドラッグストアに入った。同じ名前のチェーン店にすでに三店入っていた。どこでももう片づけてなかった。同じ系列なのだからあるはずがない。無駄とは思いつつ行ってみた。すると入浴剤置き場に、「ムトウハップを御希望のかたはカウンターでお申込みください」との貼り紙を見つけた。
カウンターに行くと、まだ商品があり、それを売切ってお終いだという。思うに、この店の薬剤師(三十代の女だった)は、自殺騒ぎによって入浴剤が発売中止になり商品をすべて返却するという流れに反撥していたのだろう。私は好意的にそう解釈した。同じチェーン店でも他店がみな一斉に返品して1本もなかったのに、この店では在庫品をあえて返品せず保有していたのである。
私はここで写真のように大瓶3本を購入した。1本880円だった。あとまだ大瓶が1本と小瓶が3本あるという。一瞬、ぜんぶ買ってしまおうかと思ったのだが、世の中には私よりももっと切実に六一○ハップを必要としているひとがいるかも知れない。その人がここに来て、「先程来た男の人がぜんぶ買って行きました」となったら気の毒である。薬剤師が返品しなかったのも、熱心な固定客がいることを意識したのかも知れない。まだ製造中止が決定したばかり。なのにドラッグストアの返品は早かった。その固定客はまだ製造中止を知らず、知ったら急いで駆けつけてくるかも知れない。私はこの店の常連ではない。捜しまわって見つけた店だ。大瓶3本だけにした。たまにしか使わない。これで一年は保つ。
六一○ハップを当面充分な量、確保できてほっとしたが、製造中止、会社閉鎖に追いこまれた関係者の無念を思うと楽しい気分にはなれない。くだらん国である。