2009
1/10
 GOM PLAYERの広告を消す

←Defaultだとこの部分に広告が出る。

 GOM PLAYERは、コーデック内蔵のとても優れたフリーの再生ソフトだ。愛用している。当初韓国製ということに多少抵抗を感じていたが、すぐれたものはすぐれている。いまDownload数はトップのようだ。御同慶の至り。

 ところが、いつからか強制的に広告が出るようになってしまった。写真の画面下黒いバーの部分に広告が延々と流れるのである。かなり不愉快だ。

 敬遠した。他のソフトを使っていた。それとは別に、この広告は消せないものかと気になっていた。ある日、「Gomplayer 広告 消去 削除」で検索したらあっさり見つかった。下記のURL。「ゲムステ」というサイト。
 指示通りテキストエディターでソースを開き、iniファイルをいじったら見事に消えた。うれしかった。感謝。

http://www.gsvr.net/cgi/blog/archives/2008/05/13/

 この人、今年成人式らしい。すごいスキルをもっている若者がいっぱいいるんだなと感嘆。中学生の時からプログラミングの勉強をしてきたようだ。すばらしい。

 広告が出なくなったので遠ざけていたGomplayerをまた使うようになった。

2/1 The World BrowserとGoogle Chrome、そしてSRware Iron


 BROWSERのことを書くのはひさしぶりだ。この十数年、よりよいものを探してあれこれ使って来たが、ここのところ何年かGreenBrowser一筋だった。

 その前はDonutになる。その前がSleipnir。世評高いSleipnirは私には高機能すぎてイマイチだった。Firefoxも補助的に初期から使っている。IEコンポーネントではコピーできないファイルもFirefoxだと簡単に出来たりして便利だ。

 Net Capterによりタブブラウザの時代が始まった。タブブラウザであれば文句はなかった。IEを使わなくなって何年だろう。十年は経っているか。いまごろになってやっとIEもタブブラウザになったが相変わらず使いにくい。まあ使わないけれど。心底嫌いである。とはいえ私の好きなBrowserはIEコンポーネントを使った互換性のあるものなのであまり威張れない。GekkoエンジンのMozilla中心にしたいのだが、Firefoxも使い勝手は、私にはイマイチである。MailのほうはMozillaのThunderbirs一筋だが。



 あまたあるIEコンポーネントを使ったBrowserの中でも取りわけGreenBrowserを気に入ったのは、「表示」で「お気に入り」を出すことが出来ることだった。上の写真の上部、「競馬」「将棋」「音楽」「新聞」等の部分である。常時表示されている項目別に分けたここから跳ぶことを覚えると、いちいちIEの「全お気に入り」を呼びだして選択するのなんてかったるくてやっていられない。速さが違う。便利な機能である。

 と書くと上の写真はそのGreenBrowserのようだがそうではない。2008年の2月に開発されたThe World Browserという比較的あたらしいものである。そのときから使っている今の私の愛用品だ。



 GreenBrowserには唯一の缺点があった。中国製なのである。マルチランゲージ対応になっていて日本語にも対応していたから、そちらの問題はなかった。ただデフォルトの検索エンジン(なんだっけ、有名なのがあったよね)が中国製であり、そこが問題だった。

 もちろん切り替えられる。設定からGoogleに替えたが、それでも文字化けしてしまう。中国用のGoogleらしい。私にはこの問題が解決できなかった。左がその例。
 ブラウザ右上の検索窓に「中川昭一」と入れて検索すると、このように文字化けしてしまう。

 それでホームページをGoogleにし、そこから検索するようにして対応した。これでなんとかなったのだが、それでも検索窓が使えないことにはいらつくこともあった。なのに他のBrowserに替えず何年もこれをデフォルトのBrowserで使い続けて来たのだからいかに気に入っていたことか。

 それはまた私のインターネット活用法が、フリーの検索よりも固定検索が多かったからでもある。私流には、「中川昭一財務大臣」で言うなら、「中川昭一 泥酔 辞任」と入れて検索するのがフリー検索、Wikipediaを呼びだし、「中川昭一」を探すのが固定検索になる。私のインターネット検索は、WikipediaやAmazon、価格comなどを開いて、そこで調べることが多いから、それらをサッと開けるGreenBrowserは最適であり、フリー検索に支障があってもたいした問題にはならなかった。フリー検索は下の写真のようにホームページにしてあるGoogleから行くようにしていた。

 写真はThe World Browserのスキンを替えたところ。たいそう人気のあるスキンらしい。この赤色とツールバーのデザイン等からも、これが中国人の作ったものであることが判る。これはあくまでもここで紹介するのにこのスキンにしただけ。私にこんなデザインのBrowserを使う趣味はない。上段のものがデフォルト。
 でも民族ってのはすばらしい。このスキンにすると中国の旧正月の感じがする。故国を懐かしむ華僑なんか、このデザインはうれしいだろう。



 GreenBrowserに唯一検索の不満を感じているとき、The World Browserを知った。噂だとこれも中国製だという。それじゃ検索に関する不都合も同じだろうと期待はしていなかった。  
 このThe World Browserというのは、私にとって必須項目であるGreenBrowserと同じ項目別お気に入りが表示できた。その点からも同じ中国のにおいを感じた。しかも速い。軽くて速いすばらしいBrowserだ。
 しかもGreenBrowserとはちがって日本語Googleに対応していた。ふつうに検索が出来る。私はGreenBrowserの唯一の缺点を消したGreenBrowserのような使い易い優れたBrowserにやっと出逢えた。うれしかった。

 後に2チャンネルのソフトウェア板で知ったのだが、中国製ではなくシンガポール製らしい。なるほど、いかにも中国的な味を持っていて、しかし共産党中国ではない。すなわちシンガポールだ。よくできた話。しかしまあこの「The World Browser」ってのは、「世界のナベアツ」みたいで笑えるネーミングだ。ナベアツはナベサダのパロディだからまだいい。これって本気なのだろう。どうだかねえ。ここにも「The World Browser」と書くたびに、私とは無関係なのになんだか気恥ずかしくなる。その点、以下に書くGoogle Chromeとか、MacのSafariとかのネーミングはしゃれている。



 2008年9月にGoogle Chromeが発表された。検索エンジンの最高峰Googleが自分達で開発したBrowserを公開したのだ。もちろん最初から日本語化されている。楽しみにしていた。左はその画像。シンプルである。

 果たしてその使い心地はどうなのだろう。
 この少し前、私はIEの何倍も高速だと謳ったappleから公開されたBrowser、Safariを使ってみた。iTunesによく似たおしゃれな外見はともかく、目新しいこともなく、すこしも魅力的なBrowserではなかった。それよりも愛用のThe World Browserのほうがずっといい。iTunesを「いかにもMacらしい押しつけがましさ」と遠ざけた身には、Safariもまた同じ路線上のソフトだった。

 とはいえ本当にIEコンポーネントを使ったBrowserの何倍も速く、GekkoエンジンのFirefoxよりも倍速いのなら使う価値はある。しかしぜんぜんそんなことはなかった。実感できなかった。あれって誇大表示になるのではないか。



 左はSafariのアピール。
 こんな数字を載せられてはOperaが気の毒になる。これだけ見たら誰だってSafariを使う。Operaなんて誰も使わなくなる。Javaを使うとき、ほんとにこんなにパフォーマンスに差があるのだろうか。

 ところでOperaと言えば、鳴り物入りでデビュウした有料ブラウザだった。ソフトオタクの私は公開されると同時に使ってみたが、まったく魅力を感じなかった。当時使っていた先進的なタブブラウザNetCapterの方がずっとすぐれていた。

 こういうのってほんとうによくできた話だと思うのだが、私にしつこく絡み、2チャンネルに私の名のスレを立てたり、Yahoo!掲示板に私の名を出したりして誹謗中傷を続けているハンドルネームCNXというキチガイがいる。そいつがOpera信者らしいのだ。Opera以外はBrowserではないと大はしゃぎするぐらい惚れこんでいるとか。ほんとうによくできた話である。
 これでもしも私がOperaを気に入ってしまい、疎んじているキチガイと同じ好みだと知って変更したならにが笑いになる。でもけっしてそういうことにはならない。厭な思いをさせられているキチガイとはこういう趣味でも共通することはないのだ。私がOperaに惚れこまなかったのは自然な流れだった。




 そうして早速入手して使いはじめたGoogle Chromeは、今までのとBrowserとは一味違っていた。機能の中心を検索に絞っているのである。それは検索のGoogleが満を持して公開した新BROWSERなのだから当然であろう。

 お気に入りが何十もあり、毎日それをチェックするのが主なら、今まで使い慣れたBrowserがいい。私もたまにそれをやるときは、今もThe World Browserを使っている。

 だが今の私はいわゆるネットサーフィンをまったくやらない。他者のホームページやブログを見に行くことはまずない。以前は何十ヵ所も記録していた「旅」の項目なんて何もなくなってしまった。今の私にとってインターネットとは文章を書く際の検索がすべてである。

 見知らぬひとのブログに行って文章を読むことはある。しかしそれは調べたいと思ったことの検索からたどり着いた一過性の場所であり、そこを「お気に入り」に記録し、足しげく通うようになることはない。

 一例として、私が私淑している高島俊男先生を批判しているひとがいると知る。検索してそのひとのブログに行く。関係のある箇所をコピーしてくる。それに対する私の意見を書く。そのブログを「お気に入り」に登録することはない。
 WikipediaやAmazon、価格comでの調べ物、あるいはJRAでの払いもどし等の確認を除くと、それ以外の私のインターネット利用は、そんな感じになる。

 インターネット利用法が検索九割なら、それに特化したBrowserが気に入るのは必然だ。Google Chromeは、いつだって「さあ検索しましょう」とエンジンを掛けて待機しているようなBrowserである。

 そんなわけで今の私は、Google Chromeがメイン。たまに、いくつもの新聞を読んだり、「お気に入り」にあるホームページをいくつか訪問するときには、The World Browser使用となっている。とても満足できるBrowser環境だ。当面これで行こう。まったく不満はない。

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※ SRware Ironのこと

 と書いて話は終るはずだったが、すこしまた事情が変った。Google Chromeに関するイヤな話が届いたのだ。
 Google Chromeには使用者の検索履歴がそのままGoogleに送られる裏機能があるのだとか。使用者からの情報を得、そのことでGoogleの検索効率がより向上するのであればよいことだし、何を検索したかを調べられても別に不都合はないけれど、こちらにそれを知らせず、自動でそういう機能が働いている(働かせている)というのは、あまり気分のいいことではなかった。かといってGoogle Chrome以上に快適なBrowserはいまのところ、ない。さあ、どうする。




 するとよく出来たもので、「Google Chromeのコンポーネントを使い、外見も使い勝手もGoogle Chromeとまったく同じでありながら、裏で情報を送るような、そういう機能を削除したBrowserがドイツで開発された」というニュースを知る。それがSRware Ironだった。ChromeではなくIronである。

 上の写真はドイツ語のホームページ。ここから入手する。その上のBrowserの写真はIron。左上隅がGoogleかIronかだけで、ほとんど同じである。検索に使い勝手がいいのも日本語対応も同じ。ドイツ語のサイトに行ったときはちょっと心配したが、なんなくインストール出来、安定して動いている。デザインの色合いはGoogle ChromeがGoogleカラーを使ってカラフル。SRware Ironは薄い水色を基調にしてクールである。
 Ironの入手は以下のサイトから。

http://www.srware.net/software_srware_iron.php

 これがIronの画面。Chromeとまったく同じ。

 ファイル容量は、Downloadファイルで、Chromeが50メガ以上あるのに対しIronは20メガほど。よけいな機能を省いた分、こちらのほうがちいさくて軽いのだろう。やっぱりお奨めはIronだ。

 当面、この態勢で行く。というか、これ以上便利なものは想像できない。十年前を思うと信じがたい気分になる。


4/1  64bitOSの魅力

 前々から64bitのOSには興味を持っていた。なにより32bitと違い「メモリ4GBの壁」がないのがいい。いまメモリは6GB積んでいるのでぜひとも体験したかった。しかしドライヴァー等が対処していず不具合が発生するとの噂がある。OSのフリーズほどみじめないことはない。断念していた。

 私のデスクトップはHDDを3コ使用し、それぞれにOSを挿れている。現在はVista-Ultimateがふたつ、もうひとつがWindows7である。
 VistaとWindows7のデュアルブートはわかるとしても、なぜ同じVistaをもうひとつ挿れているかは不思議がられるかも知れない。もちろん予備である。不完全なOSだから常に不具合が生じる可能性がある。それにはバックアップや時にはクリーンインストールで対抗するのだが、それは暇なときにするとして手を止めたくはない。よって予備のOSが必要になる。それが理由の一。
 もうひとつは気分転換。デザインを変えている。同じOSとは思えないほどに。それを交互に使うことによって新鮮になれる。



 ところで、XP好きから憎まれることを承知で書くが、いまだにあんなものを使いVistaを嫌っているひとの気が知れない。Vistaには重いとかメモリの消費量が多いとか、あれこれ缺陥がある。でもそれはその理由の通り、高速CPUを用意しメモリをたっぷり積めば簡単に解決できる。私は不具合もまったく感じたことがない。極めて快適だ。俗に言うXP厨とはよほどスペックの低いPCを使っているひとの泣き言なのだろう。

 XP好きに思うのは効率重視なのだろう。もちろんPCはそれがいちばん大切だ。Windowsはあたらしくなるほどにデザインが洗練されてきている。当然のごとく。
 Vistaのグラフィックに慣れたら、とてもとてもXPや2kにはもどれない。Windows7を使っているとVistaすら古く感じる。XP好きはこういうことにはまったく興味のないひとなのだろう。
 たまに気分転換でVistaの片方を「クラシックモード」にすることがある。XPのデザインだ。あのWindowsカラーのブルー背景、質素なタスクバー。懐かしく、しばらくは楽しむが、すぐに元のAeroにもどしてしまう。充分な能力をもった今のPCに、Aeroを切ってのメリットはない。金持ちが貧乏時代を懐かしむような気持ち以外にクラシックモードを使う意味はない。
 本題から外れてしまった。閑話休題、言帰正伝。



 2k時代から同じOSを常にふたつ用意し、切り替えて使ってきた。理由は前記のように不意のクラッシュに備えるのと、デザインを変えての気分転換である。
 今はWindows7もいれてあるし、Vistaのひとつを64にしてみるかと思いたった。これはWindows7の安定も大きい。いくつものレヴュウで「かつてこれほど安定し完成度の高いβ版はなかった」と絶讃されている。私も使いはじめてから一切問題は生じていない。まるで完成品である。(いくつか好きなソフトで使えないのがあったがそれはしかたない。)
 安定したVistaとWindows7があるのだから、ひとつを64にして「メモリ6GB」を確認してみたい。そう思った。愛用のソフトが使えなかったりドライヴァー等の問題で固まったりするようなら削除しよう。それだけの手間暇を掛けても64bitOSを初体験したかった。やってみた。



 結果、不具合は生じなかった。快適である。絶好調だ。64bitOSが32bitOSよりも処理が速く快適だというのはまだごく限られたソフトだけのことらしい。私はむろんプロ用のPhotoshopを使いこなしているようなユーザーではない。だから私が64bitOSは凄い、速い、快適だ、と言うのは、かなり眉唾ものなのだが、私はいまそれを感じている。処理スピードが断然速いのだ。どういうことなのだろう。わからない。大容量メモリが動いているのはわかるが。
 ソフトの64bit対応は私の想像以上に進んでいたようだ。Windows7では動かない愛用ソフトもVista64では問題なく動いた。つまりVista64はWindows7よりも快適だった。



 というわけで今、私のメインOSはVista64である。メモリが制限なく使えて(制限はある。32GBだっけ?)快適であろう事は想像していた。だがそれは単なる想像、妄想であり、それ以上に覚悟していたのがドライヴァー類の不具合等だった。利点がふたつみっつあるが、マイナスもいつつむっつあると覚悟していたのだ。ところが利点ばかりでマイナスがない。万々歳だ。
 といって、だったらもっと前から使えばよかった、ではないように思う。多くのソフト、ドライヴァー等がXPやVistaの64に対応してきた、「そのちょうどよい時期」に導入したのではないか。そう思っている。

 ともあれ、この完成度を観ると、今後OSは一気に64bit時代に向かうのだろう。
 16bitOSから32bitOSになり、使えなくなったソフトも出て来た。私はソフトウェアオタクだったから、大枚をはたいて買ったソフトが使えなくなって気落ちしたものだった。64bitOSの時代になったら、また使えなくなる16bitソフトが出て来る。これもまた時代の流れか。速いわ、この世界は、あまりに。

10/8  『ホームページビルダー』のブログ投稿機能を使う

 『ホームページビルダー』にブログ投稿機能があるのは知っていた。ブログ再会にあたり、利用できるならやってみようかとなんの気なしに開いてみた。以前一度だけやって使い物にならんとやめていた。
 しかしそれは私の使い方が悪かったのだろう。ブログに慣れていなかったこともある。今回使ってみて、あまりのその便利さに蒙を啓かれた。
 私は今までブログに対していくつかの不満があった。画像のアップが『ホームページビルダー』によるサイト作りと比較してあまりに面倒だとか。

 それがこれを使えばすべて解決する。おどろいた。感激した。そのことをブログ上に書いたのでそれをこちらに転載する。この転載方法も連結しているから簡単に出来るのだった。今までならブログからコピーしてきて貼りつけていた。こんなにも便利な機能を今まで使わなかったのかと思うと悔しくなる。

 ブログを読みかえして、ブログにだけ書いていてホームページに収録していない文章がいくつもあるのも確認した。それも今から読みこもう。

 この文章がその第一弾になる。まさに嬉しい誤算だった。今まで利用していた人には「なにをいまごろ」かも知れないが、ソフトオタクで、便利フリーソフトもほとんどのものを使い慣れている身には、まさかこんな使い慣れている『ホームページビルダー』で今になってこんな感動的発見があるとは夢にも思わなかった。大感激なのである。

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2009年10月8日(木)
『ホームページビルダー』の活用
いくつか前のVersionから『ホームページビルダー』はブログ投稿機能を備えている。それは知っていた。

使ったことがなかったので試してみる。

私がブログを苦手としているのは従前のサイト作りと比較してあれこれ面倒だからだ。これを利用すればなんとかなるのだろうか。

不満としているのは画像アップのわずらわしさだ。

たとえば「追悼──中川昭一」にはテーマを表すを文章の先頭に入れたい。

だが今まで作ってきたサイトと比すと手続きが面倒だ。

面倒でイヤだったのだけど、やらねばならないと以前はやっていた。これぐらいは挿れないと様にならない。でも面倒は面倒だ。

その無理がたたってブログと疎遠になっていた。

これなら簡単なのか。今から試してみる。
2009年10月8日(木)
『ホームページビルダー』の活用・2
おおお、なんと簡単に出来るではないか。今までのホームページ作りとまったく同じ。簡単簡単。もういちど実験。

 これはことばに関してのテーマの時。

 生活関係の小物のことを話すときはこれ。このテーマで【木屑鈔】に書くことはないがアップの実験。

どうやらこれらは出来るようだ。

ではハードディスクの中にある風景写真はどうなのだろう。

 これはパリから一時間ほどのルーアンという町の風景。こういうのも簡単に出来るのか。実験。
2009年10月8日(木)
『ホームページビルダー』の活用・3
簡単に出来た。今までブログを敬遠していたのが嘘のようだ。

いま使っているVersionは最新の13だが(12月に14が出る)、たしか11の時からこの能力はあった。一度だけ使ってみたことがある。短文を書いたが、なんとなく使いづらいような気がして投稿することもなく仕舞いこんでしまった。こんなに楽だったのか。これなら従前のサイト作りと同じ形で私専用のgif画像を挿れたり、本のことを書くときにはAmazonの画を貼ったり出来そうだ。今まで宝の持ち腐れをしていたことにやっと気づいた。

もうひとつ実験。

  同じくルーアンの町並。季節はいまごろだ。いい時期だ。行きたいなあ、フランスも。しば らく行っていない。このルーアンは「ジャンヌ・ダルク最後の地」である。

  私は写真に対して「回りこみ」をして横に文章を附ける。携帯電話から投稿した形の写  真の縦並びが好きではない。それも出来るのだろうか。ブログでそんなことにまでこだわ ってもしょうがないが試してみよう。


  ブログ投稿機能の『ホームページビルダー』上で完全に出来ているから、まちがいなく  ブログでも反映されると信じる。すごいなあ。こんな機能を今まで使っていなかったのか。 もったいない。

 先程の投稿で写真のサイズ変更等は今まで通りに出来るのがわかった。

 回りこみも簡単に出来るのか。とするなら、今までのホームページ作りとまったく同じ感覚でブログが出来ることになる。ちょっとこれは私にとって新展開である。


2009年10月8日(木)
『ホームページビルダー』の活用・4
私がどうしても従前のものと比してブログに熱を入れられないのは「保存」の問題があるからだった。いまホームページは有料のniftyと無料のfc2でやっている。niftyはともかくfc2には、あちらの都合でいきなり消される恐怖を常に感じている。ただで使わしてもらっている引け目だ。そうなっても文句は言えない。今のような時代にそんなことはありえないのかもしれないがどうにもこの疑念から逃れられない。倒産したらそれで終りだ。

それは同じく無料で使わせてもらっているこのライブドアブログにも感じている。ある日突然「あんたのブログは削除しました。さようなら」と言われても文句は言えないと思って接している。

従前のサイト作りは自分のハードディスクの中で作ったものをインターネットにアップする形だった。
いわば日記帳に手書きで書いた日記をあらためてインターネットに公開する感覚だ。
ブログは、いきなりインターネット世界にデジタルで日記を書く感覚になる。
なんらかの事故でブログが消えたら、今まで書いてきた日記も跡形もなく消えてしまう恐怖がある。

自分への記録が目的でサイトを作っている私は、異なるハードディスクの中に重複して保存するのはもちろん定期的にDVDにも焼いている。滑稽かも知れないがそれが目的のサイト作りなのだからしょうがない。

現在のインターネット世界で、いきなりこちらにことわりもなく長年書きためてきたブログが一方的理由でなくなってしまうなんてことはないだろうし、キャッシュも残るし、いろんな保存のしかたもある。私の考えは杞憂なのだろう。

でも、たとえば、「携帯電話で毎日長文の写真入りブログ日記をアップしている友人」がいるけれど、彼は保存のための工夫をなにもしていない。なんらかの事故でブログが消えた場合、元文章と写真は携帯電話の中に別々ではあるが残るにせよ、ブログという彼のやってきたものの「形」は消えてしまう。元通りに復元することはたいへんだ。私はそんな懸念をブログに常に感じている。

もっとも彼はそんなことは気にしていないようだ。今を精一杯生きているだけなのだろう。なくなったらなくなったで、それまでのことと割り切るように思う。私のようにやたら保存にこだわる方が邪道なのかも知れない。(でも意外に彼のようなタイプが、「こんなことになるならやり方を教わって保存しておきたかった」と嘆くかも知れない。)



ブログは、あくまでも「他者への発信」が基本なのだ。私のように「自分の記録が主──ほんのすこし親しい友人にも読んでもらえればいい」がズれている。私のブログへの姿勢そのものがまちがいなのだろう。



私はブログに写真を連発する気はない。それはホームページでやる。
それでも前記のように政治関係の記事になんてのを挿れたい気持ちはあった。私の場合、この程度でいい。今回これが解決されたのは大きい。



違法らしいけど、中川昭一とマンガ「加治隆介の議」の関係を書いたら、を載せたいと思う。

この違法と罰則はどうなっているのだろう。いまだにわからない。こういう個人ブログでもぜったいにやってはならないことなのだろうか。いつも思うのは、それは作者弘兼憲史さんにとっても本が売れるきっかけになるからわるいことではないと思うのだが……。

でもあれか、私の言っているのは「好意的使用だからいいだろう」という身勝手なリクツであり、これを主張すると「好意的と悪意的はどこで判別するんだ?」という問題になる。やはり「一貫して使用禁止」が基本か。

あきれるほど好き勝手にやっているサイトを見ると、ほんのすこしぐらいならかまわないかと思ったりする。しかしそれは大泥棒がいるから万引ぐらいいいだろうの論理になる。違法なら自粛せねばならない。

先日あるサイトで、作者がナガブチツヨシの歌詞を2行ぐらい引用したら、そのサイトのアンチのひとが著作権違法だと騒ぎたてていた。今の時代、歌詞ってのは、「誰それさんの何々って歌の歌詞です」と断り書きを挿れても引用は出来ないのか? よくわからん。



ところで、この実験で載せた何枚かのgifと写真は私のハードディスクの中に獨自の名前をつけられ保存されている私のものだから問題ないとして。

この「加治隆介の議」の画はAmazonからもってきたままである。私のハードディスクに名前をつけて保存することなくこのまま載せる。するとどうなるのだろう。自動でAmazonへのリンクが張られ、Amazonの写真であることが自然に解るのか。これも実験だ。



『ホームページビルダー』の「ブログ投稿機能」を使うと簡単に楽にブログ投稿が出来るのはわかった。しかしまだ謎は多い。肝腎要の「保存状況」がまだよくわからない。調子に乗らないようにしないと。ある日大量に失って臍をかんでも遅い。便利な時代だからこそ転ばぬ先の杖が要る。

いま確かめてみた。
ブログへの投稿文を『ホームページビルダー』で作っているあいだは「未投稿ブログ文章」として保存は可能だが、一度投稿してしまうと『ホームページビルダー』は「わしゃもう関係ないもんね」となるようだ。つまり『ホームページビルダー』で作ったサイトの文章のように、いつもの場所に保管して管理してはくれないらしい。

それはそうだ、『ホームページビルダー』という店があるとしたら、大事なのは自分の店である。ブログを書くのはあくまでも他店の手伝いに過ぎない。「他店の手伝いも出来ますよ」という機能を売り物にはしたが、自分の店とは愛着がちがう。もうすこし慎重に考えねばならないようだ。
2009年10月9日(金)
『ホームページビルダー』の活用・5
『ホームページビルダー』の「ブログ投稿機能」を利用して書いた文をアップし、ブラウザから見てみたら、おそろしく隙間のある文章になっていた。こんな隙間だらけの文章を書いたのは初めてである。
ブログの文章とはそういうものだと『ホームページビルダー』が判断してやっているのだろう。こんな形で隙間だらけの短文を書くのがブログなのか。ブログに関わって3年になるが初めてブロガーになった気分(笑)。

過日あるエッセイ賞の銓衡評で、「一行空けはやめろ」と複数の銓衡委員が書いているのを見かけた。ワープロ使用応募文にブログによくある一行空けで書かれたものが多かったらしい。いかにも今風の話だ。原稿用紙10枚もの文章を一行空けで書くものだろうか。ブログではともかく一般文章では誤りである。年輩の銓衡委員たちは常識を知らないのが多すぎると怒ってしまったとか。
しかし結果的にその作品が大賞を受賞した。中身の面白さがマナー違反を超えたのだ。

ここのところ何度かここで触れている友人のブログも、彼は文学部出身の還暦を迎えた昭和の男なのだが、一行空けで書かれている。

あれってどうなんだろう、携帯電話で長文を書くと自然に一行空けになるのか。それとも意図してやるものなのか。
ともあれ見慣れると、あの隙間だらけの文がブログなのだという気はする。

彼は気づいていないかも知れないが、明らかに以前と比べてセンテンスが短くなっている。悪く言うならブツ切り文章だ。携帯小説ではそれが必須だという。あのちいさなディスプレイで書くのだ。いや読むのだ。改行のない長いセンテンスは読み手にとってきついのだろう。短くせねばならない。自然に誰でもそうなるらしい。回転が速くテンポのいい文章、と言えないこともない。

彼ですら今風になってしまったから、私は下の方にある「千字びっしり文字」のように、当面ブログ風でないブログ文章にこだわってみたい。

 よく感動が伝わってくる(笑)。ほんとうに感激したのだ。私にとって「ブログ新時代の幕開き」とすら言える。仕上げに以下の文を書き足した。

2009年10月10日(土)
『ホームページビルダー』の活用・6
私にとって一番大事なのは10年ほど書きためてきたサイト文章(以下ホームページ)である。ブログはそれの「出店」だった。新店を出したばかりの頃は気合いが入っていたから、出店にあって本店にない商品も多々あった。なにかのアクシデントでそれが消えてしまわないうちに、なんとか本店にそのコピーを作っておかねばと思っていた。

簡単な単純作業である。自分の書いた文は、お笑いになるだろうが、いとしい。とてもとてもいとしい。文章が下手で中身が的外れだったりすればよけいにいとしい。
ならそれをコピーして整理する作業は楽しいようだが、そうでもない。いとしくなるまでには発酵の時間が必要だ。まだそうなっていないものはいとしさと同時に恥でもあり触れたくなかったりする。かといって発酵を待っているあいだに事故があって消えたら困る。出来の悪い息子は見たくもないのだがいとしいことに変りはない。コピーはぜひともやらねばならないことだった。

デジタルの怖さはどんな大量のものも一瞬で消えることだ。何度かの引っ越しで本というアナログのものを大量に処分した。業者に処分してもらったもの、燃えるゴミとして出したもの、思い入れがあり別れの儀式として泣き泣き焼却したもの、みなそれなりの時間と労力が要った。
デジタルは一瞬だ。何年もかかって重ね挙げてきた大量の文章も一瞬にして消える。消えたら二度ともどらない。便利さとともに怖さと虚しさを感じる一瞬だ。

せねばならない。いつそれが起きるかわからない。やらねばやらねばと思いつつしないままでいた。
今回長年使い慣れている『ホームページビルダー』の新機能を知った。以前から知ってはいたのだが食わず嫌いだった。知って、その便利さに驚嘆した。

出店から本店への商品移動はひとつひとつのコピー&ペーストになる。その「簡単単純作業」が「まだ発酵していない」とうんざりなのである。下手くそな文の保存にむきになっている自分が惨めになってきたりする。
『ホームページビルダー』の機能に、「ブログからホームページへの取込み」があるのを知る。これまた便利だ。

今日はそれをやっていた。1年以上ブログを休んでいたのが吉と出た。2年、3年前の文章はほどよく発酵していて、おまけに惚けてきて何を書いたか忘れているから、知らないひとの文章を読んでいるように新鮮だった(だいじょぶか、オレ)。
なによりPC大好き、ソフトウェア大好きとしては、「新機能を初めて使っている」ことに満足感がある。

世に名高い便利フリーソフトのほとんどぜんぶを知っている。そういうものを使う楽しみがPC生活の大きな要素だ。なのにまさかこんなちかくに青い鳥がいると気づかなかった。いや気づかないからこそ青い鳥って言うんだろうけど。大袈裟に思われるかも知れないが、これは私にとって「ブログ新時代」である。
『ホームページビルダー』の新機能を知り、ブログに夢中になってホームページが疎かになるのが唯一の心配だったが、むしろこれによって連繋がより強くなった。いいこと尽くめである。今まで知らなかったことが心底悔やまれる。でも調子に乗って本店支店が逆にならないようには気をつけよう。



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