電脳

2011
1/1  私的プリンタ史

 私が初めて買ったパソコン用のプリンタは、キャノンが開発した「インクジェット方式」なる新型プリンタBJ-10Vだった。1990年。ということは私のプリンタ歴はまだ20年に過ぎず、パソコン歴28年と大きく差が開いている。この辺、自分でも悩む。あの頃、すでにパソコンを使っていたのに文章はほとんどワープロで書き、パソコンで書いた場合もワープロ「シャープ書院」のtxt文章印刷機能を使っていたのか。記憶がいいかげん。
 覚えているのは、当時のプリンタ主流はドットインパクト方式というやつで、ガッチコンガッチコンとうるさかったことだ。だからこのキャノンのインクジェット初代機にはどれほど感激したことか。



 10Vはまだ印刷が往復ではなく往路だけだった。なにを言ってるのかわからないだろうけど(笑)本人も困りつつ書いている。つまりヘッドが往路で印刷し、復路はただもどってくるだけなのである。これが何代目からか往路も復路も印刷するようになった。つまり倍の速さになったのである。さらには最初の頃は一行だけだったのに、いきなり3行ぐらい印刷するようになった。往路で一行だけ印刷していた時より6倍速くなったわけである。いまの製品と比べると大したことはないのだが、当時はわくわくするほどの快適さだった。以来キャノンを何代使ったろう。携帯できるのが出た時もすぐに買い、外国へも持参した。イギリス、アメリカ、タイ、中国、オーストラリアと持参している。


 それがこの形のもの。これは80Vだが、一緒に多くの国を廻ったのは、これの前の形の50Vだった。それは壊れたのでもう捨ててしまい、今はこの80Vがあるだけ。これを持ってタイのチェンマイに長逗留している頃に電子メールの時代が来た。これで印刷してファクスしなくても、インターネットカフェから電子メールで送れるようになった。

 どこも壊れていないけどWindows7に対応するドライバをキャノンが出していないので使いようがない。かといって私は、たしか45000円で買った、一緒に世界を回ったこのどこも壊れていないプリンタを捨てることも出来ずにいる。便利な時代は残酷にならないと生きて行けないのだろうが、どうにも割り切れずにいる。もっとも假にドライバがあったとしても、今の私のプリンタはカラーレーザーであり、この携帯用の小型プリンタを使うことはないだろうが。


1/3
 パソコン前の飲食テレビとの縁切り

 決してパソコン前で飲食をしなかった。
 むかしから「キイボードにコーヒーをこぼしてしまった(=壊れた)」なんて話はよくあった。それを防ぐためのカバーも売られていたし、中にはそうなっても壊れないことを売りにしているノートブックもあった。
 世間では一般的だったのだろう。食はともかく飲み物は。
 読むたびにくだらん話だと思った。パソコン作業と飲食を同時にするからそんなことが起きるのだ。しなければいい。してはならない。

 私はそれをしなかった。パソコン机で飲食は禁忌だった。自分の机ではもちろん他者の場でもそれを守った。
 友人のH子さんにパソコン修理を頼まれて出かける。暑い日だ。H子さんのデスクトップパソコンに向かった私にH子さんはすぐに冷たい飲み物を持ってくる。修理してくれるひとに対する心遣いだ。私はそれを厳しい口調で拒んだ。パソコン前に飲み物なんか持ってこないでくれと。実際、キイボードの横にひょろひょろした細長いコップなど置かれたら気が気でない。
 私にとってパソコン前は神聖な場所であり飲食とは無縁だった。飲食は別の場ですればいい。



 2010年夏あたりからやるようになってしまった。堕落だ。

 ビデオを見ながらの飲食は長年やってきた。私はいくつかの好きなバラエティ番組を録画している。食事しながら見るためだ。録画だと四六時中好きな時間に好きな番組を見ながら飲食ができる。明け方に食事をしながら、数日前のゴールデンタイムのバラエティ番組を見たりするのは楽しみのひとつだった。
 ここのところテレビがおもしろくない。これは単純に番組のこともあるが、同時にいまだアナログテレビなので、いつもいつもアナログであると右上に、一日も早く切り替えろ、直前になると混雑する、疑問があったら総務省までと下部に表示されて、画面が二割型狭くなっている憂鬱も関係している。これはあちらからの親切なのだろうが、「あなたはあと何日で死にます」とカウントダウンされているようで何とも気分が悪い。

 東京にネットされていない「たかじん」の番組が好きだ。いちばんおもしろい。それを入手してパソコンで見る。見るだけでは物足りない。気づくとお湯割り焼酎を手にしていた。私は肴がないと飲めないので、それが並ぶのも時間の問題だった。いつしかパソコン前の飲食が楽しみになっていた。いかんいかん書いていても恥じる。こんなことをしてはいかん。しかしやっている。



 さいわいにもいまのところ失敗はしていない。それはまだこちらに緊張が残っているからだ。罪の意識もある。新作の「たかじん」を見るため、デスクトップ前に酒と肴を用意するとき、わくわくしつつも、「こんなことをしちゃいかん」「とうとうここまで堕ちてしまった」という意識を常に引きずっている。それがあるからまだ大失敗はしていないが、そのうち必ずやる。キイボードに酒をこぼして使えなくなるというような失敗だ。酒はいろんなものが入っているから水よりもたちがわるい。水の場合、内部まで入らなかったら、うまく乾かして事なきを得る。酒だと水分が内部まで届かなくても、その他の成分がキイボード内に残って害を及ぼす。珈琲も然り。糖分がガンになる。キイボードはたくさん保っている。気分次第で切り替えている。どうでもいい安物ならともかく、年季物の大切にしているFujitsuだったりすると目も当てられない。10数台持っているキイボードだが最近使うのは気に入っている二三台だけなので、そんなことが起きたら被害に遭うのは大切なものに決まっている。

 デスクトップだとキイボードだけで済むが、ThinkPadにこぼして本体までやられたらたいへんなことになる。冬なので、こたつに入って、ThinkPadをいじりつつそれをすることも増えている。こちらのほうが重要か。よくもここまで堕落したものだ……。



 書いていて思った。ThinkPad前の飲食だけはやめよう。キイボードだけではすまない。本体もやられる。かつてのように常に五、六台のパソコンを持っていたときならともかく、今はデスクトップとノートが一台ずつしかない。いまノートがなくなったら困る。今のところ、こたつテーブルの上にThinkPadを置いて見ながら、飲物はこたつ上に載せないようにしている。畳の上に置いている。でもこんなのもほろ酔いになったらあやしいものだ。いい気分になったらいつしかThinkPadの隣にグラスを置く。大きめのグラスに入った焼酎をひっくり返しThinkPadを壊す事態が起きる。目に浮かぶようだ。これだけはやめよう。

 それに、もしもそんなことになったら、「おれはThinkPad前で飲食し、酒をこぼして、愛機をだめにしてしまった」という傷を、パソコン好きとしてずっと引きずる。データその物は複数コピーしているから、そういう被害は出ないが、好きなものを自分のだらしなさで壊した(死なせた)という悔いは尾を引く。



 具体的な解決法として、デスクトップとパソコンを繋ぐのが手っとり早い。パソコンで再生するaviファィルをテレビに繋ぎ、それを見ながらの飲食にすれば問題はない。そうしている友人の話を聞いたことがある。が、具体的な方法を知らない。どんなケーブルが必要なのだろう。私のアナログテレビにはそれに対応した端子があるのだろうか。それに、テレビとデスクトップパソコンがかなり離れている。コードは3メートル、いや5メートルは必要だ。とにかく早くこれをやらねば。焦る。早速調べてみよう。



 いまのところ、このままテレビと縁を切るつもりでいる。高島俊男先生のようにテレビと無縁の生活になりたいと願っていた。実験的には一二ヵ月テレビを見ない生活は実践している。なんてことはなかった。テレビがないと一日がとても長く充実していると感じる。いかにいいかげんなテレビ視聴で時間を浪費していることか。このまま行けば今年7月にテレビが映らなくなり私はテレビと縁を切ることが出来る。そういえば高島先生もテレビが壊れた事をきっかけに縁を切ったのだった。教え子からもらった古いテレビだった。あえて新しいのを買う必要もあるまいとの判断だったのだろう。私も見たくても映らない状態になるのだから縁を切りやすい。
 テレビは映らなくなっても、デスクトップと繋げておけば、映像の再生とゲーム画面としては機能する。それで充分だ。

 ただ、テレビ放送そのものはどうでもいいが、最近の液晶テレビの薄さは魅力的だ。古いテレビはあまりにでかい。場所を取る。それしか知らないとそれでいいが、あんな薄い物があるのだと知ってしまうと欲しくなる。かといって新型テレビを買ったのに放送は見ないというのには自信がない。買ったらきっと見てしまう。だからこのまま「見られない」という形の縁切りが理想なのだが……。

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 二十日間経過

 上記より二十日間経過。事態は悪くなるばかり。

1/10
 ホームページ・ビルダーの重さはなんとかならんのか!?

 昨年からホームページ・ビルダーの保存に時間がかかるようになってしまった。たまらん。
 画像のあるファイルを保存すると一、二分かかる。その間、スタックした状態になる。

 検索すると誰もが悩んでいるらしい。サイトの容量が大きくなったらどうしようもないようだ。

 非力なノートパソコンならいざ知らず、OSは7の64bit-Ultimate、メモリ5GB、Core2Duoでこの状態だからパソコンの問題ではあるまい。i7にすれば解決とも思えない。

 Dreamweaverでもそうなのかとやってみた。むかしのVersionはもっているが最新版はもっていない。
 Macromediaの製品だったが今はAdobeに買収されAdobe製品になっている。
 体験版がDownload出来るのでやってみた。

 すると、なんと、ホームページ・ビルダーだと数分かかるファイルの保存が一瞬で出来た。
 これでこちらのサイト容量やPCのパワーの問題ではなく、ホームページ・ビルダーという製品の缺陥だと確認できた。



 Dreamweaverは高額だが買うことにはやぶさかでない。以前は買っていた。
 問題は使い勝手だ。
 10年前からもっているのにほとんど使っていないのは、どうにも素人には難しいからだ。そしてまた素人にも簡単なホームページ・ビルダーに慣れすぎてしまった。なんといってもこの10年、ずっとホームページ・ビルダーで作りつづけてきた。今からまたやり直すのはつらい。

 インターネットにDreamweaverの使いかたを叮嚀に教えてくれるサイトがあった。映像で教えてくれる。ありがたい。そこを見ながらやってみた。
 もしもこれが初めてのサイト作成ソフトなら飽きることなくマジメにやったろう。
 だがホームページ・ビルダー使いでは私も充分にヴェテランなのだ。

 枠のテーブルを上下ふたつに分割したい。やり方を知らない。ホームページ・ビルダーならそれこそ目を瞑っても出来る。
 そのサイトで調べて、やっとやり方を知る。やってみる。面倒だが、なんとか出来た。うれしい。それだけで30分ぐらい掛かっている。ホームページ・ビルダーなら今まで何百回何千回とやってきたことであり、一瞬で出来ることなのだ。ここでもう疲れてしまった。



 いまホームページ・ビルダーで書いている。このファイルは画像もなく軽いので書くのもサクサク、保存も一瞬。なんの問題もない。でもTopPageは重いので、ここへのリンクを張り、保存にすると、時間が掛かる。
 フリーソフト「StopWatch-ysk」で計ってみる。58秒だった。
 検索すると10分も掛かるなんてひともいるからたいしたことはないと言える。
 私も、個々のファイルが軽く動き、最後に一番重いTopPageだけが重いだけなら、なんとか我慢できるレベルにある。



 最大の問題は日常的に使用する「日記」が重いことだ。特に「馬券日記」では往生する。
 IPATで馬券を買い、その買い目とオッズを示している画像を張る。「10レースはこの3連単30点で勝負」と。
 この画像に、「馬単を5点追加」とまた切りとった画像を追加する。そして保存。これが時間が掛かる。
 月初めでまだ日記ファイルが軽いときは前記TopPageぐらいで我慢できるが、月末になってファイルが大きくなってくると(なにしろ毎週土日にそれらの画像をたっぷり溜めこんでいるから)完全停止状態になる。計ったことはないが3分ぐらい固まった状態になる。



 これもまあホームページ・ビルダーとはそういうソフトなのだと割り切れば我慢できるのだが、なにしろリアルタイム進行の競馬日記である。3連単、馬単を買ったあとに、「元取り用に3連複を5点買う」とまたそのオッズ画像を切りとって貼ろうとしても、ホームページ・ビルダーはまだ前の保存が終らず固まったままなのだ。

 競馬には締切がある。レース予想の文章と画像を完成させないうちにスタートされるとみっともない。こちらの心の整理も着かない。やはりそれら画像と予想文章を完成させ、「さあいよいよスタート」となりたい。しかし現実にはスタート時間になっても、まだ保存のための砂時計(私は7のAeroなので青いリングだけど)が動いていたりする。



 たぶんこれも「馬券日記」を毎週1ファイルにでもすればだいぶ軽減されるだろう。一日1ファイルで獨立すれば何の問題もないと思う。だけど馬券日記として存在しているのではない。ふだんホームページ・ビルダーでつけている日記の中に週末だけ登場するコーナー(?)なのだ。切り離せない。

 当面の解決策として、ここのところ「馬券日記」の時だけ保存が一瞬のDreamweaverを使っている。こんな使いかたはプロ用の高機能ソフトDreamweaverに失礼だし、そもそもホームページ・ビルダーがこの問題を解決してくれればいいことなのだ。



 私はホームページ・ビルダーは3ぐらいから使い始め、いま持っているのは9と13だ。それ以前の古いのは捨ててしまった。さいわい古い9もWin7で動くので、古くてちいさいソフトは軽いかも、とやってみた。そういう情報もある。でも同じ。やはり保存の時はスタック状態になる。諦めて今は使いやすい13を使っている。ホームページ・ビルダーの毎年のVersion Upには色々な意見があるが、私は肯定派だ。使っていて「ここがこうだったら」と思う部分が確実によくなっている。

 昨年暮れに最新の15が出た。このVersionから販売権だけではなく本格的な開発もIBMからJustsystemに移った。ThinkPadがIBMから聯想集団(Lenovo)の製品になったように、これからはホームページ・ビルダーはJustsystemの商品になる。

 これを使えば解決か? そうもなるまい。解決することがあるとしたら、Justsystemが全面的に改良した「新ホームページ・ビルダー」になったときだ。いまのところは100%同じ製品だから、期待は無理だろう。

 しかし、内部構造は知らないが、Dreamweaverが出来るのだから、ホームページ・ビルダーが出来ないわけがない。なんとか解決して欲しいものだ。

 ネットで保存に時間が掛かると不満を漏らしているのは、みな私と同じ「サイト容量が130MB、ファイル総数が3000から5000」なんてひとが多かった。どうやらこの辺がホームページ・ビルダーの限界のようだ。

 これに関する解決を知らない限り新製品を買う気になれない。

 ひとつ気になったのは、検索で見つけた「保存に時間が掛かって困る」という書きこみが、みな2007年ぐらいのものだったことだ。以降、途切れている。なぜ最近のものはないのだろう。世間ではみなこの問題を解決したのか。私だけが蚊帳の外なのか。
7/20  ホームページ・ビルダーの重さ解決法!!

 上記にあるようにずっとホームページ・ビルダーの重さに悩んでいた。ついに解決法を発見したので報告したい。興味のないひとにはどうでもいいことだが、私と同じ悩みを持っているひとには間違いなく朗報である。

 上記のファイルを読んでもらうのも面倒だろうから、同じ悩みを持つかたとの問題点を整理してみる。



・ホームページ・ビルダーで大きなファイルを保存しようとすると時間が掛かる。

・といってそれは巨大なファイルではない。自分のサイトのTopPageだったりする。

・時間が掛かる理由は、そこからのすべてのリンクをチェックしたりするかららしい。

・私のTopPageだと、ファイルそのものは1MBでしかないが、TopPageからのリンクが50程、さらにそこからの孫リンクが数百あるから、それのチェックで重くなるようだ。

・私の場合、計ったところ58秒だった。TopPageの誤字を一文字直しただけでセーブにこれだけかかる。

・ネットで検索したが解決方法は見つからなかった。
・同じ悩みのひとを見かけた。中にはセーブに20分もかかると悩んでいるかたもいた。

・私の場合、OSはWindows7-Ultimateの64bit、メモリは6GB、CPUはCore2Duoの3GMhz。
・この環境でこれだけかかるのは、あちらに非がある。

・高級ホームページ作成ソフト、Dreamweaverでは解決されている。ホームページ・ビルダーでは58秒かかるのがDREAMWEAVERでは一瞬だった。つまりホームページ・ビルダーというソフトにある問題だ。

・その他にも、私の場合。ホームページ・ビルダーで日記をつけている。そこに週末の競馬のオッズ等の画像を貼る。するとファイルがちいさい月初めのセーブは一瞬だが、画像が増える月末にはスタックするようになる。


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 ネットで検索してもわからなかった問題をなんとか解決できた。
 答はRamdiskにあった。
 このことは以前も考えていた。私はWindows7の64bitの他にも32bitも入れてある。デュアルブートだ。32bitOSはメモリ6GBを使いこなせないから無駄になる。餘ったそれでRamdiskを作ったことがあった。そこにホームページ・ビルダーをインストールする。劇的に速くなるのではと期待したが変化はなかった。

 そのときサイトファイルはHDDに置いていた。私のサイト容量は120MBほどだがホームページ・ビルダーはBackupファイルを自動作成するので倍以上のフォルダの容量は250MB以上になっている。FFFTPからUPするときはそれらは省かれるので実質120MBほどだ。



 今回、また思いつきでRamdiskを作ってみた。32bitOSでメモリ2GBをRamdiskにしReadyBoostに回してみる。以前もやっている。体感速度は向上しなかった。

 そしてなんということなしに「サイト保存フォルダをRamdiskに入れてみた」。これで長年苦しんできたホームページ・ビルダーの重さが解決した。あっけない解決に、これでよかったのかと茫然としたほどだ。いままで58秒掛かったTopPageの保存が2秒だった。

 なんのことはない、高速で有名なRamdiskに、ホームページ・ビルダーというソフトウェアではなく、保存するファイルのほうをおけばよかったのである。
 ぜひやってみて欲しい。20分かかるというひとは、いくらなんでも掛かりすぎてハードのほうにも問題があると思うのだが、そのひとでも1分ぐらいにはなるのではないか。私と同じような悩みのひとは一瞬で解決するはずだ。

 もうひとつ、Ramdiskフォルダを作ったりするのが苦手なひとにはもっと簡単な方法がある。SSDにすればいいのだ。それだけである。ここにホームページ・ビルダーと保存ファイルを入れれば解決だ。RamdiskもSSDもフラッシュメモリだから同じである。となると、ホームページ・ビルダーのセーブに時間が掛かるという問題はHDDのことであったのか?

 ということで、ここまでを理解できるひとはもう「ああ、そうだったのか」となるだろうから、あとは読む必要はない。すぐにやってみてください。以下はパソコンに詳しくないひとへの解説。



 Ramdiskユーティリティは多々あるが、私はバッファローが提供しているフリーソフトをお勧めする。



http://buffalo.jp/products/catalog/memory/speedup/ramdisk.html から入手してください。インストールから設定まで詳しく説明があります。

 このソフトが素晴らしいのは、再起動の際にRamdisk内容を自動保存してくれるのだ。Ramdiskは再起動の際に中身がクリアされてしまうから、再起動前に手動で保存しなければならない。それをこのソフトは自動でやってくれる。助かる。楽だ。

 このソフトの問題点は「最大容量が256MBまで」ということだ。つまりそれ以上大きなファイルは入れられない。いまはメモリの餘っているひとも多いから、2GBぐらいRamdiskを作って、あれもこれも入れてみたいと思うだろうが、残念ながらそれはできない。
 
 私の場合、HDD内のサイト容量は、ホームページ・ビルダーがバックアップファイルを大量に作るので、これ以上になっていた。入れられない。それでインターネットの自分のサイトからFFFTPでミラーリングダウンロードした。すると128MBなのでうまく収まってくれた。

 以上、簡単ではあるが、私と同じ悩みを持っていたひとには福音となるはずである。
12/5  水冷 CPUクーラー初体験──冬のミニPC改造

 パソコンをミニ改造した。メインはビデオカードの交換だった。何世代も前のものになり、さすがに重くなってきた。ゲームはやらないのでさほど高性能のものは必要ないのだが、HDファイルを2画面開くとカクカクするから交換時期だったろう。Radeonの6850にして解決。私はずっとGeForce派だったのでRadeonはひさしぶり。色合いとかちがうのかなと期待したが、まあそこまでの劇的変化はなし。

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 ついでにキイボードをひとつ買う。キイボードは10台ほどもっていて、気分転換のために1、2カ月おきに交換するのだが、じっさいのところ使うのはもう3台ほどに限られている。いかんせんそれらがみな古くなってきたので、たまに交換しても気分転換にならない(笑)。大好きなFujitsuのキイボードも使い勝手はあいかわらず最高なのだが、白のキイボードに薄汚れた部分も目立ち、容色の衰えは隠しようがない。ここはひとつ新顔が欲しいところだ。



 ThinkPad大好きな私は赤ポッチつきのThinkPad型キイボードが欲しかった。写真は自分のサイトにあった2002年の私のデスクトップ環境。ここで使っているThinkPadキイボードと同じものがあればいい。これはもう壊れてしまっている。といっても動かないキイがふたつあるだけだが。
 これと同じものが欲しいのだが、ない。

 いまLenoboから発売になっているThinkPadキイボードは写真のようなもの。しかしこれ秋葉原の店頭で触ったが、信じがたいほど安っぽくペラペラの品だった。それがLenovo品質なのか。とてもとても12000円を出してこれを買う気にはなれなかった。しかし触れられてよかった。ほんとに欲しかったから通販で買っていた可能性は高い。それほど私はIBM-ThinkPadが好きだ。いまもこの赤ポッチつきのキイボードは欲しいのだが……。

 ついでに、キイボード横にUSBメモリが見えている。これ64MBで6800円だった。64MBという大容量!で初の1万円を割った製品だった。うれしくて見かけてすぐ購入した。それまでは8000円で買った8MBを使っていた。いま4GB(4000MB)が500円ぐらいで売っている。信じがたい。
 とはいえ私のUSBメモリの使用法は複数のパソコンに書きかけの文章移動だけだったから、これで充分でもあった。ここのところ使っていないがこの64MBメモリは今も手元にある。
 この三菱の液晶ディスプレイも高かった。17インチで15万円ぐらいしている。いま24インチが15000円で売っている。なにがなんだかもう。



 ここのところこの種のパソコンパーツはみな驚異的に安くなっている。いま確認のためにまた価格comを見ているのだが、売れ筋ランキング1位はロジクールの無線キイボード、最安値1300円だ。信じられない値段。ワイヤレスでその値段とは!
 2位は同じくロジクールの無線キイボードと無線マウスのセットで2600円。いやはや安すぎる。

 私の買ったのはロジクールの無線キイボード4000円のもの。写真。安易な選択ではない。価格comでしつようなほどに調べての決断だ。以前のような秋葉原での実際に触れての買い物ではなくカタログだけの通販だから慎重にならざるを得ない。通販でハズレを買ったときの落胆は大きい。さいわい今回は当たりを引いた。いま使っているが快適だ。気分転換メンバーとして合格である。いや、しばらくはこれだけでいい。数ヶ月後にまた何かのきっかけで替えるかも知れないけど。

 ロジクールのUnifyingというシステムはすばらしい。USBポートに受信器ををひとつ指しておくとその他の製品も繋いでくれる。愛用のマウスがロジクールのM705なのですでに受信器をひとつ指してある。すぐに反応した。無線キイボードのこんな優れものがたった4000円で買えるのが信じられない。ここのところロジクール製品は当たりばかり。ファンになった。いい会社だ。

 使いもしない安物キイボードを溜めこんでいてもしょうがない。そのうち5台ぐらいは捨てよう。もっていても意味がない。しかしキイボードってどうやって捨てるのだろう。プラスチックゴミの日でいいのか? いや金属があるからだめか。調べよう。何台ものパソコンやキイボードを廃棄してきたが田舎の物置に放置してきたので捨てたことがない。

 10数年前、タイで200バーツのキイボードを見つけたときは、こんなに安くていいのかと感激して買って持ち帰った。日本円で700円ぐらいだった。とんでもない掘り出し物を見つけた気分だった。これも捨てる対象。新品のままだが使う気もないし使うこともない。すべてのキイボードが壊れたらそれを使うしかないがそういうこともあるまい。その後それは輸入されて日本でも千円で買えるようになった。それどころか無線キイボードが1300円で買える時代だ。押し入れで眠っている10年以上前に買ったガラクタキイボードも当時はみな8千円ぐらいはしている。ほんとにこの世界は日進月歩でよくなった。15000円で買った初めての無線キイボードとマウスがセットのマイクロソフト製品はカスだった。とくに見掛け倒しのキイボードはひどかった。早く捨てたい。

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 これまたついでにCPUクーラーを水冷にしてみた。
 私の水冷CPUクーラーへの憧れは長い。zalmanのあの青い筒型のころからだ。買おうかどうか迷い、秋葉原で、何度あの青い胴体を撫でさすったろう。しかし踏みきることなく何年も経ち、ついには写真のような小型のものが4000円で買える時代になった。ありがたいことだ。

 APSALUS 120という品物。水冷CPUクーラーはZalmanなんて4万円以上だったし、その後続々と発売になった写真のような簡易型の形態でも12000円ぐらいはしていたから画期的な商品だ。かといって水冷であるから安かろう悪かろうでは困る。漏れたらPCが一瞬で御陀佛になる。その点この品はベストセラーであり評判も上々のようだからと思いきってやってみた。
 ヘッドが獨自の取りつけかたなので多少戸惑ったが無事装着。低廻転の12センチファンは静かで快適だ。CPU温度はずっと30度を切っている。これなら夏場もだいじょうぶだろう。

 いま明け方のいちばん静かな時間。CPUファンの音はかすか。HGSTの1TBがハズレでゴリゴリ音がする。それが聞こえるだけだ。これは静音HDDケースにいれてあるのに、それでも聞こえてくるのだからほんとにハズレ。そのHGSTももうすぐなくなる。IBMのHDD部門が日立に買収されてHGSTになった。それがまた今度はウェスタンデジタルに買収される。これが最後の日立製品か。

 ともあれ大のPC好きだから、この程度のミニ改造でもかなりうれしい(笑)。次はCPU交換とSSD導入だな。

【後日記】12/24──その後もCPU温度は22度で安定している。負荷をかけても25度ぐらい。低廻転の12センチファンで音も静か。これは値段から考えてもすばらしいCPUクーラーだ。あとは耐久性だけ。どれぐらい持ってくれるか。

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【附記】──古いファイルを読み返してみた。2001年のパソコン話だ。すると4500回転の9センチファンを回しつつ、それでもCPUが高温になって苦労している。思い出した。ひどかったなあ、あのころは。小さいファンで高廻転だからキーンと音がする。それをDual CPUだったから、ふたつつけていた。CPUクーラーはいくつ買ったろう。あらゆるものを買った。でもそれはそれで楽しい思い出になるが……。


 最先端のDual CPUをやっていた。特別なマザーボードにCPUをふたつ着けていた。いまはひとつのCPUにCoreが4コも6コもある時代だ。隔世の感がする。

 当時のマザーボードの写真があった。ふたつのCPUクーラーに小型のGPUクーラーが見える。これに高廻転の12センチファン、9センチファンがあったから、なんともうるさいPCだった。



【附記.2】──2012年1月。最安値の4千円で買った水冷クーラーが6千円まで値上がりしている。HDDの値上がりはタイの洪水被害の影響だからわかるが、こういうのはどういう流れなのだろう。

12/21
 サムスンのHDD事業の買収完了 米シーゲイト



 米シーゲイト・テクノロジーは韓国サムスン電子のハードディスク駆動装置(HDD)事業の買収を完了したと発表した。今年4月に買収方針を明らかにしていた。シーゲイト株の譲渡を含めた対価の総額は約14億ドル(約1100億円)。買収によりパソコンなどのデータを記憶するHDDでシーゲイトの世界シェアは約3割から約4割となり世界首位に浮上する。

 ただ、日立製作所からHDD事業の買収を決めている米ウエスタン・デジタル(WD)が来年1~3月期に作業を完了すればシェアは5割近くに達して逆転し、再び世界首位に立つ。世界のHDD事業でシーゲイトとWDの2強体制が鮮明になっている。

 事業買収に伴いシーゲイトはサムスンを株主に加え関係を強化。サムスンはパソコンなどに使うHDDをシーゲイトから安定調達する。シーゲイトはHDDよりデータの読み出し速度が速い記憶装置「ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)」に必要な半導体メモリーをサムスンから調達する。(日本経済新聞)


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 初めてHDDを買ったのはNECのPC9800時代。28年前。富士通の外つけタイプで大容量の80MBだった。7万8千円。640KBのFDに1年分の放送原稿が入ったから、80MBというのは気の遠くなるような大容量だった。生涯の文章を入れても埋め尽くすことはできない。もう一生HDDを買う必要はないのだと思えば、ちっとも高いと感じなかった。ほんきでそう信じていた。しかしPC9800時代の終りが先に来た。



 初めて買ったHDD内蔵のデスクトップ機は富士通のFM-Vだった。HDDは(後に分解して知るのだが)ウェスタンデジタル(以下WD)の1.4GBだった。1400MBである。あまりに巨大だった。このWDがガリガリゴリゴリとうるさい。たまらなく不快だったがHDDとはそういうものなのだろうと我慢する。でも不愉快だった。ストレスがたまった。またこのFMVには小型高廻転のうるさいファンがついていた。それまでファン附きのパソコンを使ったことがなかったのでイヤでたまらなかった。電源を入れるとウィーンと呻り出す。いま思っても、あれはひどい製品だった。まだ試行錯誤の時代でしょうがないといえばしょうがないのだが。

 パソコンに向かうのが唯一いやになった時期だ。またこのFMVはメモリが4MBしか積んでなかったので自分で16MBに増設した。1MB1万円の時代だ。いまDDR3の4GBが3千円で売っていると、使う予定もないのに買いしめたくなる。だって1MB1万円だから4GBは4千万円なのだ。



 このあたりで自作に目覚める。すると初めて単体で買ったMaxtorのHDDがとても静かだった。WDのそれがハズレだったのだとやっと気づいた。一気にWDと、そんなものを入れていたFM-Vが嫌いになった。そこそこきれいだと思い込んでいた女房を他人の女房と比べて、じつはひどいブスだと気づいたようなものである。

 以降はデスクトップ機はみな自作。その後東芝のDynabookから始まって、シャープ、ソニー、IBM、Dellといくつものメーカーのノートパソコンを買ったがFMVのノートだけは買っていない。トラウマだ。

 同じくNECのノートを買っていないのは、PC9800でパソコンの便利さを教えてもらったが、それ以上にNECの殿様商法には不愉快な思いをした(だってライバルがいず獨占なのだから、そりゃあ威張っていた)反感があるからだろう。Windows時代になり、他のメーカーの選択が出来るようになってからはNECのエの字も考えたことがない。見たくもない。これは、夫とはそういうものだと思い込んでいたが、じつは世間的にはドケチで暴力的なとんでもなくひどい夫だと知ったようなものだ。今後もNECを買うことは絶対にない。



 Maxtorはマクスターと呼んでいたが「マックストア」が正しいのだと知る。
 その後に買ったQuantumの30GBもハズレでゴリゴリとうるさかった。1台で懲りた。二度とQuantumにはちかよらなかった。この時期で世界第2の大手メーカーだったが。

 同時に買ったSeagateの20GBは静かでアタリだった。でもSeagateのHDDは、あくまでも私の体験だが発熱が多いように思う。2ちゃんねるのPC板ではマニアがSeagateを海門と呼ぶのを知る。CPUのNorthwoodモデルを北森とか。さすがにそういうオタク用語を使ったことはない(笑)。

 このころからIBM派になる。ハズレがなかった。デュアルCPUのパソコンを自作し、IBMの当時最大容量だった30GBを3台積んだときは、しばらくはこれで大丈夫と思った。甘かった。すぐに3台の合計90GBを凌ぐ120GBのHDDが出る。時代はもう100GB以上になりつつあった。そういえばこのころ、Windows98は128GB以上のHDDを認識しないなんて話があった。私はWindows2000なので無関係だったが。



 以降IBMのHDDを愛用してきた。とはいえ浮気性なので、その間に韓国製のSamusunを買ってみたり、Seagateを買ったりもしている。で、ハズレを掴み、悔み反省して、またIBMにもどったりした。



 いまSamusunのHDDのサイトに行ってみたらSeagateに繋がり、上のような表記が出ていた。買収が完了していることを確認する。



 その間、ひとつだけいいこともあった。自作機が壊れたとき、緊急用に安物のデスクトップ機(e-machine)を買ったのだが、その中に入っていたがWDの120GBだった。これがアタリだった。このデスクトップ機を使わなくなってもこの120GBは外附けとしてしばらく使っていた。先日ご臨終。富士通のFM-V時代から引きずっていたWDアレルギーが直った。HDDのアタリハズレをメーカーで決めていたが、どうやら品物によるのだと知る。まあIBMにハズレなしは事実だったが。

 MaxtorがQuantumを買収合併してブランドが消えたときは驚いたが、その波がなんとIBMにもやってくる。IBMのHDD部門を買収したのは日本の日立だった。それまで私は日立のHDDをノート用の2.5inch製品しか使ったことがなかった。



 大好きなIBMのThinkPad部門も売られてしまう。ThinkPadは日本IBMが開発したノートパソコン史に残る傑作だ。売られた先はシナのLenovoだった。コンピュータイコールIBMだった私は、IBMのこの切り売りになんとも複雑な思いを抱いた。

 シナの品になったThinkPadとはつらい別れを迎えたが、日本製になったIBMとはその後も付き合いが続く。商品名はHGSTとなった。日立・グローバル・ストレージ・テクノロジーズの略だ。これが2003年。以来ずっとHGSTをメインに使ってきた。



 高性能で評判の良い東芝のHDDは2.5inchしか知らない。ノートパソコンを買うと真っ先にHDDを大容量に換装する。いつも東芝だった。東芝の2.5inchでただのいちども厭な思いをしたことがない。いまも絶大な信頼を寄せている。その分すこし高い。2009年に東芝は富士通のHDD部門を買い取った。



 さらに時は流れ、そのHGSTがWDに買収されることが発表された。来年2012年だ。HGSTの銘柄も消える。
 その前に今年実行されたこの「SeagateがSamsunを買収」のニュースを私は知らなかった。浮気性とはいえSeagateとSamsunのハズレにはさすがに反省し興味をなくしていたからだ。いや、知ってはいたが今日まで忘れていた。

 今秋、私のHDD史ではちょっと衝撃的なことがあった。信頼していたIBM→HGSTの流れで初めてハズレを掴んだのだ。IBM系のHDDを15年ぐらい使ってきて初めてになる。それほど私とは相性が良かった。
 いまもデスクトップ機で働いている現役なのだが、このHGSTの1TB(いつしか時代はメガからギガになり、さらにテラの時代に入っていた)がハズレだった。かつての私の大外れ、WDの1.4GB、Quantumの30GBと並ぶ三大ハズレになる。ガリガリゴリゴリと四六時中鳴りつづけている。CPUクーラーを水冷に替え、ビデオカードをファンレスにしたので、今の私のパソコンは静音だ。ほとんど無音の中、この音だけが深夜や明け方に鳴りひびいている。どれぐらいひどいかというと、パソコンのある洋間から離れて、和室のこたつの中で本を読んでいても聞こえてくるほどだ。とんでもないハズレである。しかし正常に動くのだから交換してもらうわけにも行かない。



 そして10月に買ったばかりのWDの2TBがアタリだった。私はFMVに入っていた1.4GBのもの、e-machineに入っていた120GBのものと、今までふたつのWDのHDDに接している。FMVはWindows95だったから、1995年からWDのHDDを使ってきたが、単体としてWDのHDDを買ったのは初めてになる。数えたことはないが3.5inch、2.5inchあわせて50台は買っているはずだから、その中にWDがただの一台もないということは、1.4GBのときのトラウマがいかに大きかったかである。

 ここにおいて私の中でWDの悪夢は完全に消え、評価は一気に高まった。Windows7 Ultimateの64bitをHGSTに、32bitをWDに入れてデュアルブートにしているのだが、32に切り替えるとHGSTのゴロゴロが聞こえなくなり、別のパソコンのようになる。しかしOSは64に慣れると32は使えない。AdobeのCS5やDAWソフトをつかっているとちがいがよくわかる。ゴロゴロガリガリがイヤだが、けっきょくは64にもどることになる。

 早くもう1台WDの2TBを買い、それを64bitOS用にして、うるさいHGSTをテレビ録画用にでも転用したい。たかが12000円だからすぐにでも買えるじゃないかと言われそうだが、タイの洪水被害前は同じ品が6000円だった。10月に6000円だった品が11月に12000円になった。それを知っているから差額が口惜しい(笑)。だって2台買える値段なのだ。あのとき2台買ってしまえばよかったのだが……。値がまた落ちつくまでじっとガリガリゴリゴリに耐える。来年1月下旬から2月初旬には落ちつくと言われている。もうすこしの我慢。

 80MBのHDDを7万8千円で買った過去がありながら2TB(20000MB)の1万2千円に躊躇する。
 もしも80MBが7万8千円のままだとしたら、計算すると、2TBのHDDは1950万円になる。
 逆に2TBが1万2千円なら、80MBのHDDは48円だ(笑)。底値の6千円のときなら24円か。



 若い頃、日本の銀行がこんな再編成になるとは夢にも思わなかった。私のメインバンク(笑)である富士銀行は永遠だと思っていた。同じく、まさかHDD業界がSeagateとWDの2社に収斂されて行くとは考えもしなかった。来春、両社でシェアは9割を超えるらしい。完全な一騎討ちだ。

 やたら発熱した印象の強いSeagateが、新品の時から健康度が低くて不安だった韓国のSamusunと合併する。いわばマイナスとマイナス。最初の印象は最悪だったがここにきて大好きになったWDが、ずっと印象のよかったHGST(=IBM)と合併する。こちらはプラスとプラス。なら結論は明瞭だ。今後私の買うHDDはWDに決まった。ノート用の2.5inchは東芝。これで決まり。




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