サイト下書き日記

2016年12月
12/3(土)
●安倍首相の在職日数が歴代6位に



 安倍晋三首相は5日、在職日数が第1次政権(平成18年9月~19年9月)を含めて通算1807日となり、中曽根康弘元首相を抜いて歴代6位、戦後4位となる。来年3月の自民党大会で総裁任期が延長されれば、戦前の桂太郎元首相を抜いて歴代最長となる可能性も出てきた。(産經新聞)

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12/18(日)
●羽生の今期勝率が6割を切る──偉大な記録が途絶えるとき

 愉しみにしていたNHK杯戦の羽生を見た。相手は佐藤和俊六段。はるか格下である。楽勝と思っていた。が、負けていた。おどろいた。

 NHK杯戦の結果は、対局がだいぶ前にあっても放送日まで伏せられる。が、将棋連盟サイトの棋士年度成績にフラインクで加えてしまうことがあり、そこからの類推で勝敗を知ったりすることがある。たとえば、表に出ている成績が30戦20勝10敗のはずなのに、なぜかサイトでは31戦21勝10敗になっている。ならこの謎の1勝は2週間後に放送されるNHK杯戦の勝利なのであろう、のように。
 強豪相手だと私もそれをすることがあるが、今回は楽勝と思っていたので、「次の準準決勝の相手が去年のNHK杯戦優勝の村山、準決勝は郷田か久保、そして決勝は」と先のことを想像していた。まさかここで負けるとは……。

 今期羽生は絶不調だった。4月から6月には、棋士になって初の六連敗を喫した。この時点で2勝6敗。こんなひどい成績の羽生は見たことがなかった。だが9月から10月にかけて8連勝し、復調急かと思われた。しかしその後、またここまで3勝7敗という成績である。
 今年の勝率は0.5476。1985年のデビューから続けてきた「連続30年勝率6割以上」という大記録が今年で途絶えることはまちがいない。今までで最悪の年が2009年で、30勝18敗で0.6250。今年はもう23勝19敗で、負けがそれをひとつ超えており、勝ち星は七つもすくない。三月末の年度末まであるのは順位戦のみ。全勝しても届かない。もしもNHK杯戦で佐藤を破っていたなら、NHK杯戦優勝と順位戦全勝で届く可能性があった。それが敗れたので記録が途絶えることも確定した。

 偉大な記録は必ず途絶えるものではあるが、なんとかこれだけは続いて欲しかった。なんとも残念である。
12/21(水) ●スポーツ紙のケアレスミス

 <ブルカラ>バイトの昼食。本を持参するのを忘れてしまい、バッグに入っていた月曜の日刊スポーツの有馬の馬柱を読んでいた。すると騎手データの欄に、「有馬は、池添が3勝、他の1勝騎手を引き離している」という部分を発見。武はオグリキャップとディープインパクトで2勝している。ひどいミスだ。抗議が殺到したことだろう。 
12/22(木) ●竜王戦、渡辺防衛──もしも三浦が挑戦していたら

 昨日と今日の二日、竜王戦第七局。丸山ががんばって3勝3敗と最終局にまでもちこんだ。今までの二回の挑戦では4勝2敗で負けているからよくがんばった。

 私は、丸山と三浦の挑戦者決定戦で三浦を応援した。丸山では渡辺に勝てないからだ。それはブログ記事として書いている。
 挑戦者決定戦三番勝負に三浦が勝って挑戦者となった。よろこんだ。

 そこにあの「スマホカンニング疑惑」が起こり、挑戦者が三浦から丸山に代わった。
 竜王渡辺は、三浦を告発した張本人である。
 丸山は三浦のカンニングを否定している。連盟の三浦に対する対応を否定した。その三浦に代わって丸山が挑戦。
 そして丸山は今までになく善戦し、最終局まで来た。

 私は丸山を応援した。ここで丸山が勝って竜王になると、「もしも三浦だったら」の声が大きくなる。本来の挑戦者は三浦だった。

 だが、丸山は敗れた。
 三浦の出場停止期間は12月一杯。1月からは復帰する。
 しかし順位戦の不戦敗などでA級陥落の可能性は高い。
 このまま「なんとなくの決着」は許されない。
 果たしてどうなるのか。

 
12/24(土) ●藤井四段デビュー戦──相手は加藤一二三

62歳差対局、14歳の藤井四段が勝利…竜王戦
2016年12月24日 21時10分

 14歳2か月で将棋の史上最年少プロ棋士になった藤井聡太四段(14)が24日、東京都渋谷区 の将棋会館で行われた第30期竜王戦の6組ランキング戦1回戦でプロデビューした。

 対戦相手は現役最年長棋士の加藤一二三九段(76)で、年齢差は62。日本将棋連盟によると、 記録に残る限り史上もっとも年の離れた公式戦という。対局は午後8時43分、110手で藤井四段が勝利を収めた。

 愛知県出身の藤井四段は中学生でプロ入りを果たした史上5人目の棋士。加藤九段は名人などを獲得した強豪で、 藤井四段に破られるまで14歳7か月の最年少プロ入り記録を持っていた。


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 歴史的対局が実現した。しかも藤井のデビュー戦という形で。最初で最後の対局になるだろう。実現したことを、心から祝いたい、将棋の神様に感謝する。
 加藤もうれしかったことだろう。
12/25(日) ●有馬記念──儲からなかったがうれしい気分

 1.2.3番人気の決着。
 低配当で儲からなかったが──正しくは大取りガミというのか──なんだかうれしい気分。強い馬が強い勝ちかたをした。 

 有馬記念が単勝1.2.3番人気で決まったのは、あのテンポイント、トウショウボーイ、グリーングラスで決まった昭和52年以来とか。なつかしい。

 キタサンブラックはすばらしい馬だ。敬服する。弱小牧場の生産したマイナー血統の安馬が最強になることは競馬ロマンだ。オグリキャップのように。だが私は、良血の高額馬(値段はどうでもいいことだが、市場取り引きの良血なら高額になるのも必然である)が勝つのは、それ以上の競馬ロマンであると思う。競馬はそうやって続いてきた。
 その思いは朝鮮人パチンコ屋嫌いを凌駕する。

 いい有馬記念だった。儲からなかったけど……。
12/26(月) ●馬名は大事

 以前、知人のKさん(自称博奕生活者)のブログで、あまりに馬名のまちがいが多いことを指摘した読者に、Kさんが逆切れしていた(笑)。「馬名のまちがいなどどうでもいいこと。どの馬を撰んだか、その視点を見て欲しい」と。
 まあそれはそうなのだろうが、その日の5レース分ぐらいの予想をして、20頭ほどの馬の名を書き、そのうち8頭ぐらいがまちがっていたら、読んでるほうもうんざりしてくる。携帯電話で書いているブログなので推敲が雑になるのだろう。

 いま知人のJT氏のブログで蟻巻年間千旗(すごい誤変換だなATOK)、有馬記念観戦記を読んだら、 サウンズオブアースをサウンオブアースとまちがえていた。1回だけならいいが狙い馬だったらしく、ミルコの騎乗に納得出来ないこともあり、文中に20回ぐらい登場してくる。読んでいていやになってきた。まちがって覚えてしまったのだろう。ふつうのひとなら仕方ないが競馬ライターである。このひとも注意されたら、「そんな細かいことはどうでもいいこと。私が本当に書きたかったことを読み取って欲しい」なんて言うのだろうか。ちかよらないことにした。
12/27(火) ●三浦、白判定──スマホカンニング問題

 先日、渡辺竜王が提訴し「スマホカンニング問題」となって世間の注目を浴びていた事件に、特別に設置された「調査委員会」が、その疑惑はないとの判断を下した。今日27日、三浦九段が記者会見した。

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三浦弘行九段が会見、調査委報告受け「元の状態に戻して」

 将棋の三浦弘行九段(42)が27日、日本将棋連盟が設けた第三者調査委員会による「不正を認める証拠はなかった」とする報告を受け、東京都内で会見した。

 10台を超えるテレビカメラを含め50人以上の報道陣が詰めかけた会場。黒いスーツにネクタイ姿で現れた三浦九段は、不正の証拠は認められないとした調査委員会報告を受け「(出場できなかった)竜王戦のやり直しは難しいかもしれないが、元の状態に戻してほしい」と訴えた。また、「離席の事実がなかったとするが、それならそもそも疑惑自体がなかったのではないか」と話した。

 その後、同席した弁護士が調査委の報告全体について「不正を認めるに足りる証拠はないとの判断は事実に相違なく評価できる」と話した。一方で、将棋連盟による出場停止処分について、「調査委がやむを得なかったと判断しているのは将棋連盟に寄り添ったもので、極めて不当。妥当性は微塵も認められない」とした。

 三浦九段は棋聖のタイトルを獲得したこともあるトップ棋士。10月開幕の竜王戦七番勝負で渡辺明竜王への挑戦者に決まっていたが、将棋ソフト不正使用の疑惑が浮上し、将棋連盟は三浦九段に年内の出場停止処分を下していた。


 将棋連盟は調査委に(1)三浦九段の不正の有無(2)連盟による処分の妥当性-の2点の調査を委託。調査委は26日、(1)三浦九段の不正を認める証拠はない(2)将棋連盟の処分はやむを得なかった-とする調査報告を公表した。(産經新聞)

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将棋連盟の谷川会長が会見「三浦九段に申し訳なく思う」 2016年12月27日20時34分

 将棋の三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを不正に使ったと指摘された問題で、日本将棋連盟から委嘱を受けた第三者調査委員会が「不正の証拠はない」との結論を出したことを受け、連盟の谷川浩司会長らが27日、都内で記者会見をした。谷川会長は「(連盟の対応は)妥当だったとはいえ、三浦九段につらい思いをさせた。申し訳なく思っている」と述べ、謝罪した。

三浦九段「つらく悔しい思いした」 会見で将棋連盟批判
 三浦九段は夏以降、複数の対戦相手から「ソフトが選ぶ手と不自然に一致している」という指摘を受けた。連盟の理事らはこれを元に不正を疑い、三浦九段への聴取などを経て年内の出場停止処分にした。

 元検事総長の但木敬一弁護士が委員長を務める第三者委は26日、調査結果を発表。指摘された三浦九段とソフトとの指し手の一致率が「不正の根拠にはならない」とし、「不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はない」と判断した。一方、出場停止処分については「やむを得なかった」との見解を示した。

 処分に伴い、名人への挑戦権を争う第75期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で、三浦九段は11月と12月の対局が不戦敗となった。不利益の救済策の一つとして、連盟は、来期もA級の地位を保証することを決定。当初、三浦九段が挑戦者だった第29期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)は、やり直さないという。

 会見で谷川会長は「(処分の時点で)正確な情報を入手しておくべきだった」と不手際を認め、「今回のことで将棋ファン、棋戦主催者、何より三浦九段とそのご家族にご迷惑をおかけしたことをおわび致します」と語った。谷川会長、青野照市専務理事、島朗常務理事の3人の理事報酬10分の3(3カ月)の減給処分も決めた。(将棋連盟の谷川会長が会見「三浦九段に申し訳なく思う」 2016年12月27日20時34分

 将棋の三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを不正に使ったと指摘された問題で、日本将棋連盟から委嘱を受けた第三者調査委員会が「不正の証拠はない」との結論を出したことを受け、連盟の谷川浩司会長らが27日、都内で記者会見をした。谷川会長は「(連盟の対応は)妥当だったとはいえ、三浦九段につらい思いをさせた。申し訳なく思っている」と述べ、謝罪した。

三浦九段「つらく悔しい思いした」 会見で将棋連盟批判
 三浦九段は夏以降、複数の対戦相手から「ソフトが選ぶ手と不自然に一致している」という指摘を受けた。連盟の理事らはこれを元に不正を疑い、三浦九段への聴取などを経て年内の出場停止処分にした。

 元検事総長の但木敬一弁護士が委員長を務める第三者委は26日、調査結果を発表。指摘された三浦九段とソフトとの指し手の一致率が「不正の根拠にはならない」とし、「不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はない」と判断した。一方、出場停止処分については「やむを得なかった」との見解を示した。

 処分に伴い、名人への挑戦権を争う第75期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で、三浦九段は11月と12月の対局が不戦敗となった。不利益の救済策の一つとして、連盟は、来期もA級の地位を保証することを決定。当初、三浦九段が挑戦者だった第29期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)は、やり直さないという。

 会見で谷川会長は「(処分の時点で)正確な情報を入手しておくべきだった」と不手際を認め、「今回のことで将棋ファン、棋戦主催者、何より三浦九段とそのご家族にご迷惑をおかけしたことをおわび致します」と語った。谷川会長、青野照市専務理事、島朗常務理事の3人の理事報酬10分の3(3カ月)の減給処分も決めた。(アサヒシンブン
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離席発言「真偽の調査を怠った」 将棋連盟の説明詳細
2016年12月28日02時04分

 日本将棋連盟の谷川浩司会長らは27日、東京都渋谷区の将棋会館で記者会見をした。谷川会長は、出場停止処分になった三浦弘行九段に対して謝罪し、来期のA級在籍を保証することなどを説明。その後、記者の質問に答えた。主なやりとりは次の通り。

将棋連盟の谷川会長が会見「三浦九段に申し訳なく思う」
三浦九段「つらく悔しい思いした」 会見で将棋連盟批判
――A級順位戦の特別措置以外に、経済的な補償は検討しているのか。

谷川 竜王戦七番勝負の開催を何よりも第一に考えた。竜王戦自体は無事に終了したが、その結果として三浦九段が不利益を被ることになった。そのことに関しては、これから色々考えていかなければいけない。第一に、先ほどご説明した、三浦さんが来期もA級順位戦という形をとらせていただいた。これは主催の両新聞社様にもご了解をいただいた。その他のことに関しても、三浦九段と真摯(しんし)に話し合いをしたい。

――先ほどの特別措置、三浦九段に誰がいつ伝えるのか。三浦九段、順位戦の一部を奪われた。どう考えるか。

谷川 A級のことに関しては、三浦九段に今日、連絡をした。2カ月半の間、三浦九段の対局の機会を奪ってしまったことは重く受け止めている。先ほども申し上げたように、最高棋戦である竜王戦七番勝負を務めていただくことを考えた。

――竜王戦に出られなかったことについてどう回復するか。理事の責任をどう考えるか。また、不正の疑いを指摘した人たちへの対応は。

島朗常務理事 竜王戦七番勝負は素晴らしい戦いが展開された。挑戦者交代という事態になったので、三浦さんに関しては来期1組でご登場いただくことになる。A級順位戦に関しての措置は可能だが、竜王戦に関しては七番勝負が行われたということで成立したと考えている。今回、久保さん(利明九段)の(指摘にあった)30分の離席がなかったと確認できなかったことが痛恨の極み。(棋士が集まる)月例会とかで話が出たことで今回のことにつながった。そうした方たちへの処分というのは、まだそこまで考える余裕といいますか。私自身は、10月7日に渡辺さん(明竜王)から電話をもらった時に責任は重大だと認識している。逃れるつもりはない。

青野照市専務理事 久保九段の(指摘した)31分という話はあった。それは勘違いとしても、合計すると2時間40分という離席は普通の対局では考えられないこと。怪しいと言われた時間帯に離席がなかったことは証明されている。6分と3分と3分。それに関しては疑惑はないだろうということだが、指していて2時間半ぐらい離席がある。対局者として違和感があるのは、(三浦九段が)自分の手番で離席していたので、久保さんはイライラしていたのだろうと推測される。時間的なことは錯覚があったかもしれないけど、疑惑を持ったのではないか。12日の処分の問題、ブログとかツイッターを見ると、どうして処分がやむを得なかったのかと言う人が多い。クロかシロかという問題ではなく、その時点で週刊誌に「疑惑の挑戦者」というような形で、特にタイトル戦が始まってからそういう記事が出るということが判明した。これはどんなことがあっても、避けなければいけない。主催者様と話をした。三浦さん側が言っていることで一つ否定をすると、日本将棋連盟の常務会から休場を申し出た、強要したということは間違いなくありません。10人が聞いていることですので。一致率とか色々言われている中で、本人が「そこまで疑われているのであれば将棋は指せない」ということで「休場」という言葉を使った。であれば「休場届を出してくれ」ということであって、将棋連盟の側から「休場届を出してくれ」と言ったことは、間違いなくありません。理事の中には「クロでなければ指すべきだ」という意見もあったが、週刊誌に記事が出ることが確実になった。本当に七番勝負が終わってしまう可能性があると。どうしたらいいかわからない状況の中で、一致率とかで責められて三浦九段が休場したいと。休場してもらえば、一番いい形で、一番いい形というのは変ですけど、挑戦者交代になれば被害としては一番軽く済むのではないかと。その時点では、挑戦者を代えるか、週刊誌の袋だたきに遭うか、あるいは竜王戦を延期していただくか。三つの選択肢だった。

――執行部のみなさんの責任は。

谷川 理事会を開いて外部理事の…(アサヒシンブン)

 続きがあるのだが、それを読むためにはアサヒシンブンの無料読者として登録が必要だ。あれこれと細かく個人情報を書いて申請せねばならない。そこまでしてアサヒと関わる気はないのでここでおしまい。ま、他のメディアでも得ることはできる。























   
 
   
   
   
   
   


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