2018
7/4
私は月に何ギガぐらい使っているのだろう!?

▼10Gigaリミットを教えてくれる端末器
 いま使っているWiMAX2の端末は使用量を教えてくれる。Wifi端末4台目で初の機能だ。それで思ったのは、「私はいったい月に何ギガぐらいネットを使っているのだろう」だった。ずっと使用量無制限なので考えたこともなかった。昨年の3月、(たぶん私の端末誤操作が原因で)初めて通信速度制限というものに引っ掛かり、それ以来すこしばかり気になってはいたが……。



 私の最初の高速通信はNTT光フレッツだった。2007年。引っ越した集合住宅にこれが導入されていてすんなり開始できた。初めてADSLにしたとき(2003年)も感動したが光の速さはまた格別だった。これが2013年まで。トラブルがあって契約解除。NTTは一度トラブルのあった利用者はパージするらしい。そんな宣告を受けたので私はもう死ぬまで光フレッツは使えないらしい。本音の話だが、私はNTTのような元公社、独占企業が大嫌いで関わらないようにして生きてきた。前々から携帯電話というものに興味を持っていたがNTTしかない時代には我慢していた。1997年にJ-Phoneができたので契約した。通じる範囲が狭く苦労した。
 光通信がNTTしかなかったし集合住宅に引かれていたから入ったが、それを止めて民間会社に切り替えるのは望むところでもあった。

 2013年から2017年までniftyのWifi。niftyのままでよかったが、以下に述べるトラブルがあって、去年2017年の3月からBIGLOBEのWiMAX2になった。

 セコい悔いをひとつ。2011年にタブレットを買い、それ用に初めてWifiの契約をした。プロバイダはGMOだった。NTTとトラブルがあって光フレッツを止める2013年までの2年、私は室内のデスクトップ機は光フレッツ、外出する際に使用するタブレットにWifiと使い分けていた。アホだった。Wifiひとつで両方できた。それに気づかなかった。光フレッツの契約が切れて初めて、「Wifiで両方できたんだ」と気づいた。よってこの丸々二年間の光フレッツ料金は無駄になる。二年だと10万円ぐらいになるからもったいなかった。私はお金をすぐに自作のPCパーツで考えてしまう。あの10万があったら最新のCPUに、ビデオカードにアップグレードできたのに、と悔やんだりする。



 契約しているWiMAX2は使い放題だが、使用量が10Gigaにちかくなると端末が警告してくる。機器はKDDIでありMade in Chinaとなっている。

 端末の「通信量カウンター」という表示が、「使用料が9.4ギガになりました。リミットの10ギガまであと0.6ギガです」のような表示になり、ネットが遅くなる。表示はトップページからその注意喚起の状態で固まる。「通信量カウンター」をクリアすると使用量が0になりまた速くなる。

 と「遅くなる」「速くなる」とつい書いてしまったが、これ本当なのか。単なる私の気のせいか。でもリミットの10Gigaにちかづくと速度が落ちる気がする。実際作業をしていて「あれ、ネットが遅くなったな」と感じて机下のクレイドルに収めてある端末を覗くと、いつもその「もうすぐリミットです」表示になっている。いつもの使用量だと一週間に一度程度だが、時には三日でそうなったりする。そんな時も「そうか今週は一昨日、相当量のDownloadをしたからな、あれが原因か」と筋が通っていて納得する。もしも真実が「リミットの10Gigaにちかづいても速度は落ちませんよ」だと、単なる私の気のせいとなる。でも速度ダウンするように感じるのだけれど……。
 たとえば50メガ程度の音楽ファイルをDownloadするとき、順当だと10秒も掛からずに完了する。これを見るたび、いまだに「すごい時代になったものだ」と感嘆する。ところがこれが1メガ、2メガ、ともたつき、10秒経ってもまだ5メガしかDownloadが完了しなかったりする。こんなとき端末を見ると必ず上記の「リミットに近づきました表示」になっている。もちろん遅くなるといってもあの「4k制限」のようなとんでもないものではない。



 本業をこなしたり馬券代稼ぎのバイトをしたり適当に外出したりと、人間らしい生活を送っているときは、その「もうすぐリミットの10Gigaです」という注意喚起は、音楽ファイルを頻繁にDownloadしたときなどを除き、だいたい一週間に一度ぐらいだった。そこから月平均使用量を概算すると、それでも月に50Gigaぐらいは使っていたことになる。使い放題プランだったし、今までの端末にこの表示はなかったので、考えたこともなかった。月に50Gigaというのはスマホのプランから考えると、かなりのヘビーユーザーになる。

 私は好きな音楽ファイル等はだいたいの中身を確認すると、リアルタイムで見ずにDownloadしてしまう。そういう形で溜めたものを、後々BGM・BGVとして再生しつつ作業する。デュアルディスプレイの、正面のメインでテキストエディターで文章を書き、左側のサブでその音楽ファイルをBGM・BGVとして流すというのが私のパソコンライフの基本だ。ほとんどYouTubeから入手したファイルだが、Downloadしたものの再生なので、これらを見るとき、ネットとは通信していないことになる。だから「もうすぐリミットの10Gigaですよ」と注意されるのは週に一度ぐらいだった。

 以下、脱線して個人的ディスプレイ話を書いているので、ここをクリックして次ぎに飛んでください。

▼目の不調──4kデュアルディスプレイ


 2000年から始めたデュアルディスプレイは、17インチ2台から始まり、正方形17インチとワイド画面19インチの変則態勢を経て、21インチ2台が何年か続き、ここ十年23インチ2台で落ちついていた。

←23インチデュアルディスプレイ

 去年の春、DAWソフトの表示のために43インチ4kディスプレイを導入した。近年目の調子があまりよくなくディスプレイの細かな字を読むのが苦痛になっていた。とはいえPC用の視力0.5にした弱い眼鏡で不満はないし、眼鏡を外せばふつうに細かな字の本も読める。老眼鏡や拡大鏡を使うひとよりはむしろ恵まれているだろう。私はスマホを使わずタブレットとガラケーだが、それらの表示を読むのにも支障はない。

 なのにそれでもDAWソフトの細かな文字はキツい。これはもうこれでもかというぐらいの情報量が詰めこまれているので、音源探しの時など細かな文字が羅列し23インチでも目がしょぼしょぼしてしまう。しかし世の中にはちいさなノートパソコンでこれを使いこなしている人もいる。すごいと思う。ましてなんでもあのちっこいスマホでやってしまうひとは、私には別世界のひとになる。

 スマホに代表されるように世の中どんどんちいさくなっているが、私は逆行してでかくなっている。ゲームもちっこいモバイル機の時代になってしまったのですっかり疎遠になった。しかしあれは新ゲームの開発制作には何億もかかり、それを回収するには50万本ぐらい売らねばならず、据え置き型のテレビゲーム機ではそれだけの数が捌けないらしいからしかたない。リクツとしてわかる。しかしやはりゲームは大型のテレビ画面でやりたい。



 43インチ4kディスプレイを購入した際は、それ一台にするつもりだった。ネットでも私と同じように23インチデュアルのひとが、これを購入し、「大きいのを一台にしたほうが便利」とレビューしていた。

 私もそのつもりだったが、デュアルに慣れてしまった身には大型画面一台にいくつものソフトを表示するのは面倒に感じる。正面のメインが仕事画面、左手のサブでBGM・BGV再生というやり方に慣れてしまった。それであまった23インチをサブに使うことにした。けっきょくはデュアルである。

←43インチと23インチのデュアルディスプレイ

 大きさが倍以上ちがうので、今までの「同じ大きさのモノを二台」と比べると違和感がある。


←43の両脇に23二台のトリプルディスプレイ

 初めての時は「でっけえなあ」と驚いた43インチにもすぐに慣れ、43と23では物足りなくなったので、秋にもう一台同じものを購入して43インチデュアルディスプレイにした。23インチ時代より左右幅が倍、いや4倍になったので、首振りアクションが多くなった。首が疲れる。これもネットで指摘されていたことだった。大型画面デュアルには無理があり、多くのひとがこれで止めるらしい。でかけりゃいいってもんじゃない。デュアルは23インチ前後か、大画面なら一台がまともな感覚なのだろう。たしかに首は疲れる。私は肩凝り性ではないので自分で凝った肩や首筋を揉むなんてしたことないが、ここのところよく首筋を揉むようになった。たしかに疲れる。それでも精緻な4kの大型画面に慣れてしまうと元にはもどれない。(4k43インチ二台の写真はデカすぎてうまく撮れず、ない。)

 23インチディスプレイの消費電力は20wだった。2台で40w。4k43インチは1台で79w。2台で158w。4月5月はこれをほとんど点けていたから(寝るときはsleepにしたけど)今月は電気代が高いだろうな。大震災以降節電生活を心懸けている身には気になる。私のところの電気代は前月15日から当月14日チェックだ。今日あたり4月から5月の電気代が出る。いくらになるか。とはいえ大震災前は1万円を越していたのをその後の努力で半分の5000円にまで落とした。それを思えば假りに今月高くなったとしてもまだましなほうだ。



▼話もどって、「私は月に何ギガぐらいネットで使うのだろう」の続き
 ほとんど部屋に籠もっていた4月下旬、そして5月の連休、「私は、四六時中YouTubeをリアルタイムで流しっぱなしにしていた」。とカギカッコで書くのは初めての体験だからだ。前記したように私は気に入ったものはダウンロードし、HDDに溜めて、あとでゆっくり見る、ということをやってきた。今回初めてYouTubeを流しっぱなしにしたのである。深い意味はない。連休中は〝自炊〟した村上もとかの『龍-RON』や『JIN-仁』を読み返したりしたので、その間のBGM・BGVとして流しっぱなしにしたのだ。それらを流しつつ将棋も『激指』をだいぶ指した。ところで〝自炊〟ってのもかなりマニアックな用語だからわからないひともいるんだろうな。

 あらためてYouTubeが便利で、なんでもそろっているすごいものだと知った。たとえばジャニス・ジョプリンが聞きたくなったら、検索でそれを呼びだせば、自然にYouTubeにアップされているジャニスファイルの連続再生となるのだ。私は彼女のCDをぜんぶHDDに挿れているし、YouTubeからも気に入ったものをひとつひとつDownloadして保存してきた。いつもはそれをExplorerから呼びだして映像ソフトで再生するのだが、今回は手抜きでYouTube流しっぱなしにした。自動連続再生だ。楽だなと感じた。それで連休中はそればっかりにした。『虎の門ニュース』を見たり、東京では見られない『そこまで言って委員会NP』を見たり、サンドウィッチマンやナイツの漫才をBGMとして流したりもした。専門のチャンネルがあり、次から次へとの彼らの作品を流してくれるのだ。今まで見たことのない競馬予想座談会なんてのも流しっぱなしで見た。ハズれ続けているといろんな藁にすがりたくなる。この藁がひどいものでよけいに傷を大きくした。とにかくこれほどYouTubeを流し続けたのは初体験になる。

 すると凄いことになった。それまでどんなに早くても三日に一度程度だった10Gigaリミットお知らせが一日で出たのだ。寝ないで丸々24時間PCに向かっていたときは、一日に二度出た。一日で20Giga使用である。私がこの一ヵ月で使った通信量は確実に100Giga、いや連休だけでそれぐらいは行っているから、月合計なら200Gigaを超えているだろう。いやはや「YouTubeを見っぱなし」でこんなことになるとは知らなかった。私の「気に入ったファイルはDownloadし、映像ソフトであとでゆっくり再生する」という方法は結果的に通信量節約の賢い方法だったことになる。無制限契約なので関係ないけれど、制限契約のスマホ使用なら必須のテクニックか。




 スマホの大容量プランには「ウラトラ」とか「モンスター」のようなネーミングが目立つ。このSoftBankだと一ヵ月20Gigaでギガモンスター、50Gigaはウルトラギガモンスターである。

 先日ガラケーを新機種にするとき、しつこくスマホを勧められた。そのとき店員は「安いのなら4Giga契約からあります」と言い、言ってすぐに「YouTubeを見たりするのは無理ですけど」と付けくわえていた。いま調べたら1Gigaプランからのところもあるようだ。そこに「メールやサイトを見るぐらいなら十分です」とあった。無理だって。

 毎日スマホでブログ文章を書き、写真をアップし、とすべてをスマホのみでやっている知人がいる。一年前、ガラケーからスマホに替え、1Gigaプランから始めたが、すぐに一杯になり、あの「月が替わって解除になるまで使いものにならないとんでもなく遅い速度」の洗礼を受けた。その怒りをブログで書きたいのだがそれすらもできない。解除されてから怒髪天を衝く勢いで書きまくっていた。彼の怒りと痛みに共感した。私も昨年経験済みだったからだ。



▼4k制限という地獄

 私は昨年3月、niftyから今のBIGLOBEにWifiプロバイダを切り替えた。
 4年ほどniftyと契約をしてきた。その間にWiMAXはWiMAX2になり、より速くなった。切り替え端末の送附なども手早くなんの不満もなかった。私は物ぐさでこの種のものを切り替えたりするのは面倒なのでめったにしない。なんの不満もないのだから、このまま10年も20年も契約は続くはずだった。ところがどういうアクシデントなのか、昨年3月通信量制限に引っ掛かってしまった。それまで4年間問題はなく使い放題だったのだから、おそらく私が端末の操作を間違えたのだろう。だが突如その宣言を受け、3月半ばから4月になるまで通信速度が4kになった時期は地獄だった。あれほどのイラツキと不快は記憶にないほどだ。上記知人は毎月のようにそれをやっているのだからその憤りが解る。

 ディスプレイの4kは捜査線3800本という精密表示の「だいたい4000本」の意味だが、こちらの4kは通信速度が4k/psという意味である。Windows98のころの電話通信がこの程度だった。18メガのiTunesをDownloadするのに一晩かかったのを覚えている。あのころはそれはそれで納得していた。そういうものだったから。しかし今の時代、無制限ではなくても4Mb/ps、8Mb/psが標準の時代である。18メガのiTunesなら3秒でDownloadできる。iTunesはいま200メガぐらいになっているが、でもそれでも30秒もかからない。
 4000k/psが標準の時代にその千分の一の4k/psではメールすらできない。あってなきがごとしなのだ。ないならないで諦めもつくが、あるのに使えないはつらい。私はいまPCを6台もっているが、何台あろうとも通信とは無関係。どれも使いものにならないのだった。

 このことをniftyに相談したいのだが、相談のメールを書く以前に、その相談するサイトが開かない。PCの前で開くまで10分、20分と待つ。やっと開いたらこんどは相談するページへの移動にまたそのように待たされる。諦めた。
 数日間の苦悩の後、私は「図書館のネットを使わせてもらおう」と気づいた。以前、ノートパソコンを持参して毎日受験生と一緒に図書館で勉強していたことがあった。当時の図書館のネットは有線接続だったけど、いまはどうなのだろう。私は以前のようケーブルで繋いで使った。快適だった。パソコンも自分のノートだし。(図書館備えつけのPCは使いものにならない。2ちゃんねる等はもちろんだが、「なぜこのサイトが?」と思うような所まで有害指定で繋がらなくなっている。)

 その方法でniftyに相談することもできたが、そのときの私はもうすっかりその気をなくしていた。やはり一度ミソが着いてしまったものには愛情が失せる。どこに切り替えるかそこで検討した。物ぐさなのでこんなものを切り替えなどめったにないが、いざ替えるとなると真剣に検討する。BIGLOBEにした。それから一年経った。快適である。
 niftyの突然の4k制限に当時は腹だったが、いまは私の誤操作が原因なのだろうと思っている。しかしそれでも4kになったniftyを解除し、あらたにBIGLOBEが始まるまでの二十日ちかい4k制限の日々はいまも不快な忘れがたい傷となっている。もう二度とniftyを使うことはないだろう。会社との相性なんてこんなものである。



 プロバイダ会社は、あの「4kイジメ」はやめるべきである。いったい誰が、どんなヤツが考えたのだろう。そいつの考えでは、「最低限のメール等の使用に問題はない」ということなのだろうが(そう謳っている)、ちがう。なにもできない。あってなきがごとしだ。あんな役に立たない陰湿なイジメをするぐらいなら、「通信使用量がリミットに達したのでインターネットがストップしました。×××番にお電話ください」とでも表示されるほうがまだ親切である。こちらは今まで時速100キロで走っていたクルマが、いきなり時速3キロでしか走れなくなり、とはいえエンストしたわけではないから、「なにが起こったのだ、どうしようどうしよう」と戸惑うのである。この苦しみと苛立ちがどれほどのものか。

 と書いていて思ったのだが、これを思いついたヤツは、今時のインターネット環境において、4k/psがいかに使いものにならないか熟知していて、わざとやっているのではないか。サイトを開くだけで10分も20分も待たされる使いものにならない速度であることを知っていて、「この不愉快さを経験したくなかったら値段の高いもっと大きな量の契約をしな」とやっているのではないか。こういう勘繰りは嫌いだが、そうなのだろう。プロが4k/psの不快さを知らないはずがない。



 上記「ブログの文章、写真をすべてスマホでやっている知人」は、その後、契約を4Gigaまで増やしたらしい。それでも時々月末にまた制限が掛かったとか、所詮この世は金次第なのかと、スマホ料金の愚痴を書いたりしている。彼はけっこう風景写真を載せたりするので、あれが相当に喰うのだろう。いまのデジタル写真はむかしとちがって桁違いにサイズが大きい。
 彼は、手書きの文をファクスし、それを担当者に打ちこませる形で有料ブログをやっていたひとだ。当時関係者からノートパソコンをプレゼントされたが使いこなせなかった。その後その有料ブログは閉鎖になったが、一度覚えた発信の味で、私的ブログを続けたくなり、ガラケーで書くブログとして再出発した。「パソコンが使えない、どうしよう」と困り、「携帯でメールは打てる」から、それを思いついたらしいが、なんともすごい話である。携帯電話であれだけの長文を書いている団塊の世代は皆無だろう。ま、カンナオトが首相になったとき万歳した民主党支持者だし、どうでもいいけれど。
 むかしはMacをもっていたとか(1980年代の話である)、未だにそんな自慢をする人だ。四十年前に初期のMacをもっていたとしても、いま現実としてWindowsノートパソコンで文章が打てずに挫折したのは事実なのだ。「乞食の昔語り」という言いかたがあるが、私はこの知人の昔自慢を聞くと、いつもそれを思い出す。




 ウルトラとかモンスターとかのスマホの大容量プランは、どんなにヘビーなスマホユーザーでも、この容量ならだいじょうぶということからの命名なのだろう。そのことから私は「50Gigaというのはたいへんな使用量」と思い込んでいた。自分が毎月100Giga以上も使っている自覚がなかった。モンスタープランでもぜんぜん足りないのだ。

 でもスマホなら月50Gigaは使わないのかな。スマホを使っていないのでわからない。あんなちいさなものに50Giga分も接したら疲れるだろう。タブレットで言うなら、私は月に5Gigaも使っていないだろう。寝起きにベッドの中でニュースチェックをしたり、詰将棋サイトを覗いたり、たまに自転車ナビとか、その程度の使用でしかない。でもそれはPCで中毒気味に100Giga以上使っているからであって、「もしもタブレットしかもっていなかったら」なら話は違ってくる。世の中のスマホマニアには、「すべてをスマホでやる。PCはもっていない」というひとが多い。この傾向はこれからますます加速するのだろう。それこそひっきりなしにYouTubeを見たりしていたら、スマホで50Giga使用はそれほどの数字でもないだろう。

 いますこし調べだが、スマホの無制限は高いな。PCのほうがずっと安い。それと、スマホ本体が10万円以上って異常な気がする。でもそれもまた「PCがメイン、電話類はサブ」と考える私だからであって、「すべてをスマホ」のひとにとっては、それが総額なのだから、高くはないのだろう。私の自作機だって30万円ぐらいはかかっているし。
 しかしまあ「すべてがスマホ。スマホを失くしたら終り」のような生活はしたくない。そういうひとは多いはずだからこんなことを書いたら反感を持たれるか。

▼今後の方針──YouTube流しっぱなしはしない
 というわけで、私は今まで月に100Giga程度、YouTubeを流しっぱなしにした4月から5月は、一ヵ月で200Giga以上も使っていることを知った。
 今後、これはやめるつもりでいる。

 ラジオを聞かない、テレビを見ない、と決めて長い。それは、生活にめりはりをつけるために、「とりあえずテレビ」を点けるのはよくないと思ったことから始まった。
 YouTube流しっぱなしは、それにちかい。これじゃ元の木阿弥になる。テレビがYouTubeに替わっただけだ。

 テレビ・ラジオとネットはちがう。他者の作った、撰んだ情報を押しつけられるテレビ・ラジオと、自分で興味のある情報を探して接するネットは、本質的に、根本的に、ちがうものだ。それを明確にするためにも、だらだらと流しっぱなしのYouTube鑑賞はやめよう。それが今回の結論になる。(2018/05/15)



【追記】──スマホってそんなに使わないものなのかな?

 前記の知人と同じく、パソコンを使えず挫折していた別の友人がスマホで甦った。ラインを使い始め、外国とも無料で通信出来るから最高だと言っている。ラインの映像チャットを初めて見た。私はスマホに疎い。まさかPC音痴の彼からスマホ講釈を聞くことになるとは思わなかった。

 彼はスマホ1Giga契約で十分と言っている。YouTube等はiPadで見ていて、こちらは別契約。あれだけラインをやりまくり、仕事関係のメールを頻繁に送受信して月1Gigaで足りるなら、やはりスマホの20Giga、50Giga契約は、ウラトラでありモンスターになるのだろう。

 私がデスクトップ機で月に100Giga以上、多いときは200Giga以上を使っているのはまちがいない。こういう私でも使い道を絞れば、スマホで月4Gigaくらいですむのだろうか。実は避けていたスマホとLINEを仕事関係のために導入せねばならない状況になりつつあり、悩んでいる。(2018/07/04)
10/8
●「MS-Windows10秋の大型Updateにトラブル、配信を一時停止」
──やるんじゃなかった……。






 春秋に行われる年二回のWindows10大型Update。今秋は10月2日に発表され、順次ユーザーに連絡が行き、Updateになると発表された。あたらしいモノ好きなので、こちらから希望して10月2日深夜に早速インストールした。

 予想通り、起動しなくなったり、不安定になったりするソフトウェアが連続してうんざり。長年愛用している画像ビュウアHAMANAが起動しなくなった。ブラウザVivaldi、Operaも不安定になり、しばしば固まったりする。しかしこれはソフト側もそれに対応して順次直って行くだろう。最初はこんなものだ。毎度のこと。こうなることを承知でやっているバカなのだからしょうがない。賢い人は安定するまで手はださない。



 危険を承知でこんなことをするのは、私は、AData-Win10、Intel-Win10、WGM2-Win10と、みっつのSSDにOSを挿れたトリプルブートOSにしているからだ。OSの名前はそれぞれSSDのメーカ名。AData、Intel、Western Digital。WGM2のM2はM.2のSSDだから。わくわくしながら導入したM.2はPCle接続で使っている。残念ながら体感するほどの速さは感じない。朝鮮嫌いなので速いと評判でもSamsunは使わない。臺灣大好きなので臺灣製品は愛好。ここではADataがそう。

 2018秋の大型Updateを、AData-Win10にはインストールしたが、他のふたつは保留中。あまりにトラブル連発で腹立ったらUpdateしていないOSにもどる。いくら私でもひとつしかないOSに、どうなるかわからない不安定Updateをインストールするほど無謀ではない。



 最愛の自作デスクトップ機が動かなくなったらなにもできなくなる。いや、そのときのための自作2号機もノートも3台用意してあるけれど、私のパソコンライフはこの自作デスクトップ機が命である。

 去年のいまごろ、これがおかしくなった。その間をノートで凌いだが、毎日書くことはただただ「早く直ってくれ、ノートじゃつまらなくてやっていられない」ばかりだった。ノートから43インチ4kディスプレイに繋ぎ、キイボードもUSB接続でREALFORCEを使って、一見最愛デスクトップ機風にはしたのだが、どうにも物足りなかった。
 けっきょく復活はなく、年明けにCoffee Lakeであたらしく組むことになった。マザーボード、CPU、メモリはあたらしくしたが、OSとデータ用HDDは旧来の中身をコピーし引き継いでいる。私の自作機は何十年も続いているうなぎのタレのようだ。



 これがアップデートした最新のOS、Version1809。AData-Win10。


 こちらはWGM2-Win10のVersion。今年の春にUpdateしたまま。保留中。

 Intel-Win10のOS。上のWGM2-Win10と一日ちがうだけで、すこしビルドが古い。



 トリプルブートOSにしているとはいえ、毎度のことだが、Updateの時間はこわかった。Updateが終るまでPCは使えなくなる。ファイルの更新があり、何度かの再起動がある。そこで事故が起きたら、起動しなくなる。再起動してもその固まったところに行き、そこで止まってしまうのだ。UEFIのBIOS画面まで行ければ、そこからOSを選択して起動できるのだが、そこに行かない。何度再起動しても「Update途中の画面で固まる」になる。こうなるともうOS再インストールしかない。何度もそんな目に遭ってきた。今回もトータルで2時間ぐらい掛かったのだが、途中「進行42%」で固まったまま1時間ほど動かなくなったときは、またたいへんなことをしてしまったのかと心底後悔した。無事また動きだしたときはほっとした。そこまで苦労しつつ、なぜそんなことをするのかと問われたら、もうそういうことが好きな変態なのだろうと言うしかない。外れまくっている馬券をやめられないように病気の一種なのだろう。



 画像ビューアHAMANAが起動しなくなったので、ひさしぶりにあたらしいのを探した。さいわいNee Viewというすぐれものと出遭うことができた。Updateされた最新のWindows10でも快適に動いてくれる。感謝。でもHAMANA、ほんとに好きだった。2006年からだから12年も利用させてもらった。なんとも残念。また対応してください。使いたいです。



 と、そんなところにまた衝撃の記事。

Windows 10の最新版を 一般公開してから数日後、Microsoftはアップデートを中止し、データを失った複数ユーザーからの報告があったと述べた。

「Windows 10 2018年10月アップデート(バージョン1809)の配信を一旦中止した。現在アップデート後にファイルを失ったというユーザーからの報告を分析している」と同社がサポートサイトに書いた。

先週行われたSurfaceイベントで、同社はこのノートパソコン/デスクトップ用OSの最新バージョンを披露した。Microsoftはこのアップデートの正式配信を開始していなかったが、最新OSをダウンロードした一部ユーザーの中から文書、写真などの情報が消失したという報告がさまざまなフォーラムに書き込まれた。

Microsoftはまだ、実際に何が起きているのか、どこまで問題が広がっているのかを調査していると思われる。来週早々ユーザーにプッシュ配信を開始するという計画は、問題の核心を確認するまで延期される可能性が高い。もし、このアップデートをインストールしようとしていた人は、ひとまず待っておいたほうがよさそうだ。


 なんちゅう怖ろしいことをまた平然と。
 このファイル喪失というのは、WindowsのあるCのことなのだろうか。私は保存物は絶対にCにはおかないようにしている。これはWindowsを使い始めた1991年から徹底している。それ以前のPC9800のころからも、それだけは自慢できる習慣だ。いまも文章と写真は複数のHDDに同じモノを複数保存しているので、まだ今回のこのUpdateで文章喪失はしていないが……。おそろしい。

 さすがに懲りた。これからはもっと慎重になる。いまこれは最新UpdateをしていないIntel-Win10で書いている。UpdateしてしまったAData-Win10には、しばらく触れず、様子を見よう。


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