政治

2015──2016
7/15 
●民主党の自虐的ポスター?──「ウケ」たらしいが(笑)



 休みなし・収入減る・しかも民主党…自虐的公募
2015年07月13日 07時15分


 民主党は、国政・地方選の候補者確保のため、玉木雄一郎党選挙対策委員長代理をトップとする「特命人事部」を新設し、「大補強2015」と銘打った公募キャンペーンを始めた。

 「反骨のエキスパートへ。」とうたったポスターには、「休みはなくなる。批判にさらされる。からだはきつい。収入は減る。当選の保証なし。しかも民主党だ」と、あえて自虐的なメッセージを添えた。

 民主党は野党転落後、候補者がなかなか見つからないという状況にあるため、若い世代の「ウケ」も狙ったという。



http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150711-OYT1T50080.html

---------------

 仕事がきついというマイナス要素を並べ、さらには「しかも民主党だ」と自虐的な落ちをつけて、最後に「それでも日本を救う気概があるなら、ぜひ応募を!」と結ぶ。しかしまともな日本人なら、「日本を救う気概があるから、おまえらとは関わらねーよ」と反応するだろう。
 若い世代の「ウケ」を狙ったとか。たしかに「ウケ」た。でもそれは狙いとはちがう「ウケ」だろう(笑)。

 この最後の「民主党特命人事部」ってのも気味悪いな。
 
 

 このアホらしさに素速く反応し、秀逸なコラージュが出る。

これは「反日のエキスパートへ

「それでも朝鮮を救う気概があるのなら」
 
こちらは「反対のエキスパートへ」。

 あぶないバイトによくある一行「……だけの簡単なお仕事です」をなぞって、「反対するだけの簡単なお仕事です」。

 若者ウケを狙っただけあって、機知に富んだ若者からすぐに反応があった。しかしそれは民主党の願った「ウケ」ではない。でもたしかに「ウケ」てはいる。「こいつらこんなにバカなのか」と。この鈍さこそが民主党なのだろう。もしかしたら連中は「やった、ほんとにウケた!」と思っているのかも。

 悪夢のあの三年を思い出す。勘違い幻想を消すために必要なことだったのかもしれない。でも悪夢だった。私も「一度ぐらいやらせて、実態を知り、みんなも目を醒ましたほうがいい」と思ったからえらそうなことは言えない。故・三宅久之さんも生前そういうことを口にしていた。深く反省していた。私は彼らに投票はしなかった。出来なかった。ダメを確認するための行為に参加はできない。それは事実だが、心の奥で「一度ぐらいやらせてもいい」と思ったのだから同罪だ。でも日本中が勘違いしていたから、あれがなかったら、いまだに期待はあったろう。
 
 
 あの「あたらしい時代が来た」とばかりに日本中が浮かれあがった日、とんでもないことが起きてしまったと暗澹たる想いだった。それからの悪夢の日々。鳩山、菅……。あのころは毎日ブログに政治ネタばかり書いていた。書かずにいられなかった。あのころと比べると平穏な日々だ。
2016
6/3

●民進党、山井というバカ──諷刺画批判を捏造

http://www.sankei.com/smp/politics/news/160531/plt1605310037-s1.html

 民進党が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に関して30日に国会内で開いた「検証チーム」の会合で、山井和則国対委員長代理が英有力紙「タイム」に掲載されたEU(欧州連合)関連の風刺画を安倍晋三首相への批判だとして取り上げたことが分かった。

 風刺画は、葛飾北斎の富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)の大きな波を、英保守党の次期首相候補とされるボリス・ジョンソン前ロンドン市長に模した絵だった。乱れた髪が特徴的なジョンソン氏と波頭を重ねあわせ、同氏が大きな口を開けた様子を描き、近くで船に乗ったキャメロン英首相とみられる人物が「あの“愚か者”から逃げた方がいい」という趣旨の発言をしていることを表現した。

 英国では6月23日にEU離脱か残留かを問う国民投票が実施される予定。キャメロン首相は残留を訴え、ジョンソン氏は離脱支持を表明している。キャメロン首相の船には安倍首相やオランド仏大統領、メルケル独首相、オバマ米大統領ら先進7カ国(G7)の首脳とみられる人物も描かれていた。

 ところが、山井氏は30日の会合で、風刺画を掲げて「ここにも描いてあるように、安倍さんの顔で日本の津波からG7の首脳の方々が『あの大馬鹿野郎から逃げようぜ、逃げたほうがいいよ』と。つまり、安倍首相が国内で国民に言っていることは『捏造(ねつぞう)なんじゃないの?』ということだ」と決めつけて発言した。

 山井氏は、安倍首相が伊勢志摩サミットで世界経済はリーマン・ショック前に似た状況だと語ったことを批判したかったようだ。会合に出席していた柿沢未途衆院議員もフェイスブックに風刺画を掲載し、「こんなのが英国を代表する高級紙に掲載されたのだとしたら国辱ものだ」と記し、安倍首相への批判という前提で紹介した。

 だが、風刺画で描かれたジョンソン氏は安倍首相とは似ても似つかない上、安倍首相自身らしき人物が船の上に乗っていることを見れば、安倍首相批判の風刺画ではないことは一目瞭然。「捏造」したのは山井氏や柿沢氏ら民進党の方だったようだ。


---------------



 このG7首脳を呑みこもうとしている大波を安倍首相にしたわけだが、安倍首相は船の上にいる。無茶苦茶なこじつけである。

 

「こんなのが英国を代表する高級紙に掲載されたのだとしたら国辱ものだ」と記し、安倍首相への批判という前提で紹介した。

 国辱はこんなのが国会議員をやっていることだ。日本の真の敵は日本の中に居る。

---------------

▼責任転嫁

 民進党の山井和則国対委員長代理は1日午前の記者会見で、5月30日の党会合で英紙「タイムズ」掲載の風刺画の人物を安倍晋三首相と決め付けて批判した件について、自身の認識の誤りを認めた。首相を批判する意図の風刺画だと思った根拠については、「(会合に出席した)外務省の方が否定しなかった」と述べた。山井氏の説明は以下の通り。



 --現時点での認識は

 「『こういう風刺画が出てますよ』ということで、外務省の方にお話をさせてもらったら、外務省の方は『安倍総理が批判されている』という趣旨を否定はされませんでした。ですから私は『そういう風刺画なのかな』というふうに理解をしました」

 「ただ、後になって、外務省の方が『違う解釈もあるんではないか?』ということをおっしゃったので、『そうかな』というふうに思いました」

 --現時点では安倍首相を批判する意図のものではないという認識か

 「はい。そう思います」

 「まあ、外務省の方がそうおっしゃってましたからね。最初に聞いたときには外務省の方は、そういう意図であることを否定はされませんでしたので。はい」

 http://www.sankei.com/politics/news/160601/plt1606010013-n1.html

 自身の誤りは一応認めたようだが、責任は外務省に転嫁している。

---------------

▼始まりは2ちゃんねるスレか?

民進党の山井和則(やまのい かずのり)衆議院議員が現在炎上中である。

5月30日に国会内で行われた“伊勢志摩サミット”検証チームの会合で、イギリス『TIMES』紙の風刺画を取り上げた山井議員。葛飾北斎の富嶽三十六景を模した風刺画、口を開けた人物風の大波から各国首脳が舟に乗り逃れるという状況、山井議員は大波を安倍総理ととらえたが実際はイギリスの次期首相候補だったというもの。

とある『Twitter』ユーザーが

伊勢志摩サミットの風刺画。
G7首脳陣が「あんな破滅的な愚か者(=安倍総理)から逃げれて本当に良かった」と言っている。元ネタは葛飾北斎の浮世絵『富嶽三十六景』の一枚。実物と並べてみると細かいところまで似せてあるのがよくわかる。
とツイート(現在は削除されている)、


『2ちゃんねる』には
【悲報】安倍ぴょん、海外の風刺画でG7での醜態を思いっきりバカにされる
といったスレッドがたつなどしていた
のだが、山井議員の発言もそれと同じような主旨のものだった。

山井議員の発言を受け、今度は「ネットの“安倍風刺画デマ”に釣られた山井議員」ということで、まとめサイト等にも取り上げられ、議員の『Twitter』アカウント(@yamanoikazunori)には批判が殺到。

31日には『産経ニュース』も
民進・山井和則国対委員長代理、英風刺画を捏造? 英首相候補の絵を安倍首相と決めつけ「大馬鹿」と批判 
http://www.sankei.com/smp/politics/news/160531/plt1605310037-s1.html[リンク]
という記事を掲載する。

その後、6月1日には
民進・山井和則国対委員長代理 英紙風刺画“捏造”問題で誤りを認める 「外務省が否定しなかったので…」
http://www.sankei.com/politics/news/160601/plt1606010013-n1.html[リンク]
という記事も掲載されたが、『Wikipedia』には「ネットではデマノイと呼ばれている」と記載されてしまうなど、未だ大炎上状態となってしまっている次第である。


http://getnews.jp/archives/1470100

---------------

 こういうお粗末な事件も、独自ネタだったらまだ救いはあるが──ないか(笑)──他者のTwitterや2ちゃんねるスレからの引用ではただのバカである。「永田ニセメール事件」を思い出す。功名心ばかりが先走るとこうなる。なぜこんなにも軽薄なのだろう。

 いや「なぜ」ってことはない。理由は明白だ。政治を正面から批判批評することよりも、政権与党を攻撃する、ケチをつけることが主目的になっているからだ。揚足取りをしようとやっきになっているからこんな勘違いのみっともないミスをする。京都大学を出て松下政経塾で学んでもこんなものなのか。なんとも、なさけなくて溜め息すら出ない。
 

inserted by FC2 system