サイト下書き日記

2016年10月
11/1(月) ●メルボルンカップ不参加

 今日はメルボルンカップの日。 凱旋門賞に続きJRAが二度目の海外馬券発売レース。
 小雨の降る秋らしい一日、興味はあったが私は不参加。
 理由はふたつ。ひとつは秋天完敗で資金が乏しかったこと。いまだになぜあの馬券をハズしたのかわからない。組合せの妙だなあ。本線的中する予感がありいい気分で11月を迎える予定だったのだが……。
 もうひとつは出走の日本馬に興味がなかったこと。好きな馬が参加していたら飯代を賭けてでも参加する。こちらのほうが大きい。観るだけだった。

 日刊スポーツがかなりの馬柱を載せていたので真剣に検討していたが、本気で印をつけていなかったので当たったかどうかは微妙。勝った馬はまちがいなく買ったし、1番人気3着馬は本命だ。2着の人気薄馬はモレイラ騎乗なので抑える。だがたぶん3-3-7フォーメーションで買い、いつもの「3-7-3なら当たっていた」パターンだったろう。3連単21万か。

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●ジョン・フォガティを観る

 ●ジョン・フォガティを観る

▼<Let Midnight Special>──レッドベリー版
 今日は早朝から、いや「今日も」だな、早朝からPC前に陣どっていた。
 音楽ファイルmp3でCCRの<Let Midnight Special>を聞いていたら、この歌を有名にした本家のレッドベリー版を聞いてないことに気づいた。メロディはアメリカ民謡である。それに黒人フォーク・ブルースミュージシャンのレットベリーが歌詞をつけ、それがこの曲の定番となったCCR版の形となる。
 レッドベリーが服役中に、この歌詞をつけ、出所後に歌って定番となった。作詩レッドベリー、曲アメリカ民謡、である。
 夜中に深夜特急が走り抜けるとき、刑務所にヘッドライトが当たる。そのことから「あの光(Midnight Special)を躰に浴びたら出所できるという伝説が囚人達にできあがる。そういう内容だ。黒人差別のひどい時代に書かれたので歌詞もそれに関係している。ということから私もレッドベリーをそういうひとと思っていたのだが、このひとやたら乱暴なひとで、殺人罪やら暴行罪やらで服役している。差別と闘うひと、ではなかったようだ。

 作詩したのが1934年、有名になったのはそのあとだから無理かもと思いつつ探したら、あっけなくYouTubeで見つかった。ほんとにYouTubeにはなんでもある。すばらしいなあ。
 レッドベリーのメイン楽器は12弦ギターだという。私も高校から大学のころ12弦をメインに弾いていたので親近感を持つ。
 だが初めて聞いたレッドベリーの<Let Midnight Special>は、フォークソングだった。ワルツも歌ったりしているのが意外だった。あのCCRの<Let Midnight Special>を作詩したひと、黒人、ブルースシンガー、服役、差別、のようなワードから、ぎとぎとのデルタブルース的なイメージを抱いていたので、すこしばかり拍子抜けした。

▼ウディ・ガスリーを聞く
 晩年はウディ・ガスリーとも親交があったというので、ひさしぶりにウディ・ガスリーを聞いてみる。レッドベリーのほうが16歳ぐらい年上で(うろ覚えで書いているがほぼ正確なはず)、56歳ぐらいのころの親交のようだから、ウディ・ガスリーのほうは40歳ぐらいか。ウディ・ガスリーはメジャーなのでYouTubeにいくらでもある。ディランの憧れたひとなので時節柄アクセスも多いことだろう。ま、正直、この手のパターンのフォークソングは倦きるほど聞いてきたし、自分もスリーフィンガーピッカーなので、ひさしぶりにウディ・ガスリーを聞いてもなんてことはなかった。彼は反体制の闘士なので、時代背景と歌詞を考えないと意味はない。ピッキングと音として聞いている私がバカ。

▼スクラッパー・ブラックウェルの<Nobode Knows You>
 と、<Let Midnight Special>を作詞した本家・レッドベリーのそれを初めて聞き、ひさしぶりにウディ・ガスリーの一連の曲を聞いてもなんてことはなかったと書くと、私の感性になにかありと言われそうだが、それは好みの問題だろう。

 私はかの有名なスタンダードナンバー<Nobode Knows You When You're Down and Out>が大好きで何人ものVersionをもっている。「かの有名な」といってもクラプトンのアコースティック演奏で有名になった部分は大きい。それまではB.B.Kingやベッシー・スミスに代表される地味なブルースナンバーだった。オールマンブラザースもやっているが。



▼ジョン・フォガティとレスポール、テイラー


















11/5
◎蓮舫、二重国籍問題のまとめ

 あのひとはずっと「自分のアイデンティティは台湾人」と発言してきた。それを追及されたらごまかし始めた。むしろ居直って「二重国籍じゃいけないんですか!?」とやり、「わかりました、今年台湾籍から抜けました」とやったほうがよかったろうに。
 以下は過去の発言から。これだけメディアにしっかり残っているのだから逃げられない。

●1992年6月25日 朝日新聞夕刊
父が台湾人、母が日本人。十九歳のとき、兄弟の就職もあって日本に帰化した。
東京で生まれ育った身にとって暮らしに変化がなかったけれど、「赤いパスポートになるのがいやで、寂しかった」
父や祖母を通して触れた台湾、アジア。自分のアイデンティティは『日本』とは違うと感じる
http://i.imgur.com/Dfi8C5X.jpg

●1993年2月6日号 週刊現代
作曲家の三枝成彰との対談記事:蓮舫「そうです。父は台湾で、私は、二重国籍なんです。」
http://i.imgur.com/4Nhui5x.jpg

●1993年3月16日 朝日新聞
蓮舫さんは「在日の中国国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい」と話した。
http://i.imgur.com/W2j2ymY.jpg

●1997年2月号 CREA(文藝春秋)
「日本のことしか知らないし、日本語しか話せない。それが自分の中でコンプレックスになっていました。だから自分の国籍は台湾なんですが、父のいた大陸というものを一度、この目で見てみたい、言葉を覚えたいと考えていました」

●1999年8月号 雑誌『グラツィア』
北京留学の動機について問われた際、「自分の中で”これだ”と言えるものは、中国人であるというアイデンティティー」

●2000年10月27日発行号 週刊ポスト
「帰化して、日本の構成要員になって初めて手にするものが参政権だ。ただし、国籍に全員がアイデンティティを感じるものではない。私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティは『台湾人』だ」

●2004年6月 参議院選挙公報 ----- 1985年、台湾籍から帰化

●2010年4月22日 婦人公論
「父とつながっているパイプは台湾国籍だと思っていたから、台湾籍は残しておきたかったのです」

●2010年6月9日 人民網日本語版
「華僑の一員として中日両国の友好と協力の推進に力を尽くすつもりです」

●2010年8月 『飛越』という中国の国内線の機内誌
「子供の時から日本で学んだが、ずっと台湾の“中華民国国籍”を保持している」

●2016年9月1日 産経新聞
http://www.sankei.com/politics/news/160902/plt1609020012-n5.html
--出身の台湾と日本との「二重国籍」でないかとの報道がある。帰化していると思うが…
蓮舫「帰化じゃなくて国籍取得です」
--過去の国籍を放棄し忘れているのではないかという指摘だ
蓮舫「ごめんなさい、それ分かんない。それを読んでいないから」

●2016年9月3日 読売テレビ(ウェークアップ!!)
「私は生まれた時から日本人」
辛坊治郎「二重国籍は?今台湾籍は?」 蓮舫「籍、抜いてます」と回答
辛坊「籍、抜いてます?いつですか?」 蓮舫「高校3年で…18歳で、日本人を選びましたので…ハイ」
●2016年9月11日 党代表選の共同記者会見

「日本の法律のもとで、二重国籍疑惑そのものがないことは明確にさせていただきたい」
「『一つの中国』論で言ったときに、二重国籍と(いう言葉を)メディアの方が使われることにびっくりしている」
 
●2016年9月13日 党員・サポーターと地方議員による投票締め切り
実際の党員・サポーターらへの投票用紙には9月12日必着で投函するよう書いてある。

●2016年9月13日 産経新聞
【蓮舫「二重国籍」疑惑】今も台湾籍が残っているのかに「はい」
「その上で、私はこれまで一貫して、政治家としては、日本人という立場以外で行動したことは一切ないし、日本人として日本のために、わが国のために働いてきたし、これからも働いていきたいと思う。」
http://www.sankei.com/politics/news/160913/plt1609130016-n2.html

●2016年10月6日 民進党・蓮舫代表定例会見(https://youtu.be/_Hsf7xlUPQg?t=1614)
蓮舫議員は「国籍選択の宣言日が戸籍に明記されている筈だが確認したのか」という記者の質問に対しこう答えていました。
蓮舫「あのー、極めて私の、個人的な戸籍の件に関しては、皆様方の前でお話しようとは思っていません」

※http://kaigyou-turezure.hatenablog.jp/entry/2016/09/14/141438

11/8(火) ●将棋話──倉敷藤花戦──今期室谷、全勝の里見に土をつける 

 今日は倉敷藤花戦の第一局。今期(4月から)15戦全勝の里見四冠に室谷が完勝した。
 室谷は関東に移籍してから大活躍である。
11/9 ●将棋話──竜王戦第三局──丸山、リードする

 8日、9日と竜王戦第三局。丸山が勝って2勝1敗とリードした。
 渡辺が言いだしっぺとなって始まった三浦九段の「スマホカンニング問題」は、三浦が否定し、その後の流れでは三浦無罪説が強くなっている。

 心なしか渡辺竜王に覇気がないように感じられる。二度の挑戦を封じている丸山に完敗していた。
 もしも丸山がタイトルを取り、三浦が無罪となったら、本来の挑戦者は三浦であり、その挑戦権を奪われ、代わりに繰りあがり挑戦した丸山がことにより、問題はさらに複雑になって行く。
 谷川会長、羽生、佐藤(棋士会会長)ら7人が集った緊急集会の席上で、渡辺は「疑惑のある挑戦者とは戦えない。(そのことにより)竜王位を剥脱されてもかまわない」とまで発言したとされている。

 三浦が無実であるかどうかはまだわからないが、とにかく渡辺は、なんとしても防衛せねばなるまい。ここで丸山が竜王になったらたいへんなことになる。
11/9 ●アメリカ大統領にトランプ!

 夕方に帰宅し、ネットに繋いだら「トランプ、当確!」のニュース。おどろいた。どっちもどうしようもないが、私はクリントンが夫婦とも大嫌いなので、どっちかと言ったらトランプ応援だった。でも無理だと思っていた。初の黒人大統領に続いて今度は初の女大統領である。夫婦揃って大統領でもある。親子大統領もいたし、アメリカもなんでもありだなと惘れていた。しかしなんとトランプが勝った。

 同じくネットで、朝のニュース番組、昼のワイドショーを観ると、みな特集しているのだが、どこもヒラリーが勝つという前提で番組を作っている。ところが昼のワイドショーでは、「えっ、まさか、トランプが勝ちそう!?」となってきて、そういう生のおどろきが観られておもしろかった。

 ヒラリーよりトランプのほうがいいというのはまたあらためて纏めよう。
11/13 ●Windows Updateのたちの悪さ

 メイン使用のデスクトップ機は、Windows10をふたつのSSDに挿れてデュアルブートにしている。名前はそれぞれSSDのメーカーからIntel-Win10、AData-Win10とつけている。ここのところAData-Win10ばかり使っていてIntel-Win10に切り替えたのは一週間ぶりだった。

 今朝のWindows Updateが、すこし前のものなのか最新のものなのかはわからない。ともあれ午前3時に始まったそれは更新と再起動を繰り返し、終るまで30分以上かかった。かなりのものである。その間、『東スポ』のエリザベス女王杯予想を読みながら待ったが、せっかくの早起きも30分もまたされてはしらけてくる。

 更新がおわると、すべてがまたあの醜いデフォルトにもどっていた。表示フォントは9ポイントの汚いフォントのあれだ。それをメイリオの12ポイントに直し、KeyTweakを使ってCapsLockとLeft Ctrlを入れ替える。ユーザーが設定したフォントやアプリによるキイ配置変更等をぜんぶ元にもどしてしまうのだから乱暴だ。それだけ大掛かりなUpdateなのだろう。いい迷惑でもある。

 さて、このUpdate、最新のものなのか、これからいま切り替えて使っているAData-Win10にもやってくるのか。しばらく使っていないThinkPadを起動し、すぐに再起動を掛けたがべつにOS Updateはしないようだ。とすると、しばらく前にあった大Updateが、Intel-Win10に後れ馳せながらの作用だったのか。たしかAData-Win10で一ヵ月以上前にやった記憶がある。

 それだけ問題点が発見されたからやる大掛かりなUpdateなのだろうが、そのたびにこの「自分に使いやすいようにした設定」をぜんぶ元にもどされ、また一からやり直さねばならないのはかなり憂鬱なことである。
11/15  
●博多陥没事故──復旧の早さを世界が絶賛!

 日本人の勤勉さによる復旧の早さに世界が驚愕し、そして絶賛している。いかに大変だったことか、指示するほうも、下々の作業員も、<ブルカラ>バイトをやっているからよけいにわかる。

 世界中から寄せられた賞讃の声、世界中でつぶやかれた「ウチの国なら十ヵ月かかる」「こちらではもう5年もほったらかし」「なんて日本はすごいんだ」の賞讃の声が誇らしい。



こんな事故がイギリスであったとしたら…たぶん3年たってもちょっとましになった程度だろうな 地元の自治体だけでは絶対無理



これが日本のすごいところ 文句も言わず作業をする チームワークのたまもの 本当に尊敬するよ



カナダのオタワにできた陥没穴、4か月たってもまだ修復工事中 カナダ議会のすぐ向かい側なんだけどね 情けない



日本でもイギリスでも工場で働いた経験からすると、これは驚かないね 仕事に対する姿勢がまったく違うから いまエジンバラに住んでるけどあっちこっち工事中で、もう車が2台いかれたよ



日本人は世界一働き者なうえ、効率的だ これが日本人の労働倫理ってやつか



↑デブでさぼりがちなアメリカの労働者もちょっとは見習ってほしいよね



素晴らしい! オーストラリアだったら3年はかかる




↑ガーナだったら39年だ まず資金を募るところから始めないと




これぞ日本だ! 古い建物を壊して更地にして、そこにまた新しい建物が建つまでどれほど早いか、驚くほどだよ 働き者の労働者が、完璧な仕事をする…仕事に誇りを持っているんだ




日本に住んでると日本人の仕事には驚かされる このあいだ3週間ばかり故郷に行って戻ってきたら、知らない建物が立ってた!


11/23  
●将棋話──来年の名人戦で羽生世代の記録が途絶えそうだ、が、どうなるか!?


 A級リーグはいま、稲葉が5戦全勝、広瀬4勝1敗。それに羽生以下が3勝2敗で続く。名人佐藤天彦は二十代、稲葉、広瀬も二十代。二十代はこの三人だけだから世代交代の波が来ている、とは言える。1990年代半ばからの「羽生世代」の強さはすごかった。羽生個人が強いのは当然として、この「世代が強い」というのは歴史的にもない。

 名人戦では、羽生が米長から名人位を奪ったのが1994年、それから今年の春まで、じつに22年ものあいだ、「羽生世代」が名人位に絡んでいるのである。双璧は永世名人称号をもつ森内と羽生(森内が十八世、羽生が十九世なので、こういう場合、森内を先に記すのが礼儀)だが、羽生から谷川(これは「谷川世代」というひとつ前になる)が奪還しても、それを奪うのが佐藤康光、それを丸山が奪い、それを森内が、と「羽生世代」が独占している。

 今年春、羽生が天彦に奪われ、来年、稲葉か広瀬が挑戦することになると、この「羽生世代による名人位、挑戦者独占の記録」がついに途絶えることになる。さてどうなるか。

























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 ▼大山時代

 大山名人が連続して絡んだのは、木村から名人位を奪取した1952年から中原に奪われる1972年までの20年。このあと、1986年に中原名人への挑戦者となって話題を呼んだ。中原から谷川へと名人位が移り、そこに米長が絡むような流れの時に正に不死鳥の復活だった。世間は大山を応援した。判官贔屓である。憎まれるほど強かったひとがそうなる。その時点で復活はなかったのだろう。























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▼中原時代

 中原さんの連続記録は、大山から奪ってから加藤に取られるまでの10年だが、なんともすばらしいのは、加藤に奪われ、それを谷川が奪ってあたらしい時代が来たかと思われたのに、その谷川からまた奪いかえすのである。谷川がまた奪いかえす。これでほんとにほんとに世代交代が終り、谷川時代が来たと思われたのに、中原さんはまた奪取する。

















11/28
●今年の「シゲル馬名」は野菜シリーズ

 同じ馬として生まれてきて、こういう名前になるか「ディープインパクト」という名になるかではだいぶ差がある。
 どうせなら、もっとまじめに、いい名前をつけてほしい。

 

 なんて考えはたわけたもので、畜生の血統を好き勝手にいじくりまわす人間の傲慢な遊びである競馬において、名前は「記号」でしかなく、そんなことはどうでもいいことなのだろう。そう割り切ったほうがいい。

 些細なことで言うなら、厩務員は冠号馬は「冠号の下の名前で呼ぶ」から、毎日「ほら、レンコン、脚を上げて、洗ってやるから」「キュウリ、おはよう、脚の調子はどうだ?」のようになる。ちょっと気の毒。

 種馬の値段から活躍馬を推測すると、一番高いのはオルフェーブルの600万である。シゲルタケノコ。
 もしもこの馬が強かったら、スポーツ紙が「シゲルタケノコ、ニョキニョキ伸びる!」とでも見出しにするのが見えるようだ。
   
   
   


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