らいぶさんのプロフィール──by サイト管理人 『作業日誌』に不定期連載していた「らいぶさんのチェンマイ便り」をファイルにまとめました。 らいぶさんの簡単なプロフィールを管理人がかってに書きます。 年齢は四十代。公務員。現在は図書館に勤務。 「らいぶ」なるハンドルは図書館=ライブラリーからとっています。 奥さん(タイ人)とのあいだに一姫二太郎。美人の娘にやんちゃな息子という理想の生み分け。 これは偶然ではなく食生活にまで気を遣った努力の結果だそうです。 お世辞でもなんでもなく、両親のパーツのいいところばかりを選んだような華奢な美人の娘と、 らいぶさんにそっくりの骨太でやんちゃな息子。ここまでうまくいった生み分けを他に知りません。 家族はチェンマイ在住。すでにチェンマイ郊外に豪邸(通称・らいぶ御殿)購入済み。 本人は日本へ単身赴任の感覚なので、チェンマイに行くことを「里帰り」と言います(笑)。 四十代での早期退職、チェンマイ移住。五十歳でのチェンマイ大学入学を目指して奮闘中。 サイト管理人との交流は1999年にあった後藤茂さんのオフ会からですが、 後に91年当時のチェンマイでの結婚式の際も、旧『サクラ』でニアミスしていると知ります。 「きょうは××さんの結婚式だ」と言って、おしゃれしたパパや数人が出かけていった日を覚えています。 先日、我が家に家族で泊まったとき、そのことを知った奥さんが、 「なぜ結婚式に来てくれなかったのか」と言ってましたが、 まだ知り合ってませんでしたから、それは無理(笑)。 でもたしか「日本人のかたで来たい人がいたらどなたでも」のようなオープンの場で、 『サクラ』のパパに行かないかと誘われたように記憶しています。 タイ式の結婚式を見たかった私は行きたいけれど遠慮しました。それは正装がなかったからでした。 もうすこしきちんとした服を持っていたら出席していたでしょう。 するとまたらいぶさんとの交友も違った形になっていたことになります。 現在、チェンマイ市で営業中の日本レストラン「一休」は、らいぶさんが創業者でした。 奥さんが和服を着て店を仕切っていました。 その後、経営権を現在の経営者Tさんに譲渡しています。 第一回目のこのファイルはまだ往信復信の形が完成していません。 『作業日誌』という管理人の日記の抜粋になっています。ご了承ください。 第二回目からまともなファイルになります。これからも定期的に続く予定です。 楽しんでいただけたらさいわいです。 |
||||
らいぶさんのチェンマイ便り──2003/7/24 「プロビタ二つ」承知しました。今回の休暇は少し短めと、I君に話したところ、「今、2週間も休めるところは(役所の中では)無いよ」とあっさり言われました。本当のようです。先日(一休の)Tさんから電話があり、「もう辞めてこっち、来るんでしょ?」と尋ねられました。むこうでは有名な話(?)だそうです(笑)。 正直のところ、チェンマイ暮らしの時期はまだ明確に定まってはいませんが、早く実行に移したいものです。 それでは、行って参ります。帰国後お会いしましょう。 <らいぶ> らいぶさんからチェンマイ出発のメイル。いいなあ、夏休みか。 娘さんも息子さんもパパの到着を首を長くして待っていることだろう。いい夏休みを過ごしてきてください。 《註》・「プロビタ」とはらいぶさんに買ってきて慾しいと私がお願いしたマルチヴィタミン剤の名前。写真。 「一休」とは、かつてらいぶさんがチェンマイで経営していた日本食レストランの名前。Tさんとは譲渡した現在の経営者の名前。 この時、らいぶさんのタイ人の奥さんと日本人Tさんの譲渡契約の通訳は私が担当した。冷や汗(笑)。 「辞めてこっちくるんでしょ」は、らいぶさんが早期退職してチェンマイに永住することの意。 写真はらいぶさん経営時代の「一休」の看板。今も同じかな? らいぶさんが譲渡してから行ってないので不確か。まあ、あえて新しく作り直す必要もないのできっと同じでしょう。 おもしろいのは日本語「いっきゅう」をローマ字表記した「IKUE」の文字。日本人のローマ字表記なら「IKKYU」とか、そんな感じだろうか。 この表記では日本人には「イクエ」になってしまう。英語的に読んでも「イクウ」か。 日本人的なローマ字表記だと響きがよくないそうで、奥さんもスタッフも断固この表記を主張したとか。思うに、日本人的な「いっきゅう」の発音がないのだろう。 タイ語を読むと「いっきう」である。「いっきゅう」はタイ人には「いっきう」に聞こえ、それをローマ字化すると「IKUE」と、そういうことなのだろう。いやでも、ここにあるタイ語をアルファベットにすると、ITKIWである。イッ(ト)キウだ。この表記ならわかるけど、やはりこれがなんで「IKUE」になるのかはわからない。闇は深い。 |
||||
らいぶさんからメイル──2003/8/4 パソコン環境の調子がよく、チェンマイの自宅から毎日接続してここを読んでくれているとか。いいよねえ、チェンマイに一軒家を持っているんだもの。日本にいるときは仕事が忙しく、週に一度のチェックだったというから今のほうが熱心に読んでいるとか。毎日チェックするのが楽しみだと書いてくれている。あながちお世辞だけでもないだろう。異国でくつろいでいるとき、知り合いが毎日更新するホームページを覗くことは楽しいはずだ。時にはこうして登場人物になるし(笑)。 晦日のタチレクの混雑 らいぶさんと去年の晦日に行ったファン経由メーサイ・タチレク行は楽しかったなあ。写真もいっぱいあるし、そのうち仕上げよう。あれに触れるとチェンマイに行きたくなるからちょっと我慢している。 なぜかぼくは勘違いして一昨日「そろそろらいぶさんは帰国か」と書いてしまった。二週間の夏休みなのだから、まだ一週間しか経っていない。帰国は来週だ。なんかボケてるぞ。しっかりしろよ。 |
||||
らいぶさんからメイル──2003/8/5 チェンマイのTさん(「一休」経営者とは別人)の近況を教えてもらった。すこし安心。 エアポートプラザに行ったら日本食レストランが乱立していたとか。無事あの「横濱」も営業していたそうな。 チェンマイ日記02暮れ おどろいたのはその新たな出店の中に「8番ラーメン」があったこと。あの金沢から始まってバンコクに進出したラーメン屋だ。野菜系の太麺は私の好みである。大好きなラーメンのひとつだ。金沢のKの家に世話になっていたときは毎日のように食べていた。 でも本当は関係ないんだろうよね。もしかしたらオヤジは石川出身かもしれないけど。本舗の由来は「国道8号線」から来ている。 ということで、私には珍しく今ネットで調べ、8番ラーメン本舗へ関係を問うメイルを書きました。返事は明日にでも来るでしょう。推定無関係確率100%。この「確率」と「確立」もよく誤字にある。だって支店一覧にないもの。もしも外国でがんばっている支店があったらいの一番に紹介するんじゃなかろうか。 なんかきょうのわたしは能動的だぞ! Tさん(ハム太郎さん)の影響か。 と、ここでまた脱線して「職業の呼称」のメモ。 最近、さんまに発掘されてからヴァラエティ番組の常連となった北村総一郎が、おもしろい話(実はあまりおもしろくない)を披露するとき、「ラーメン屋」を連発していたのが新鮮だった。最近はどんな職業にも「さん」をつける。だからたったそれだけでも、奇妙に新鮮なのである。今後つけるようになったときが、真の意味の彼のヴァラエティ慣れになるのだろう。もうすぐつけるような気がする。 云南での披露宴(山奥で近所のみんなと騒ぐだけだけど)に来てくれるつもりのらいぶさんは、チェンマイで《云南でじかめ日記》を読み返しているとか。「かなりきつそうですね」というが、らいぶさんはインドで鍛えた人だからだいじょうぶ。なにより旅行ってのは水先案内人がいればなんてことはない。もうぼくら夫婦が居るのだから大名旅行ですよ。假にまあとんでもなくつらくても逃げられないし(笑)。がはは。 まじめな話、基本は「おしりを手で洗えるか」とかそのあたりにある。らいぶさんは出来る人だからね。信頼してます。でなきゃいくら行くと言ってくれてもこちらから断ります。ほんと、トイレットペーパーがないとかいってギャアギャア言う日本人のガキバックパッカーなんぞに会うと腹が立ってならん。私は旅行好きじゃないけど、ケツは手で洗えと言われたら出来るし、芋虫がタンパク源なら平然と食べる。妻の家じゃよくセミくったな。その程度のことすらできんなら日本にこもっていろと思う。そんな私が「食い物がまずくて」と嘆くのだからほんとにまずい。それと酒がねえ……。どうにも高粱酒は……。 あ、らいぶさん、風呂はないですから。近くの川です。ふざけていません。ほんとです。でもこの川の一部に湯が湧き出ていて、ここだと温泉気分です。なわけありません。茶色に濁った水が温いだけです。というような真実をボチボチ書いていったらとんでない話になるんだよね。まあマイルドにかきまひょ。うちの奥さん、エスカレーター乗ったことなくて、初めて乗るとき命がけって感じで顔が引きつっていた。こわかったろうなあ。おれも「だいじょうぶだ、おれを信じて飛び乗れ!」って感じだった。無事乗れたとき、二人は手を取り合い見つめ合った。あれで絆が深まった気がする。ほんまかいな。 |
||||
「8番ラーメン」より問い合わせの返事が届く──2003/8/6 ナルトの8番が目印!
うっひゃあ、本物だったんだ。味は多少違うだろうけど、それでもあの8番ラーメンがチェンマイで食えるのか。たのしみだあ。これで益々移住の楽しみが、あ……。おれは移住を断念したのだった……。でもまあ年に数度VISA切り替えで行くチェンマイに、また楽しみがひとつ増えた。 「無関係確率100%と推測」大外れ。これじゃ馬券なんか当たるはずがない。ほんの1分ほどだがぼくなりに店舗リストは見た。見過ごしたのか。粗忽者だ。ししまるくんをわらえない。らいぶさん、一度食べてきてください、ポイントは「野菜系の太麺」です。チェンマイにはバーミー用の細麺しかないはずだから、そこをきちんと解決しているかどうか(してるでしょうね、ここまで本気なのだから)が肝要です。ぼくはサッポロラーメン系の太麺が好きだから、これはほんとに楽しみなことになってきたな。 |
||||
らいぶさんのチェンマイ便り──2003/8/7 >8番ラーメンは本物だったのですね(驚)。でも、本家のHPにはやはり載っていないですよね。海外38店舗とあり、北京に1店舗、バンコクに37店舗としか書かれていなかったような…。 「バンコクに37店舗」と載っていたんですか。だったらその時点で本物とわかりましたね。ぼくはそれを見過ごしているのです。だめだなあ、ほんと。国内の支店しか見ていなかった。「北京1店舗」も去年の内に知っていたら今年の二月、食べに行ってました。そしたら昨日きょうと書いた内容もまったく違っていたでしょう。いやはやどうも。 北京秦皇島日記 >「びあんちぇんまい」は置いてなく、替わりに「ONE-TWO CHIANGMAI」という情報誌がありました。名前が変わったのか、新しい情報誌なのか良くわかりません。広告が殆ど無く、以前見た「びあ~」とは内容が違うような気がしますので、新しいものなのかもしれません。お土産に持参しますのでご覧になってみてください。 それは浦野さんのところで働いていたかの有名な(笑)yamachianが出したあたらしいフリーペーパーですね。 「不潔なデブ」こと×××さんが「ヴィアンチェンマイ」に掲載されている文章の内容が気に入らないと編集部に押しかけたのも、yamachianの書いた文章が原因でした。 早期退職した日教組左翼教師がどんなものを作ったのか見てみたいですね。いや、読みたくないか。れいのヤフーのトピックスに行かなくなったのは、yamachianが気が狂れたように多量の文章を、しかもすこしもおもしろくないものを、毎日毎日書き込むからでした。あれは正気の沙汰ではありませんでしたね。そのフリーペーパーがおもしろくないのは見なくても分かります。すでにそれを読んでいる「チェンマイ通信」の佐竹さんは「学級新聞の域を出ていない」と辛口評価でした。なんで『サクラ』がヴィアンチェンマイでなくてそれになったのか、シーちゃんに尋いてみたいです。ところで、らいぶさんも後藤さんのホームページやぼくのところでyamachianがyamachianと名乗る以前から接しているのですがご存じですか。「流浪人」というハンドルなんですけど(笑)。 yamachianはどうして食っているのか知りませんが、自分の書いた文章を人に読んで欲しくてたまらないのでしょう。『サクラ』まで持参して置いてくれと頼み込んだのでしょうか。しかしまあ広告がないのにどうしてやっているのか……。身銭を切ってやるフリーペーパーってのも、なんだかねえ。退職金がたっぷりあるからいいのかな。 |
||||
らいぶさんのチェンマイ便り──2003/8/9 >報告!「8番ラーメン」行ってきました。確かに「野菜系」と大きく日本語で表示してあります。麺ですが、平打ち(長方形)の中太麺(太麺とはいいがたい)でした。 コシがあるのでかんすいを使っているようで、自社製麺なのではないかと思われます。私が食べたのはしょうゆラーメンでした。注文してから野菜を炒め始め、作っているのには好感が持てました。ただ味のほうは大満足というのには少し疑問符がつきます。ややしょっぱめの味で、日本と同じ味(日本の8番は食したことが無いのですが)を求めた方には、大いに不満が残るのではないかと推察されます。私としては、チェンマイにしては上出来!の部類です。餃子も食べました。日本風の焼き餃子で、焼き加減は申し分ないと思います。ただ中身が、肉が多く(野菜が少ない!)シュウマイの餃子風、といった感じでした。それなりにおいしかったのですが。メニューにはラーメンの種類だけでも、味噌ラーメン、とんこつラーメン、唐らーめん(汁なし)、ざるラーメン、鴨ラーメン等、多彩な顔ぶれが載っており、満足できる内容でした。値段も基本となる味噌、しょうゆが50バーツ、餃子が35バーツと、タイ人客をも想定した設定となっており、納得のいくものでした。次回は他のメニューに挑戦しようと思っています。 そうか、ぼくはまたも愚かな勘違いをするところだった。8番ラーメン本舗が本気で進出したとしても、それは「日本の8番ラーメンの味をタイに輸出すること」ではない。目的は「8番ラーメンというブランドのラーメンを、タイ人に食ってもらってもうけること」だ。だからぼくがタイに行っても、日本と同じ味の8番ラーメンが食えるのではなかった。「楽しみだ」と書いた時点で間違っている。そこにあるのはタイの値段で作られたタイ人向けのラーメンでしかない。らいぶさんの書いている「肉の多い餃子」は、ぼくも同じく「もっとニンニクや野菜を入れろ。肉が多けりゃいいってもんじゃない」と思うだろう。きっとそれはタイ人スタッフとのディカッション、ミーティング、試行錯誤の上に完成された「タイ人に受ける餃子の味」なのだ。なにしろバンコク37店舗の実績の上に作られている。本舗からのメイルにあったように、日本から出向しているのはひとりだけで、あとはタイ人に任せているようだ。チェンマイで日本と同じ味のラーメンが食べられると思いこんだぼくが愚かだった。まあチェンマイはね、おいしいものがいっぱいあるからたいした問題じゃない。 |
||||
らいぶさんの「チェンマイ便り」──2003/8/9 今夜の便で帰ってくるから最終回である。上記「8番ラーメンの味の感想」を本舗の中出さんにメイルで送ったら、喜んでくれて、すぐに御礼のメイルが届いた。これも、ここに載ることを意識して、らいぶさんがきちんとした文章で書いてくれたから出来たことである。感謝。 8番ラーメンの中出さんからメイル >早速のレポートありがとうございます。 タイ駐在の社員にも転送させていただきました。こういったお客様としての声が励みになることと思います。 私が前回タイにいった時には(今年3月)チェンマイのお店はオープンしていませんでした。次回、行く機会があれば、ぜひ見てこようとおもっています。らいぶ氏にもよろしくお伝えください。 ㈱ハチバン らーめん事業部営業企画 中出 徹 エアポートプラザの8番ラーメンを食べていて、日本からやってきた社員らしき人を見かけたので話しかけたら中出さんだったなんて出会いもあるかもしれない。消極的オヤジは今、積極的行動に対する反応の速さに感激しています。 ------------------------------- らいぶさんのチェンマイ便り──2003/8/10 無事帰国しました。と、午前中にお電話を頂き、ご挨拶いたしましたね(笑)。実は、まさに丁度良いタイミングでお電話を頂き、自分の強運に酔いしれている次第です。10時に部屋へ着き、TVをつけながら旅装を解き、少しウトウトしかけたいたところへのお電話でした。おかげさまで雪谷戦、肝心の初回の攻防を見逃さずに観ることができました。幾重もの意味にて、感謝しております。結果としてはPLの貫禄勝ち、ということに尽きますが、雪谷の戦いぶりには、それだけではない素直な感動を覚えました。 8番ラーメンの中出さんからの返信には、その積極的な対応ぶりに少し驚いています。ご存知だと思うのですが、タイ飯をなんでもうまそうに食べる私は、はっきりいって味オンチです(笑)。そのような私が、ただ一度だけの食事で、しかも日本の8番を全く知らなくて、「かんすいがどうだ」などと、通ぶっての書いていることなど、読み返してみると思わず赤面してしまいます。そういった感想でも、真摯に取り上げる企業姿勢に(中出さん個人なのかもしれないけど)、8番ラーメン、高感度急上昇中です。そうそう、最終日には家族揃って出かけて来ました。子どもたちは味噌ラーメンに大満足の様子で、野菜嫌いの力などは、野菜までぺろりと綺麗に平らげ、「アロ~イ」を連発していました。 と、書いているとタイモードに入ってしまいます(笑)。いかん、いかん。明日から仕事だ、日本モードに切り換えなければ自分に言い聞かせています。 <らいぶ> |