サイト下書き日記

2016年7月
7/13(水)
●天皇陛下の「生前退位」問題

▼NHKの報道
天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。担当記者が解説します。


天皇陛下が生前に退位する意向を示されたということですが、どういうことなのか、もう一度詳しく説明してください。

宮内庁の関係者によりますと、天皇陛下は、数年内に、天皇の位を皇太子さまに譲りたいと考えられているということです。去年、82歳の誕生日を前に、記者会見で、「年齢というものを感じることも多くなっている」と述べられた天皇陛下。
「天皇の務めを十分に果たせる者が天皇の位にあるべきだ」と考えられ、「務めが果たせなくなれば、譲位すべきだ」というお気持ちだということです。
今後、年を重ね、ご自身の考える天皇としてのあるべき姿が体現できなくなる前に天皇の位を次の世代に譲られたいということだと思います。
天皇陛下がこうした考えを示されたのは、5年ほど前のことで、以来、この考えを一貫して示されてきたということです。


お気持ちを表明される方向だということですが、どのような形での表明が検討されているのでしょうか?

天皇陛下が、記者会見に近い形で、国内外にお気持ちを表明されることも検討されています。天皇陛下は、これまで誕生日などにあたって、
記者団の質問に答える形で会見に臨んできましたが、みずから、会見形式でお気持ちを表明されたことは一度もありません。実現すれば、初めてのことになります。


天皇陛下が生前に退位することは可能なのでしょうか?。

今の皇室制度では、天皇の「生前退位」は認められていません。
天皇が崩御した時に限って、皇位継承順位に従って自動的に次の天皇が即位する仕組みになっていて、天皇は、生涯引退できない立場にあります。


退位が可能になる道もあるのでしょうか?

いちばん分かりやすいのは、皇室典範を改正して、天皇の生前退位を制度化することです。
一方で、制度化までしなくても、とりあえず天皇陛下が意向を実現できるよう特別に法律を制定するなどの措置も考えられるかも知れません。


仮に、天皇陛下が退位されると「平成」という元号はどうなるのでしょうか?

「元号法」で、元号は、皇位の継承があった時に改めるとされています。天皇陛下が退位されて、皇太子さまが新たな天皇として即位されると、
「元号」は「平成」から新たな元号に変わることになります。宮内庁の関係者によりますと、天皇陛下は、数年内の退位を望まれているということです。
仮に、4年後に東京で開かれるオリンピックとパラリンピックの前に退位されると、東京オリンピック・パラリンピックは、皇太子さまを天皇とする新たな時代を迎えた日本で開かれることになります。


天皇陛下の退位の意向、宮内庁や政府はどう対応していくことになるのでしょうか?
A
皇位継承資格の拡大や「女性宮家」の創設など、皇室制度の見直しを巡るここ最近の議論では、政府の有識者会議が設けられるなどしてきましたが、
同じような手続きを経ることも考えられます。日本は、4人に1人が65歳以上という時代です。
天皇陛下の意向にも配慮しつつ、高齢化社会での天皇の在り方という観点で時代に即した検討が行われていくことになるものと思われます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160713/k10010594451000.html




▼宮内庁、反撥

 宮内庁の山本信一郎次長は13日夜、宮内庁内で報道陣の取材に応じ、「報道されたような事実は一切ない」と、最初に報じたNHKの内容を全面的に否定した。宮内庁として生前退位について検討しているかに関しては、「その大前提となる(天皇陛下の)お気持ちがないわけだから、検討していません」と語った。

http://www.asahi.com/articles/ASJ7F6W4MJ7FUTIL04G.html

 天皇陛下が生前退位の意向を示されている事実が13日、明らかになる一方、宮内庁の山本信一郎次長は同日夜、「(陛下が生前退位の意向を示されたとする)報道があったことは承知しているが、そのような事実は一切ない」と記者団に対して完全否定した。その背景には、皇室典範を改正するためには国民的な議論が必要で、ある程度時間がかかることも予想されることから、宮内庁サイドが拙速な議論を忌避している実態があるとみられる。

 午後8時40分ごろから約1時間にわたり、宮内庁3階の次長応接室で行われたレクチャーでは、山本次長は「陛下は制度的なことについては憲法上の立場から話すことを控えられてきた」と説明。ある政府関係者は「天皇陛下のご意向が、法律の改正という政治的な判断に影響を及ぼすことにナーバスになっている部分はある」と明かす。

 陛下は少なくとも1年以上前から生前退位の意向を示されていたといい、宮内庁関係者は「戦後70年を前に両陛下は沖縄、長崎、広島の地を再訪し、昨年4月には慰霊を熱望していたパラオ共和国の訪問が実現したことで一区切りがつき、生前退位の意向を強められたのでは」と推察する。

 別の宮内庁関係者も「先の大戦で、国外最多の51万8千人に上る日本人が亡くなったフィリピンの地で今年1月、ご慰霊が実現したことも、陛下にとって大きかったのでは」と語る。陛下は生前退位の意向を皇后さまだけでなく、皇太子さま、秋篠宮さまにも伝えられているという。

 陛下は平成23年ごろから、皇太子さま、秋篠宮さまを御所に招き、宮内庁長官を交えて懇談されてきた。24年7月以降は月1回のペースで行われ、この際には、長官が外した後に皇后さまを交えて4人で昼食をともにされている。陛下はこうした機会に考えを伝えられたとみられる。

 秋篠宮さまは23年11月、誕生日を前にした記者会見で「(天皇の)定年制というのは、やはり必要になってくると思います」と述べられている。こうした秋篠宮さまのお考えも、陛下には伝わっているとみられ、政府関係者は「秋篠宮さまのお考えが、生前退位のご意向に影響を与えた可能性も否定できない」と指摘する。ただ、皇室典範の改正は皇室制度の根幹に関わることから、議論が進むには、ある程度時間がかかるとの見方は根強い。

http://www.sankei.com/life/news/160713/lif1607130029-n1.html

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 もっと早く論議すべきことだった。遅きに失した感すらある。

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▼石原慎太郎の意見
 石原慎太郎元東京都知事は13日夜のBSフジ番組「プライムニュース」で、天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」のご意向を示されていることについて「ショックだ。災害地への慰問、太平洋戦争の犠牲者への慰霊で、相当、お疲れになったのはわかる。私は陛下より一つ年上だが、それでも頑張っている。本当に陛下には、もうちょっと頑張っていただきたい」と述べた。

 その上で「摂政という形など、歴史の事例がたくさんある。陛下に日本の象徴として、天皇でいていただきたい」と求めた。

 陛下が生前に退位された場合には「憲法問題になってくる。予測はつかないが、日本の社会に大きな混乱が起こる」とも指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160713-00000564-san-pol

 ふ~む、石原さんは反対なのか。
7/14(木)
●近況報告──右肩脱臼

 7月4日、<ブルカラ>バイトの現場で転倒し右肩を脱臼した。と書くと加齢で足腰が弱ったかのようだが私は年齢的にはきわめて元気。実際はもっとひどい怪我をしてもしかたない状況だったのに、身軽で柔軟なのでよくぞこの程度ですんだ、が周囲の一致した意見。いまは不幸中の幸と解釈している。私は前方回転をして受身を取ったのだが、それでも避けきれず、あまりの勢いにもう一回転が必要だった。ふつうのひとならここで手を突いて身を守り、手首や指を痛めたのだろうが、どうしてもいまギターを弾かねばならない状況にいる私は手を引っこめ、手を庇って肩からの廻転を撰んだ。そこに凹凸があり二回転目ができず、右肩からアスファルトに激突した。気が遠くなるほど痛かった。それでも現場から片腕運転の自転車で8キロほど走って自力でもどった。その夜は痛くて眠れなかった。翌日病院に行ってレントゲン検査をした。

 怪我病気と無縁で生きてきたので、じつに27歳の時の右足首捻挫以来となる。骨折が怖かった。さいわい脱臼なので二週間ほどの安静でなんとかなるらしい。レントゲン写真によると、肩の骨からどこかが剥がれてしまったようで、それの自然治癒はないらしい。私は生まれて初めてふつうのひととは違う躰になってしまった。片端である。その手術をするかどうかは痛みの様子を見て……となった。

 あれから十日、やっと右腕があがるようになってきた。いままで顔を洗うことすらできなかった。なにより寝返りがうてず、夜中に痛みで目が覚めてしまうのが辛かった。全治まではほど遠いが、かすかに光が見えてきた。最初の一週間はつらかったがここ数日でめきめき恢復しつつある。

 毎度言うことだが今までそういう経験がないので、この程度のことでもこの世の終りかと思うほどのショックを受けてしまう。今年は眼医者に一回、整形外科に一回と半年で二回も医者に行ってしまった。歯医者以外の医者には行ったことがなく、その歯医者ももう8年以上行ってないから、上半期で二回も医者に行ったという人生初の出来事にもう死にかけているかのような絶望を感じる。知人のKさんのように、毎日のようにあっちが痛いこっちが痛いと様々な科の医者に行き、医者の対応を批判し、時には長々と論争したり、と医者通いも日常になればこんなに鬱屈することもないのだろう。あるいは私淑している高島俊男先生のように「診察券の数なら負けまへんで」と病身とのつきあいを割り切り、笑いとばすぐらい悟れば感覚も変るのだろうが……。

 右手がだらんとしたまま自力では挙がらず、左手で右手の手の平をつかんでもちあげてキイボード前にもってくる、というような状態だった。キイボード前までもってきてやれば右手の指は動いた。そうして最低限の日々の記録だけは綴ってきた。そのたびに手首を庇ったのは正解だったと思ったものだ。手首骨折ではそれさえできず生きる気力も涌かなかった。そんな状態なのでこの十日、まともな文章は書いていない。いま痛みはあるが、右腕の自力で(へんな言いかただが)キイボード前まで動かせるようになった。この《サイト下書き日記》も7月前半は休んでしまった。去年の9月から始めてこんなに停滞したのは初である。

 その間に参議院選挙があり、今度は都知事選である。魅力のない候補達だ。鳥越が勝つのか。東京に住みたくない。

 真夏は<ブルカラ>バイトを休み、ひさしぶりに図書館に通って勉強するつもりだった。しかしこのケガの治療費と静養でいちばん休みたい真夏に<ブルカラ>バイトをせねばならない最悪の状況となってきた。いまはそのバイトができるほど躰が恢復するかどうか、それが問題だ。しかしまた逆に考えれば、そこまで恢復したなら、それがどんなに辛くても、それこそ「生きるよろこび」「働くよろこび」となるのだろう。まずはふつうに手足の動くまともな人間の躰にもどりたい。
7/15  

 日本の都道府県の数を知らない奴が都知事になるのか。
7/18(月)  
●陛下は「生前退位」を希望されていない!

 天皇陛下が皇太子さまに皇位を譲る生前退位に向けた法改正を政府が検討していることを巡り、天皇陛下自身は早期退位の希望を持たれていないことが15日、政府関係者への取材で分かった。

 陛下は例年、年明けと夏に定期健康診断を受けているが、現在は目立った不安は見つかっていない。最近も宮内庁側と公務の負担軽減が話題になった際、陛下は「まだまだこのままのペースで臨む」と明言。側近らにも、退位という文言や時期を明示したことはないという。

2016/7/16 02:00

http://this.kiji.is/126730169875546121

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 ほほう、なるほど。となると前記NHK報道の《天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かりました》は、明らかな誤報、というか、NHK関係者による、なんらかの意図を持った捏造報道となる。

 天皇陛下が「生前退位」されるとなると、皇室典範の法改正はもとより年号の切り替えもあり、憲法改正、安保法案等も棚上、延期せざるを得なくなる。よってこの「生前退位」は安倍政権の暴走?を阻止する陛下自らの捨て身の抗議である、という解釈があった。

 しかし陛下が早期退位を否定されたなら、そういう事実無根のニュースを流したNHKの思惑が問題になる。NHKの思惑というよりも、NHKにそれをさせた勢力であるが。

 私は、陛下の御健康のために陛下がお望みなら「生前退位」もいいと思っているが、陛下がお望みでないのにどこかの勢力がそれを政治利用するために無理矢理そうもってゆこうとしているとなると話は別である。

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▼ことば考──「生前退位」について──竹田恒泰氏の意見

 竹田氏は「生前退位なんてことばは初めて聞いた、陛下に失礼だ」と憤る。そうなのか、NHKが報じたのでついついそのまま使ってしまったが失礼なんだな、たしかに。用語として「譲位」で論じろというのでこれからはそうしよう。

 また「天皇の政治関与になるので譲位を制度にしてはいけない」と主張する。これは私も考えていた。
 陛下は現憲法支持と伝えられている。お立場から明確な意思表示はされないが、そうであろうことはそこはかとなく伝わってくる。戦後教育の影響を受けた今上天皇の感覚にはそれがつよい、とはよく言われることだ。そのことも今回のこの騒動に関係はあるのだろう。NHKサヨクが先走って仕掛けたように。

 天皇が、憲法改正が決定したときに「退位」を表明すると、それは憲法改正を阻止する意思表明として政治関与になる。假りにそうでなかったとしても政治局面の流れから結果的にそうなるから、そういう制度を作ってはならないと竹田氏は語る。ごもっとも。



 国民のために祈るのがお仕事の陛下だが、肉体的にお辛いだろう。新嘗祭の様子を伝えるドキュメントを見たことがある。深夜に、6キロもある装束を身に着けてのお祈りは八十歳を過ぎた陛下には苦行のように思えた。

 といって陛下の意思による譲位が政治関与でまずいからといって、一律定年制なんてのもへんだし、どうしたらいいものか。跡継ぎ夫婦がもうすこしまともだとまた世間の意見もちがってくるだろうに……。
7/21(木) ●鳥越話

「女子大生淫行疑惑」の「トリ」越は、 「ガン」から復活したが、女子大生に「インコ」をしていて、それじゃ信じた支持者に「サギ」じゃないかという小咄はよくできている(笑)。
 こいつを都知事にしてはならない。

 マスゾエというハゲタカがやっと去ったと思ったら、こんどはこいつだ。ひどいことになっている。
7/28(木)
●男性の喫煙率3割り割れ!──実感がない……。

男性の喫煙率初めて3割割れ、喫煙者率も過去最低19・3% JT調査
産経新聞 7月28日(木)16時3分配信

 日本たばこ産業(JT)が28日発表した平成28年の「全国たばこ喫煙者率調査」で、20歳以上の成人男性の喫煙者率が対前年比1・3ポイント%減の29・7%で、昭和40年の調査開始から初めて30%を割り込んだ。成人女性は同0・1ポイント増の9・7%。男女計は0・6ポイント減の19・3%で過去最低となった。

 JTによると、高齢化の進展や健康意識の高まりや喫煙できる場所が減るといった規制の強化に加え、4月に一部銘柄で値上げしたことも響いたとしている。

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 そりゃJTの調査なんだから事実だろうけど、<ブルカラ>現場じゃ喫煙率100%だし、女でもクルマを運転しているのは半分以上吸いながら運転している。コンビニの外の灰皿にはいつもヤニ中の男女が群がっているし、いまの私には信じがたい数字だ。とはいえかつてのホワイトカラーの現場では0だったし、私の生活圏が極端なのだけど。喫煙者の居ない現場で生活したい。

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