2007
6/5
Googleサイドバーの魅力!

 私がサイドバーを常用するようになったのは昨年10月にVistaを使いはじめてからである。Vistaには専用のサイドバーがついてきた。
 が、それよりもおおきな理由は8月からデュアルディスプレイにしていたからである。今年1月末にVistaが発売になると、PC雑誌はサイドバーの魅力に触れると共に「ワイド画面」を推奨していた。サイドバーは便利だがそれなりのスペースを取るからである。
 私の場合はっきりしている。ディスプレイがひとつだったらサイドバーは利用しなかった。画面が狭くなる。デュアルディスプレイの向かって左側をメインに、右側を辞書やブラウザ等のサブにして使用している。そのサブディスプレイの右端に表示するものとしてサイドバーを選択したのだった。

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 Vista附属のサイドバーも充分便利で見た目もよかったが、そこにGoogleからサイドバーが発表された。すぐに飛びついた。こっちのほうがよりよかった。

 このおしゃれなGoogleサイドバーに、さらにいくつものガジェットと呼ばれる附加機能を追加して使用している。ディスプレイの右端にあるそれを表示すればいいのだがうまく出来ない。左のものはGoogleにある見本。私のものはもっと上から下までいくつものガジェットが追加されているので長い。


 便利で感謝しているガジェットのひとつがこれ、メモ機能。今までにもデスクトップでちょいとメモできるソフトは数多く出まわっていた。でもスタートアップに入れておくにしても、それはひとつの獨立したソフトである。「使う」という意識があった。
 ところがこれだと、なにしろ常にサイドバーが表示されているから、その一部なのである。いつもメモソフトを前面に出しておくとなんとなくわずらわしい。かといってそのたびに呼びだすのも面倒だ。だがいつも表示されているしゃれたデザインのサイドバーの一部としてあるなら気にならない。今までいつくものメモソフトを使用しては気に入らず削除してきたが、やっと常用できるメモソフトに出会った気分である。なにか書きたいと思うテーマがあったらすぐにここにメモしておく。自動保存されるし、起動するとすぐに表示されるから便利だ。この今までもあったソフトだけれど、それを意識せずに使える、というのが、サイドバーの最もすぐれた点だろう。

 次々とあたらしいガジェットが開発されている。私はデジタル時計とアナログ時計、カレンダー、システム情報、メモを利用している。
 ここにそれらを収めることにより、タスクマネージャを使用する機会が激減した。常用していたTClockも必要なくなった。
 PC黎明期に愛用していた(させてもらっていた)有志が開発したフリーソフトが、このような大手の統合便利ソフトによって使命を終えてゆくのを見ると複雑なものも感じる。

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 これは二日前に入れたばかりのデスクトップ上に置く鉢植えである。チューリップの花。導入したときは蕾だった。マウスで触れると水を遣ることになるらしい。水滴が鉢の上で舞う。それを繰りかえしていたら咲いてきた。下記の寒々して「氷雪の風景」の中で咲いている姿はけなげである(笑)。

 水をやっていたら満開になった。満開のあとはどうなるのだろう。散るのか?
 Googleが伸びる一方なのがよくわかる。やることがしゃれている。MSといろいろもめているようだが、そりゃ心情的にGoogleの味方だ。世の中にはVistaのサイドバーを消してGoogleのこれにしている人が大勢いることだろう。それはMSにとってものすごく不愉快だろうな(笑)。

http://desktop.google.com/ja/features.html


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 2kでも使える!

 最も肝腎なことを書き忘れた。それはこのGoogleデスクトップアイテムが、「Windows2000でも使える」ということだ。製造元のMSがフォローせずしらんふりしている旧OSだが、Googleのこの愉しい製品は2kでも快適に動く。ありがたいことである。

 MSはサイドバーなるものを開発しVistaの目玉にした。「新OSのVistaには快適なサイドバーがついてます。ぜひVistaを購入してサイドバーを楽しみましょう」と。それは新OSのVistaを買った人だけが享受できる特権になるはずだった。

 いち早く試供版でVistaを使い始めた私はすぐにそれを使ってみた。サイドバーなるものが便利なのはよくわかった。時計やメールチェッカー、メモソフト、そういういくつものフリーソフトを集めて自家製サイドバーもどきを作って使っていたので、プロがそれらをまとめて使いやすものを作ってくれたのだから、見た目もいいし便利にきまっている。ただあくまでもそれはすでにデュアルディスプレイだったからで、シングルだったならあんな画面が狭くなるものは使わなかったろう。その後、PC雑紙ではサイドバーを使うためにワイド画面液晶の特集が何度もなされていた。
 あたらしい便利品を開発したら、己の会社のお客様すべてに提供したらいいだろうに、Vistaだけという、どうにもMSのそのわざとらしさにはついてゆけないものを感じた。
 その時期にGoogleのサイドバーを知ったのですぐに乗り換えた。こちらのほうがデザインもよく、次々とガジェットが開発され、使っていて愉しかった。試供版ユーザーですらこの時点で愛想を尽かしている(笑)。

 いま実質数はどうなのだろう。Googleサイドバーのほうがすぐれているけど、世の中にはよりよいものを探すなんてよけいなことをせず、与えられたものだけを使う人もいっぱいいる。Vistaのそれをそのまま使っている人も多いのだろう。

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 MSのやることはなにからなにまでセコく品がない。いい例がIE7である。今頃になってタブブラウザというのも嗤える。自慢の新製品らしい。それをまた「IE7はVistaのみ対応」にしたのである。この根性の悪さには怒る気力さえ湧かない。ほんとに根性が小さくて汚ない。なんちゅうイヤな会社だろう。2kやXPを買ってくれた世界中のお客様をどう思っているのだ。
 IE5や6のセキュリティホールの脆弱さが問題になった。それらを改良した7を作った。まっさきに5や6を使って被害にあったお客様にお届けするべきであろう。なのに「IE7は新OSのVistaを購入したお客様だけお使いいただけます」とやったのだ。ほんと、まともではない。

 私はIEなんて頼まれても使わないから関係ないが、世の中にはブラウザイコールIEと思っている人もいる。「Vistaのみ」には抗議が殺到した。さすがのセコMSもしかたなく「XPにも対応」を打ち出した。だいぶたってからだった。ほんとに「客がうるさいのでしかたなく」が見え見えだった。

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 Vistaのみの特権にする予定だったサイドバーも、すぐにGoogleがMSよりすぐれたものを開発し、多くの愉しいガジェットを用意し、しかもどんなOSでも対応できる形で発表した。ますますMSのセコさと根性の悪さが目立つことになった。現在Googleとのあいだにいくつかの訴訟沙汰もあるようだが、そりゃあやることなすこと憎いだろうなあ。GoogleによってMSの根性の悪さが浮かび上がるのだから。

 この会社、この勘違いした殿様商法の悪質さが骨の髄までしみこんでいるようだから今後もあらたまることはない。ビル・ゲイツが引退して誰が代表になろうと変らないだろう。なにしろ自分たちの製品の明らかで重大な缺陥を、「のようになる場合があります」「という報告がありました」と、自分たちのサイトで他人事風に掲載しているのである。まともな企業では考えられない感覚だ。まああれだけの獨占体制を築き儲けまくっていればああもなるだろうが……。

「一日も早く縁を切りたい」と思う。
 Linuxに切り替えられない己の軟弱さがうらめしい。ソフト好きだからなあ……。


6/10
 夏の背景

 私は壁紙を使用しない。すこしでもPCの負担を減らし速くしたいので、いつも背景は単色だった。一応季節に合わせて暖色にしたり寒色にしたりはするが。

 夏の涼しげなデスクトップ背景と言えば南の海である。たまには背景画を使ってみるか、と思った。メモリが2GBあるからこれぐらいは負担にならない。
 ということで沖縄や外国の海の壁紙を捜して来て借用し設定した。なかなかいい。たまには変ったこともやってみるもんだ。



 今年は空梅雨で夏が早い。早くも真夏日がやってきた。
 夏になるとボサノバやハワイアンを聞くのだが毎年それは七月からだった。今年はもう六月から聞いている。

 今年二月に引っ越した住まいは日当たりのいい暖かい部屋だった。身も心もひえている時期、あたたかい部屋で助かった。その分夏は暑そうである。それでもすんなりと風が吹きぬける構造なので表と通路側の窓を同時に開けておけば快適だろう。だが隣人が精神を病んでいる人なのでその気になれない。通路側は閉めるしかないようだ。ネットでも長年狂人につきまとわれてうんざりしている。精神のおかしい人ほど御しがたいものはない。なにしろ理窟が通じないのだから怖い。自分を正しいと思い込んでいる。

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 南国の海を見ながらアイスコーヒーの氷を齧ったら、「涼しくするのなら南国の海より氷雪ではないか」と思いついた。南国の海を見ていると暑い夏の陽ざしを感じる。それよりも見た目からも涼しさを感じたいなら真冬の寒々しい風景の方が効果的なのではないか。

 ということで氷雪の風景を捜してきて背景にしてみた。


 たしかにこれはこれで清涼感があって効果的だ。
 現在デュアルディスプレイである。二面に同じ風景を繰りかえすのも藝がない。

 そんなわけで南の海と冬の氷雪を合成し、右のディスプレイには氷雪、左のディスプレイには南国の海という異様な背景となった。絶対にありえない風景(笑)。
 九月までこれで行こう。




6/20 Google このソフトは良くない!

 Googleを絶賛ばかりしてきたので批判も書こう。

 

 Googleのツールとしてスパイウェアを発見駆除してくれるこのソフトがDownloadできる。私はSpyBotで満足しているが、新ソフト大好きなので早速入れてみた。するとなんと、ほんの数日前にSpyBotで駆除したばかりなのに、出るわ出るわ20も30も発見されたのである。なんとすぐれたソフトなのだろう。

 とはいえ私はここで首をひねっていた。SpyBotはじつにすぐれたソフトである。それがほんの数日前に発見駆除したばかりなのに、いくらなんでもそんなに見つかるはずがない。もしもこれが事実だとしたらSpyBotは缺陥ソフトになってしまう。

 これはアヤシイソフトである。それこそスパイウェアに「あなたのPCは汚染されています。今すぐ無料スキャンしましょう」と言ってくるのがある。むかしそれがスパイウェアだと気づかず、無料ならスキャンしてもらうかとやってもらった。するともうPCのいたるところにあらゆるウイルスやスパイウェア、アドウェアが潜り込んでいてたいへんなことになっていた。無料なのはスキャンのみである。駆除するためには製品版を買わねばならない。さあ今すぐ購入しましょうと言われて、しばし考えた。アンチウイルスソフトは入れている。それがこまめにチェックしているがウイスルは発見されていない。スパイウェア、アドウェアもこまめに駆除している。いくらなんでもそんなにPC内がぼろぼろのはずはない。そこでやっと、こいつこそがスパイウェアなのだと気づいた。案の定そうだった。いま最もタチのわるいアドウェアはこれだろう。トレントファイルのサイトに巣くっていて、そこに行くと必ずこれに引っかかる。そのたびにSpyBotで駆除するのがかなり面倒だ。でもトレントファイルには世話になっているから必要悪と割り切っている。

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 疑問は、あのGoogleが自分たちの推薦する最新の無料ソフトとしてツールに入れていることだ。疑問はそこだけである。

 検索してみたらこのソフトに対する非難がそこいら中にあふれていた。誰もがみな私と同じことを言っていた。愛用しているスパイウェア駆除ソフトではなにも発見されないのに、これを使うと20,30と発見される。おどろいた。と、ここまではみな好意的な意見。しかしそのあとに、「執拗に有料の製品版にUpgradeしろと言ってきてたまらない」「発見された20,30ものスパイウェアを削除したらとたんにPCの調子がおかしくなった」との苦情が続く。私もこれで発見されたスパイウェアを削除したら自作した背景のJPEGがぜんぶ消えてしまった。まともな製品が「もうない」と言っているのに、さらに20も30も見つけてくるのだから、そうではないものまでカウントしているのだろう。とんでもソフトである。

 とにかくこれ、まちがいなく問題のあるソフトだ。Googleが大々的に推奨するものとは思えない。Googleにも抗議は殺到しているはずだが、いまだにGoogleの無料セキュリティツールとして推奨されている。今後どうなるだろう。経緯を見守りたい。
10/26
 二ヶ月分のATOK辞書登録243

 私はOSを120GBと250GBのハードディスクに、それぞれ挿れている。両方ともVista Ultimateで同じなのだが、背景や設定が微妙に違う。それを気分で使い分ける。データ用には320GBのをもうひとつ使っている。いちばん大切なのはこのデータの入った320で、文章などはここから頻繁にDVD等に落として多重保存している。
 この二ヶ月、ずっと250のOSを使っていた。深い理由はない。Vistaのスリープ機能はとても便利なので、ほとんど再起動もシャットダウンもせず、使い続けていた。
 きょうVistaには珍しくカタマッタ。スリープから復帰しない。強制的に電源を切り再起動をかける。そのときひさしぶりに120のほうのVistaにしてみた。

 文章を書いていると出ない単語がある。そうか、この二ヶ月間に辞書登録した単語だったのだと気づき、フラッシュメモリに登録しておいたATOKテキストファイルから追加してみる。するとその数が243だった。つまりこの二ヶ月間に私は243個の単語を辞書登録したのである。月に120個、一日4個もしているのだろうか。いつも毎週一回ぐらいずつ定期的にPCからフラッシュメモリに追加登録しているので、こんな分析はしたことがなかった。

 私の辞書登録単語は、まずはあるべきなのにない言葉である。ここのところ白川道を読んでいた。彼に「病葉流れて」という自伝がある。その「病葉-わくらば」がないのだからATOKは不思議だ。それでいて私が見たことも聞いたこともなく、まず一生使わないであろう単語がたくさんある。
 それから競馬の「降級」のような専門用語。これがないのはしかたない。不満は力士の名前がないことだ。すぐに消えるアイドルタレントの名より十年以上活躍している力士の名のほうがよほど重要と思うのだが。
 インターネットラジオのように頻繁に使う長い言葉も「いねら」で登録する。私はアルファベットのブラインドタッチも出来るが、あまり使いたくないので、Version Upのようなのも「ばあ」で出るように登録してある。それらが積み重なって、私にとって財産であるATOK辞書になっている。

 もう十数年使い続け蓄積してきたATOKの私用辞書登録単語は2万9千ほどになる。この数はよく覚えている。百が千になり、一万になり、二万になったときも記憶している。週に一回程度、辞書登録単語がいくつか溜まったとき、予備のHDDやフラッシュメモリにそれをアップする。そのときに出るそういう積み重ねの合計数字は毎度見てきた。でも一日に平均何個登録しているとか、一ヶ月に、とは考えたことがなかったので、この「二ヶ月で243個」というのは新鮮な数字だった。

 というところでいま最新のアップをして確認したら、合計が30200になっていた。ついに辞書登録語が3万台に入ったようだ。私なりにちょっと感動している。
 


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